メール de ナミねぇ 【第27号】 by Prop Station

2007年12月17日

◇◆◇           (平成19年12月17日発行)◆◇◇
◇◆◇  メール de ナミねぇ 【第27号】      ◇◆◇
◆◆◆                          ◆◇◆
◇◆◇           プロップ・ステーション理事長 ◇◆◇
◇◆◇               竹中ナミ(ナミねぇ) ◆◇◆
◇◆◇                          ◇◆◇
◆◇◇            by Nami’s Room◇◇◆
     http://www.prop.or.jp/namis_room/index.html

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『メール de ナミねぇ!』はMSゴシックなどの等幅フォントでご覧下
さいね!

■□◇◆ 第27号 目次 ◆◇□■ 

【1】ナミねぇの「つづれおり」第27回
   「字幕放送はビジネスチャンスになる!!」
【2】活動報告
【3】ロサンゼルスにて大規模な「障害を持つ人々への技術開発会議」
   が開催されます!
【4】今後の講演など予定
【5】最新メディア情報
【6】編集後記

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■□◇◆ナミねぇの「つづれおり」第27回◆◇□■

「字幕放送はビジネスチャンスになる!!」

皆さんは月刊「ニューメディア」1月号の記事をご覧いただけましたで
しょうか? 
http://www.prop.or.jp/news/clip/2007/20080100_02.html
「ほとんど」から「すべて」へ発想の大転換(NEW MEDIA 1月号より)

2002年に開催された「チャレンジド・ジャパン・フォーラム in いわて」
開催にご尽力いただくなど、岩手県知事の時代からプロップのミッショ
ンを長年にわたって応援して下さっている現総務大臣の増田寛也さんと
ナミねぇの対談が特集されています。

そのなかで、情報通信のいわば“元締め”でもある増田大臣が、地デジ
時代の字幕放送の重要性について言及しておられます。ナミねぇはこれ
まで総務省情報通信審議会委員としての立場からも発言を続け、メルマ
ガやプロップのホームページでも再三お話してきましたが、字幕放送は
聴覚障害のチャレンジドのためだけのものではなく、誰にとっても役に
立ついわばユニバーサル社会実現のための重要なツールだととらえてい
ます。

1997年にプロップの機関紙「フランカー」に、やはり私たちの活動の良
き理解者の一人であるマイクロソフト会長のビル・ゲイツさんが寄稿し
て下さってるんですが、その中で次のように語っておられます。

「〜字幕つきのテレビ番組は、聴覚障害者の方々のために番組中の会話
を文字にして表示しようと考案されたものです。それが現在では、寝て
いる人が近くにいても迷惑をかけずにテレビを観たり、エクササイズマ
シンで運動しながらマシンの音に邪魔されずニュースを観たりと、多く
の人が字幕つきのテレビ番組を利用しています。〜」
<1997年10月発行「フランカー」18号より>
「ハンディキャップをもっている人の力となれば万人の力となれる」
米国マイクロソフト会長ビル・ゲイツさんの寄稿
http://www.prop.or.jp/flanker/18/18-03.html

はるか10年前のアメリカの現実に日本が今やっと追いつこうとしてい
ることを「遅れている」ととらえるのではなく、今の地デジの時代だか
らこそ出来る日本ならではの字幕放送をみんなで作っていきましょうよ!
そしてそれが放送する通信事業者にとっても、提供する企業にとっても
必ずや大きな「ビジネスチャンス」になるとナミねぇは確信しています。

弱者対策としてのとらえ方から、すべての人の利便性へと発想転換する
ことで、増田大臣も対談の中でおっしゃっている様に「コスト負担も投
資となり、永続したサービスになる」のです。

ナミねぇがこれまで字幕放送についてお話してきた記事のいくつかを以
下にまとめてみましたので、皆さんもご覧いただいて字幕放送普及へ向
けたプロップのミッションを是非応援してくださいね!!

<by ナミねぇ>

「ほとんど」から「すべて」へ発想の大転換
 NEW MEDIA 1月号
 http://www.prop.or.jp/news/clip/2007/20080100_02.html

“For”the Challengedではなく,“By”the Challengedへ発想の転換
 NEW MEDIA 10月号
 http://www.prop.or.jp/news/clip/2007/20071000_01.html

ナミねぇが委員を務める総務省情報通信審議会が、地上デジタル放送に
関する答申をまとめ、7月2日総務大臣へ提出しました。
 http://www.prop.or.jp/news/topics/2007/20070806_01.html

■□◇◆12月前半の活動報告◆◇□■

○12月2日(日)
 兵庫県・大阪府全地域とその周辺をカバーするFMラジオ局
“KissFM”にて、ナミねぇインタビュー放送

○12月3日(月)
・フェリシモ:矢崎社長とKSC(神戸スウィーツ・コンソーシアム)
 打合せ / 場所:フェリシモ本社

○12月4日(火)
・読売新聞社会保障部と打合せ / 場所:読売新聞東京本社
・新潟市都市政策研究所より視察のため来訪 /
 場所:プロップ神戸オフィス
・ユニバーサル社会基本法案、打合せ / 場所:厚労省

○12月6日(木)
・青野原病院 親の会役員会&マキ面会日 / 場所:青野原病院

○12月6日〜17日 神戸ルミナリエ開催!!
 http://www.kobe-luminarie.jp/

○12月7日(金)
・「ユニバーサル法案」打合せ(浜四津敏子参議院議員ほか) /

○12月8日(土)
・毎日新聞主催・甲南大学移動支局「特別講座」にて講演 /
 場所:甲南大学(神戸市東灘区)

○12月9日(日)
・「障害者の日 啓発事業」にて講演 /
 場所:長崎県佐世保市民会館(主催:佐世保市役所)

○12月11日(火)
・プロップ神戸オフィス スタッフ忘年会 /
 場所:コリアンキッチン(六甲アイランド)

○12月12日(水)
・国土交通省自律移動支援PJ、サブワーキング打合せ /
 場所:プロップ東京オフィス
・「ユニバーサル社会を創造する事務次官PJ」DID視察 /
 場所:ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)旧赤坂小学校

○12月13日(木)
・マキ病院クリスマス会 /
 場所:青野原病院西三病棟

その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
 http://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi

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■□◇◆ロサンゼルスにて大規模な
   「障害を持つ人々への技術開発会議」が開催されます!◆◇□■

ナミねぇです! わたしの大切な親友でプロップのカウンターパートで
ある米国防省CAP理事長のダイナー・コーエンさんからお便りが届き
ました。来る3月10日から15日までロサンゼルスにて大規模な「障
害を持つ人々への技術開発会議」が開催され、ダイナーさんが講演をさ
れることになりました。

CAP(Department of Defense Computer / Electronic Accommodations
Program:電子調整プログラム)はプロップのホームページでもご紹介
している通り、最高の科学技術を駆使して、最重度のチャレンジドまで
もを政府機関や企業に送り出し、チャレンジド雇用促進に多大な貢献を
しています。

今回の国際会議はダイナーさんの複数の講演をはじめ、2006年のマッカ
ーサフェローズ受賞者Jim Fruchterman氏(視覚障害者
と学習障害者をバックアップする非営利組織、ArkenstoneとBenetechの
創設者)による基調講演など、最先端のテクノロジーを障害を持つ人々
への技術開発に結びつけることを目指したものです。専門的な内容や特
定のトピックについてのワークショップを行うプレ会議に引き続き、
275以上のセッション(ワークショップ、選択制)と、135以上の展
示物が展示される本会議が予定されています。

主催はカリフォルニア州立大学(カリフォルニアステート大学)。スポ
ンサーにはアビリティーマガジン、AOL、Blinktwice、
evas、ヒューレットパッカード、マイクロソフト、SAP、サンマ
イクロシステムズなど、そうそうたる企業が名を連ねています。

参加対象者は、障害を持つ人々とその家族、特別教育担当の教師、大学
教員及び研究者、作業療法士、理学療法士、代替コミュニケーションに
携わる臨床医、テクノロジー等の製造・流通・開発に携わる人、地域の
政府機関の職員、政府の政策決定者、公立・民間のリハビリテーション
サービス提供者、リハビリ工学者、補完テクノロジーの施術者・提供者、
医療言語聴覚士、ヒューマンリソーススペシャリスト、そして一般の人
々とまさに産官政学民の力が結集したアメリカならではの会議ですね。

下記サイトで実施要綱が公開されていますので、皆さんもご覧になって
くださいね。募集要項の訳文も掲載しましたから、ご興味をもたれた方
は是非ご参加ください。
ナミねぇも注目しています!

<by ナミねぇ>

「障害を持つ人々への技術開発会議」募集要項訳文
http://www.prop.or.jp/news/challenged/2007/20071211_02.html

「障害を持つ人々への技術開発会議」ホームページ
http://www.csun.edu/cod/conf/

CAPのご紹介
http://www.prop.or.jp/global/cap.html

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■□◇◆12月後半の講演など予定◆◇□■

○12月17日(月)13時から
・チャレンジド・インターンシップ打合せ /
 場所:マイクロソフト本社(渋谷区代々木 小田急サザンタワー)
・字幕プロジェクト打合せ
・プロップ東京スタッフ忘年会 / 場所:赤坂近辺

○12月18日(火)10時30から
・国土交通省自律移動支援PJ、打合せ(東京大学石川教授) /
 場所:プロップ東京オフィス
16時から
・総務省情報通信審議会(地デジ検討委員会)に出席 /
 場所:総務省

○12月20日(木)14時00から
・ペンタゴンCAP:ダイナー・コーエン理事長講演会、打合せ /
 場所:米国大使館 政治部(東京都港区)

○12月22日(土)10時00から
・摂南大学経営情報学部にて講演 / 場所:摂南大学

○12月25日(火)
・プロップ大掃除 / 場所:プロップ神戸オフィス

○12月26日(水)
・プロップ、本日より冬期休業 / 始業:1月7日

○12月27日(木)
・年末より、1月末まで海外研修等の予定あり /
 会議、講演などに出席できませんので、よろしくお願いします。
 メール、携帯電話による連絡は可能です。

その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
 http://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi

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■□◇◆最新メディア情報◆◇□■

●2007年12月9日 真の暗闇はメディアである
 NEW MEDIA 2007年12月発行
 http://www.prop.or.jp/news/clip/2007/20080100_03.html

●2007年12月9日 「ほとんど」から「すべて」へ発想の大転換
 NEW MEDIA 2007年12月発行
 http://www.prop.or.jp/news/clip/2007/20080100_02.html

●2007年12月3日 神戸スウイーツ・コンソーシアム発足
 NEW MEDIA 2007年12月発行
 http://www.prop.or.jp/news/clip/2007/20080100_01.html

今月は「月刊ニューメディア」特集の感がありますね!
編集長の吉井勇さんは、ナミねぇの10年来の友人であるとともに、ミッ
ションを共有できる頼もしい仲間です。元養護学校教師という、出版業
界としては異色の経歴を持つ「おっちゃん」で、飄々とした人柄に惹か
れるファンも多いとか。
月刊ニューメディアは下記サイトから購読申し込みできますので、ぜひ
実物を手に取ってご覧くださいね!!

「月刊ニューメディア」ホームページ
http://www.newww-media.co.jp/

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■□◇◆編集後記◆◇□■

師走も半ばとなり慌ただしい毎日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょ
う。私は13日にマキの病棟で開催されたクリスマス会に、出張先の東京
から直行しました。

発光ダイオードの普及で、最近はイルミネーションで建物や庭先を飾る
家庭が増えたけど、今年の病棟クリスマス会も、看護師さんたちの熱意
で素晴らしい手作りのイルミネーションが飾られ、うっとりするような
美しさでした。
神戸市では17日までルミナリエ( http://www.kobe-luminarie.jp/ )
が開催され、全国からたくさんの方が訪れていますが、病棟の室内で開
催されたこのイベントを、参加したお母ちゃんの一人が「ヘヤ(部屋)
ナリエ」と名付けて大笑いでした(^0^)/~

マキもそうなんやけど、重症心身のチャレンジドの病棟なので、飾り付
けやイルミネーションがきちんと見えない人も多いんですが、お母ちゃ
んたちが楽しんでると、子どもたちも穏やかな表情で抱っこされてるの
よね。ぬいぐるみなどが好きな人は、ボランティアさんが演じる「腹話
術」の人形に話しかけられて、破顔一笑! 

外は寒いけど、温かい笑い声のあふれるクリスマス会でした!!

<by ナミねぇ>

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☆メール de ナミねぇ!【第27号】
                   平成19年12月17日発行
☆発行元:Nami's Room <ナミねぇの部屋>
     URL  http://www.prop.or.jp/namis_room/index.html
☆お問合せ先:  〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中6−9
                 神戸ファッションマート6E13
            社会福祉法人プロップ・ステーション広報部
                メールアドレス:kouho@prop.or.jp
☆発行:原則として毎月1日と15日
☆メール de ナミねぇ!は『まぐまぐ!』
 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
☆ご意見・ご感想をお待ちしております。
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