視覚のチャレンジド(視覚に障害のある人)のための情報サイト「オトイロ」が、凄い!

2014年3月19日

視覚に障害のあるチャレンジドのための情報サイト「オトイロ」には、様々なお役立ち情報が掲載されています。
 http://otoiro.net/

注:「オトイロ」の元サイトは「白黒反転文字」となっています

友人、知人に視覚障害の方がおられまだご存知ないようなら、ぜひご紹介下さい。

今日は「オトイロ」の情報の中から、目の前にあるものが何か教えてくれるスマホアプリ、を転載させていただきます。

 

無料で高性能!目の前の物を教えてくれるスマホアプリ TapTapSeeがすごい

以下はオトイロサイトからの転載です
オリジナルの記事は こちら でご覧いただけます。

 視覚障害者の生活に役立つ情報を配信しています

投稿者:Cocktailz 伊敷 政英

「キッチンにある缶詰は、さば缶だっけ? しゃけだっけ?」「今日はどのワインを飲もうかな。うーん、どれも同じようなボトルで区別がつかないや。」

こんなとき、iPhoneやiPadが缶詰の種類やワインの名前を教えてくれたら…。 今回はそんな夢のあるアプリをご紹介します。

アプリの名前は「TapTapSee(タップタップシー)」

このアプリを通して撮影した写真に写っているものを、合成音声で教えてくれるという、なかなかのスグレモノです。

TapTapSee – 視覚障害者向け画像認識カメラ

使い方はいたって簡単です。

■TapTapSeeの使い方
1.VoiceOverを起動する
2.TapTapSeeを立ち上げる
3.識別したいものにカメラを向けて画面をダブルタップ

TapTapSeeは、はじめから視覚障害者が使うことを想定して作られているため、アプリを使うためには、あらかじめ、iPhoneやiPadの音声読み上げ機能であるVoiceOverを起動しておく必要があります。

そして、TapTapSeeを立ち上げ、識別したいものにカメラを向けて画面をダブルタップします。すると写真が撮影されて、そこに写っているものが何かを音声で教えてくれるのです。

試しにいくつか写真を撮ってみました。まずはテーブルの上にあったコーヒーカップをパチリ。

すると「写真1を撮影しました」とアナウンスがあった後、「写真1は白いコーヒーカップとソーサーです。」と教えてくれました。

このアプリがもっとも活躍するのは、缶詰や瓶詰、冷蔵庫の中の飲み物などを識別するときだと思います。そこで、自宅にあったいろいろなものでトライしてみました。

スパムの缶詰を取ると…

「チューリップ デンマーク ポークランチョンミート」とちゃんと読み上げてくれました。これにはちょっと感動しましたね。

他にも色々と撮影してみたところ…

「マジックマウス」

製品名すらも簡単にわかってしまいます。
(※マジックマウス はApple社の製品)

「黄色いホッチキス」

文房具もバッチリ認識します。

「ブルーエクササイズボール」

大きさを比較するものがないのに、この認識率の高さは驚きです。

また、TapTapSeeは、紙幣の識別も可能とのことで、何度か試してみましたが、紙幣の向きや表裏、写真の撮り方などによって識別の精度がかなり違っていました。

「5000円札紙幣です」と教えてくれることもあれば、「紙幣です」とだけのことも。今後のバージョンアップに期待したいです。

皆さんもいろいろなものを撮影して試してみてください。

      ◇                   ◇                   ◇

以上、「オトイロ」からの転載でした。(^_^)/~

<by ナミねぇ>

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