UDコンサルタント松森果林さん、お勧めの映画 『Start Line(スタートライン)』をご紹介!!

2016年6月28日

ナミねぇの尊敬する友人、
松森果林さんがご自身のブログで紹介された映画
 『Start Line(スタートライン)』

私も、ぜひ鑑賞しようと思っています。
応援団も募集中です。
皆さんも、ぜひ応援の輪に入って下さい!!!(^^)/~

『Start Line(スタートライン)』について書かれた
果林ちゃんのブログを転載させていただきます。
元サイトは、こちらです。
 http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20160628

果林ちゃん、素敵な映画のご紹介
ありがとうございます!!!!(^^)/~

<by ナミねぇ>

映画『Start Line(スタートライン)』公式サイト
 http://studioaya.com/startline/

 

映画『Start Line(スタートライン)』のご紹介

 

松森果林UD劇場〜聞こえない世界に移住して

2016-06-28 「コミュニケーションが苦手」な全ての人に送る映画『Start Line』

監督であり出演者でもある彩子さんのダメっぷりがステキ。

理路整然とした聡明な美人なのに、

怒る自分も、泣く自分も、逆ギレする自分も、カッコわるい自分も、

でっかいスクリーンにここまでさらけ出しちゃった映画ってあるだろうか。

主演今村彩子カントク、まだうら若き30代女子。

「Start Line」を観て、私は前よりもっと彼女が好きになった。

映画では、聞こえない彼女が自転車で沖縄から北海道まで日本縦断する中で、

出会いを重ねコミュニケーションを繰り返す。

自ら「聞こえないこと」を伝えると、その反応は様々。

口頭で繰り返し説明する人や筆談が苦手な人がいれば、

スマホに文字を出して見せる人もいる。

話すうちに少しずつ身振りや表情が豊かになる人、

外国人と勘違いし英語で話しかける人など、

コミュニケーションのカタチやプロセスは千差万別。

そんな様子を、伴走者でありボウズのイケメン、テツさんが撮影していく。

このテツさんもまたステキ。

自転車屋さんであり空手の達人、手話もできてお酒もイケる。

しかし恋人ではなく聴覚障害の専門家でもなさそう。

でも、だからこそ「聞こえない」ことを正当化しない。

印象的なシーンがある。

道中、パンクした自転車を修理している人がいても

「聞こえない私は力になれないから」と素通りした彩子さんに、

「できないって自分で決めつけている」とぴしゃり。

たとえ力になれなくても、聞こえなくても、一人より一緒の方が安心できるんだ、と。

それでも「私なんかいない方がいいと思ってしまう」と自分を卑下する彼女に、

もう一度言う。

「そんなことを君が決めてはいけない。相手に聞いてから決めて!」。テツさんファンになった瞬間だ。

その後ケンカとなり、目をそらす彩子さんに対し

怒ったテツさんが倒した自転車のカメラが二人の様子をとらえる。

「怒っていても話さないと解決しない。

あなたが目をそらしたらそこですべてが切れてしまう。

あなたが自分で世界を切っている」。

そう、音声言語での会話は目をそらしても、相手の話しは聞こえてくる。

しかし視覚言語である手話は目をそらした時点で遮断される。

「コミュニケーションができないのは聞こえないせいじゃない」という

テツさんの冷静な論旨が、コミュニケーションの本質を浮かび上がらせる。

二人の様子はまるで自転車の前輪と後輪のよう。

前輪は方向を決め、速度を調整し、止まる決断をする。

一方で後輪は前に進む原動力や推進力になる。

旅のきっかけは母親の死。

聞こえない彩子さんが、社会で人とつながっていくためのあらゆることを教えてくれた存在は、

彩子さんにとって自転車の前輪であったのかもしれない。

彼女はペダルをこぎ出す。

前輪と後輪は入れ替わり、響き合い、旅を通しての出会いは300人を超えたとか。

しかし私は、テツさんとの出会いが何よりも奇跡的だったと感じる。(そんなテツさん、どんどんヤセていきますw)

彩子さんは監督でもある。だから旅が終わっても編集作業がある。

自分で(どちらかというと)ダメな自分の姿を直視し、

つなぎ合わせる作業。想像したがこれはキツイ。

それでも「できない自分」を全部出す。

「旅であったことを隠して映画を作るのは、協力してくれた方々に失礼だから」と。

そこには脚色も偽りもない。彩子さんの誠実さが伝わる。

だから見ていて清々しい風が吹く。

「そうだ、コミュニケーションってこうだよね」と。ためらう背中を押してくれる。

『Start Line(スタートライン)』は、2016年9月から東京・名古屋・大阪の映画館で公開予定。

最新情報は、Facebookページか公式サイトで。

 http://studioaya.com/startline/

マスコミ関係者は試写会情報をチェックの上、nishi@regard-films.com(配給担当者)まで。

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以上、果林ちゃんのブログから転載させていただきました。m(_ _)m

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