メール de ナミねぇ 【第391号】 by Prop Station
2024年12月2日
◇◆◇ (令和6年12月2日発行)◆◇◇
◇◆◇ メール de ナミねぇ 【第391号】 ◇◆◇
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◇◆◇ プロップ・ステーション理事長 ◇◆◇
◇◆◇ 竹中ナミ(ナミねぇ) ◆◇◆
◇◆◇ ◇◆◇
◆◇◇ by Prop Station◇◇◆
https://www.prop.or.jp/
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皆様意外とご存じないかもしれませんが、プロップ・ステーションは
お仕事のコーディネートもエキスパートです。
プロップで学んだ多くのチャレンジドが、皆さんからのお仕事を
心からお待ち致しております。
もし皆様の中で「お仕事を頼んでみよう」とか「こんな仕事できるかな?」
ということがございましたら、是非お気軽にご連絡下さい。
どうぞよろしくお願い致します。
データ入力や文書のデジタル化(PDF化やワード・エクセル化)
各種映像への字幕の付与もおこなっています。
こうした業務があれば是非お声がけ下さい。
<プロップ・ステーション事務局長 竹中宏晃>
prop2017@prop.or.jp
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■□◇◆ 第391号 目次 ◆◇□■
【1】和歌山県公式チャンネルより和歌山県の広報動画
「きのくに21『知事と語る』」がYouTubeに
UPされましたので、シェアさせていただきます!!
【2】【ご報告】
持病の憩室炎が再発し、緊急入院しました。
【3】活動報告
【4】今後の講演など予定
【5】最新メディア情報
ナミねぇのインタビュー記事が掲載されました!
中日新聞 2024年10月11日(ネット配信より)
特集・連載・コラム あの人に迫る
障害は関係ない、可能性を持った人いっぱいおるで
社会福祉法人理事長・竹中ナミさん(ナミねぇ)
☆ナミねぇからの速報はフェイスブックとブログで!
フェイスブック https://www.facebook.com/nami.takenaka
ブログ https://ameblo.jp/takenakanami/
詳報はメルマガで!
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■□◇◆和歌山県公式チャンネルより和歌山県の広報動画
「きのくに21『知事と語る』」がYouTubeに
UPされましたので、シェアさせていただきます!!◆◇□■
■2024年11月17日放送 きのくに21『知事と語る』 ゲスト:竹中ナミさ
ん(社会福祉法人プロップ・ステーション理事長)、宮崎美侑さん
(高校生ドローンパイロット)
ITを駆使してユニバーサル社会の実現に取り組んでいる社会福祉法人
プロップ・ステーションの 理事長 竹中ナミさんと、高校生のドロー
ンパイロットとして活躍している宮崎美侑さんをゲストに語り合いま
す。
2024/11/19公開 和歌山県公式チャンネルより
【YouTube】
https://www.youtube.com/watch?v=dFPaqF9XE4Q
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8月26日月曜日、プロップ神戸オフィスのある、六甲アイランドの神
戸ファッションマートビルにおいて、和歌山県の広報誌・TV番組など
で発表される「きのくに21『知事と語る』」の収録が行われました。
【写真】
https://www.prop.or.jp/news/topics/2024/img/20240821_08.jpg
ナミねぇの30年来の親友である「岸本周平知事(周平ちゃん)とナミ
ねぇ対談」そして、宮崎美侑さん(みゆうちゃん)が加わって、「ドロ
ーンによるチャレンジドの職域開拓について」の座談会という、二本立
て(笑)でした(^_^)!!
この模様はナミねぇのメルマガ第388号でご紹介したので、詳しくは
バックナンバーをご覧ください!!
■メール de ナミねぇ 【第388号】 by Prop Station
https://www.prop.or.jp/namis_room/mailmagazine/20240902.html
<by ナミねぇ>
◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
https://www.prop.or.jp/news/topics/2024/20240828_01.html
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■□◇◆【ご報告】
持病の憩室炎が再発し、緊急入院しました。◆◇□■
<11月1日>
11月1日、持病の憩室炎が再発し、緊急入院しました。
多くの方々に、ご心配とご迷惑をおかけすることと思いますが、何卒ご
寛恕願います。
【写真】
https://www.prop.or.jp/news/topics/2024/img/20241115_01.jpg
<11月14日>
入院2週間目となりました。
昨夜11月13日、主治医から、様々な検査(血液検査、CT、MRI、エ
コー 等々)の結果を聞かせていただきました。
実は一昨日、主治医から「憩室炎だけなら、一旦、治りかけた痛みがぶ
り返すようなことはないので、もしかしたら腫瘍が出来ているのではな
いかと、疑っています」とお聞きして、「腫瘍って、もしかして癌のこ
とですか!?」と、かなりショックを受けてたので、昨夜はドキドキし
ながら、パソコンの画像を見ることができる個室に移動し、説明を、お
聞きしました。
結論は「骨盤内膿瘍(こつばんないのうよう)」が出来ており、それが
痛みを生じている、ということです。
主治医の説明をまとめると・・・
・膿瘍のために痛みが生じている。
・S字結腸、膀胱、子宮など臓器が複雑に重なっている部分に患部がある
ため、判断が難しかった。
・(疑っていた)子宮内腫瘍ではないと思われる。
・検査した医師により、重症化する、しないの判断が分かれている。
・MRI画像で、腸壁から飛び出している膿が確認できる(私の目にも、
はっきり確認できました)
・私が初めて2022年5月に憩室炎と診断され、10日間入院し、翌2023年
3月に再発して再び入院した神鋼記念病院にカルテを送って、転院の相談
をする。
ということでした。
腫瘍(癌)ではないということで、ホッとしましたが、医師の判断が分
かれていたり、転院の必要があることなどで、回復に向かうパワーがダ
ウンしたような気持ちですが、気を取り直して抗生剤治療を続けること
にしました。
最初から、神鋼記念病院に受診すれば良かったんやけど、今回は痛みが
激しく、自宅から徒歩圏内にあって、常備薬である降圧剤(血圧の薬)
をいただいてるこの病院(一応、総合病院です)に駆け込み、即入院と
いうことになったんやけど、主治医から何度か「うちのような、ちっこ
い病院では・・・」という言葉を聞くにつれ、「そんな、自虐的なこと
を聞かされてもなぁ」と、不安が募っていたことは事実です。
いずれにしても、神鋼記念病院に空き部屋があるかどうかも分からない
ので、転院先の結論はまだ出てません。
神鋼記念病院がダメなら、甲南医療センターにも聞いてみます、とのこ
と。
甲南医療センターも、両膝関節の手術、手首や肋骨の骨折治療などで入
院経験のある病院(神戸の高台にあり、窓からの夜景が凄く綺麗!)で、
こうしてみると、ここ数年、あちこちの病院に入退院を繰り返してるな
ぁと、改めて自分の衰えを感じ、これではアカン!! 今度退院したら
体力をつけるため頑張ろう!!!と、心から反省と決意を固めた、ナミ
ねぇです。
【写真】
https://www.prop.or.jp/news/topics/2024/img/20241115_02.jpg
本日11月14日お昼時に、突然「神鋼記念病院に転院が決まりました」
と、看護師さんから伝えられ、それもなんと「2時間後に入院受付に来
て下さいとのことです」と言われて、大急ぎで点滴を抜いていただき、
ベッド周りを片付け、出張診療に行かれてる主治医への挨拶もしないま
ま、荷物を積み込んだ車で転院しました。
神鋼記念病院に到着すると、病室に入る前に問診と採血(いっぱい!!)
と、造影剤を入れながらの、すっごく長時間のCT検査があり、病室に落
ち着いたのは夕刻でした。
主治医は、2年前の憩室炎の時も担当下さってた沼田医師で、「開腹手
術で膿を掻き出すこともできるけれど、それは最終手段ですから、まず
は3週間の絶食で腸を空っぽにしながら、高度栄養剤と抗生剤の点滴を
行いましょう!再発をこれ以上繰り返さないためにも、根治しましょう
ね!!」と、言われました。
げげ、3週間の絶食!!
ということは、退院は少なくとも3週間以上 先ってことですか!?
呆然とするナミねぇ・・・
病室に入って、またまた驚愕!!
落ち着いた書斎のような雰囲気の、高級感のある四畳半くらいの、お部
屋です。
専用のトイレと洗面設備も付いています。
慌てて「あの、この病室は一泊いくらなんですか!?」とお聞きすると
1万円です」との、お返事。
お腹の痛みも吹っ飛んでしまうほど驚き、「すみません、何かの間違い
では・・・」と涙目になりそうな声でお聞きすると、看護師さんはニッ
コリ笑って「4人部屋を希望されてると、お聞きしてましたが、満室な
のでこちらに入っていただきました。費用は4人部屋と同じにしますか
ら、大丈夫ですよ」とのお言葉。
思わずホッとし、にんまりするナミねぇ。
ということで、高度栄養剤と抗生剤の点滴(点滴の落ちる速度や量を調
整する機器が付いてる!)に改めて繋がれ、リッチルーム(笑)の窓か
ら見える夜景を眺めながら、絶食治療を開始した、ナミねぇでありまし
た。
それにしても、3週間の絶食か・・・
とほほ・・・
<11月30日>
【写真】
https://www.prop.or.jp/news/topics/2024/img/20241130_01.jpg
11月30日(土)、ついに入院生活が1ヶ月となりました。
こんなに長い入院生活は初めてなので、自分でもビックリです。
ほんで、今日の「おじや」には、とき卵と小さく刻んだワカメと、小さ
なイチョウ斬りのにんじんが、入ってました。合計で300gやそうです。
今日のトピック(笑)としては、4人部屋に私一人という状況になったこ
とです!!
そもそも、私以外の3つのベッドは、検査のために前夜から入院という方
が殆どで、1〜2日で顔ぶれが変わるんやけど、今日はとうとう、4人部屋
に私一人という、贅沢かつ寂しい状況になりました。
写真右奥のカーテンが閉まってるところが、ナミねぇのベッドで、他の
3つのベッドは、この写真を撮った後、数人の看護師さんたちが来られて
、あっという間に、綺麗にベットメイキングされました。
土日なので、この後、入院受付はないはずやから、月曜日までこのまま
と、思います。
明日から、いよいよ師走・・・
焦りそうな気持ちを、おじやで抑えて(笑)4人部屋の「一人 牢名主」
してる、ナミねぇです。
<by ナミねぇ>
◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
https://www.prop.or.jp/news/topics/2024/20241115_01.html
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■□◇◆活動報告◆◇□■
○11月4日(月)
・神戸新聞 井上記者 県知事選取材 /
場所:入院先のベッドサイドにて
〇以下、11月は入院のためすべての予定をキャンセル
その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
https://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi
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■□◇◆今後の講演など予定◆◇□■
○12月21日(土)
・チャレンジド・ドローン講習会 /
場所:しあわせの村 野外活動センター
○12月23日(月)
・分身ロボットOriHime、太友会に登場!! /
場所:ホテルオークラ東京
○12月28日(土)
・プロップ・ステーション冬季休業 / 場所:12/28〜1/5
その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
https://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi
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■□◇◆最新メディア情報◆◇□■
■ナミねぇのインタビュー記事が掲載されました!
特集・連載・コラム あの人に迫る
障害は関係ない、可能性を持った人いっぱいおるで
社会福祉法人理事長・竹中ナミさん(ナミねぇ)
中日新聞 2024年10月11日(ネット配信より)
【写真】
https://www.prop.or.jp/news/clip/2024/img/20241011_01.jpg
ウィンドウズが普及する前から、パソコンとコンピューターネットワー
クに着目して障害者の就労を切り開いてきた。福祉の世界で「ナミねぇ」
の名で知られる竹中ナミさん(76)は障害者を「チャレンジド」と呼び、
「チャレンジドを納税者にできる日本」を掲げて障害福祉の姿を変えて
きた。障害の有無を超えて支え合う共生社会づくりに向けた、パワーの
源泉に迫った。
−障害者をチャレンジドと呼ぶのはなぜ。
チャレンジドは「挑戦すべき使命やチャンスを神から与えられた人々」
という意味。障害のある人はかわいそうとか、一段劣るという目線が日
本の文化みたいになっている。障害のある人たちの中にさまざまに眠っ
ている、ポジティブな部分を表現したかった。
1973年に授かった長女の麻紀は重症心身・知的障害がある。育てる中で
さまざまな障害者と友人になり、多くの人が適切なサポートさえあれば
自律的に生き、社会的に意味のある活動ができると確信したんです。
−91年にチャレンジドの就労支援組織をつくった。
重度障害の人にアンケートをしたら、働いていない人の80%が「就職し
たい」、うち47%が「コンピューター関係の仕事」と答えた。この仕事
なら在宅でできるし、体のわずかに動く部分で操作できる人もいる。そ
こで「プロップ・ステーション」を立ち上げ、パソコン教室を始めた。
プロップは支えるという意味。今までの支えられる側が支える側に回る
「乗換駅」になりたいという意味を込めた。
当時は「コンピューターを武器にして仕事を」と訴えている団体はどこ
にもなかった。今は各地でチャレンジドが学んでいます。
−「チャレンジドを納税者にできる日本」を旗印にしたのは。
夫に「おまえは麻紀を抱っこして家におれ。わしが働いて食わせたる」
と言われたことがあった。働けないことで生きがいや誇りを奪われると
はこういうことなんやと身に染みた。障害者は「税金で助けてあげる人」
と位置付けられ、働けないのは悔し
多くの企業にとってチャレンジドの雇用は、法定雇用率の数字とか補助
金の問題で語られてきた。同僚がリストラされているのに自分たちは
「雇用率に響くから」と残されている−と相談してきたチャレンジドは、
「ものすごく傷つく」と嘆いていた。こんな状態は企業にもチャレンジ
ドにも不幸。だから、仕事をきちっとできるチャレンジドを育てようや
ないか、と。
意欲のあるチャレンジドが自ら稼いで税金を納めて、社会に対して発言
する場所、社会的な地位が初めて得られる。私は知力や精神力を持つチ
ャレンジドに会うたびに「あんたら、障害者という枠から抜け出して、
麻紀のようなコテコテの障害者を支える側に回ってよ」と言い続けまし
た。
−名だたる人たちが支援に手を挙げた。
パソコン教室を始めた時に「障害者にコンピューター技術を教えるボラ
ンティア募集」と新聞に1行書いてもらったら、何十人もの超一流会社の
エンジニアがドドッと来た。
「あんた、鉄の心臓に苔(こけ)が五重に生えてる」といろんな人から
言われるんやけど、「あなたの会社が絶対ほしくなる人が私たちの活動
から生まれるから、先行投資してください」と、有名企業などに手紙を
出しまくった。すると突然、アップル社からコンピューターやプリンタ
ー一式が山積みで届いたり、マイクロソフト日本法人の社長だった成毛
真(なるけまこと)さんが発売直後のウィンドウズ95をいっぱい送って
きてくれたり。めちゃくちゃ、ラッキーがつながった。
−成毛さんの紹介で、マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏と会っ
た。
まこちゃん(成毛氏)がやってる勉強会にビルが来たことがあって、プ
ロップの活動を紹介した。「この眼鏡は僕の車いすです。僕はこれをか
けていなかったら、プログラムどころか何の仕事もできない。人間はど
の人も必ず何か道具を必要として生きている。その道具として、自分は
ソフトウエアを作りたい」と話してくれた。
−リスクを取って挑戦するのも大事と言う。
福祉の文化では、障害者は競争するチャンスすらなかった。チャレン
ジドには「自分の力でつかんだるわ」という気持ちで臨んでほしい。プ
ロップは職業紹介ではなく、個々のチャレンジドに応じた適切なコーデ
ィネーション。コンピューター入門から技術を身に付け仕事ができるよ
うになるまで、今後も一気通貫で携わっていきたい。
仕事ができるようになったチャレンジドは皆、「障害年金が振り込まれ
た時と働いて得た報酬が振り込まれた時では、お金の価値が全然違う」
と言います。誇りを取り戻すために自分たちはやってきたと、その言葉
から再認識できた。
−近年はドローン操縦に着目している。
最高の科学技術こそが、最重度の方までを世の中に押し出すことができ
るというのが私の信念。情報通信技術(ICT)の次に来るチャレンジドの
チャンスはこれ。もう動物的勘としか言えないんですけど。3年前に国際
ドローン協会の榎本幸太郎代表理事に電話。「チャレンジドの職域開拓
で操縦の先生をお願いしたい。交通費も払えませんが」とめちゃくちゃ
なことを言ったら、「そんなことはいいです。趣旨に賛同します」と言
ってくださった。
「ユニバーサル・ドローン協会」という非営利組織をつくった。受講し
た両上腕欠損の女子高校生が超難関の一等国家資格を最年少で取得。発
達障害の男性も一等を取った。コンピューターで制御できるから、操縦
者はベッドの上でもいい。物流や人命救助など多彩な職域で活躍するた
め、努力して技術を身に付けるムーブメントを広げたい。
−「ユニバーサル社会を創造する事務次官プロジェクト」も続けている。
民間の力だけでは世の中は変わらない。お上と言われる人を巻き込まな
かったら自分がやりたいことは前に進まない。そう思って友人の村木厚
子さん(元厚生労働省次官)の協力で始めた勉強会で、今は12省庁の次
官がメンバー。月1回、講師を招いて開き、もう18年も続いていて「霞が
関の奇跡」と呼ばれている。障害者や高齢者、すべての人が持てる力を
発揮して支え合うユニバーサル社会づくりのためで、成果物もたくさん
生まれています。
−ナミねぇの身上は、人と人をつなげて新しいものを生み出すこと。
どこに行っても面白そうなことを発見できるのが私のパワーで、出会っ
た人たちをつなげていく。私はつなぎのメリケン粉。おいしいお好み焼
きを作ります。
いろんな才能を持ったチャレンジドが、才能を発揮するチャンスを求め
てプロップに集まる。その一人一人のいいところを伸ばしたい。「障害
の有無なんか関係あらへん。すばらしい可能性を持った人、いっぱいお
るで」って。
重い障害の麻紀がいたから私は忍耐強くなり、出会った人のプラス面を
必ず探すようになった。私が社会に役立っているとしたら、それは不良
少女だった私を変えた麻紀の存在意義でもある。それに尽きますね。
たけなか・なみ 1948年、神戸市生まれ。社会福祉法人「プロップ・ス
テーション」理事長、一般社団法人「ユニバーサル・ドローン協会」理
事・事務局長。重症心身障害の長女を授かったことから、独学で障害児
医療・福祉・教育を学ぶ。ICTを駆使してチャレンジドの自立と社会参画、
就労促進を支援する活動を続けている。関西大経済学部客員教授や、財
政制度等審議会や中央教育審議会など国の審議会の委員、兵庫県IT戦略
推進会議など地方自治体が設けた会議の委員を歴任。99年にエイボン女
性年度賞教育賞、2009年に在日米大使館による「日本の勇気ある女性賞」
を受賞。著書に「プロップ・ステーションの挑戦」「ラッキーウーマン」
など。
あなたに伝えたい
障害の有無なんか関係あらへん。すばらしい可能性を持った人、いっぱ
いおるで
インタビューを終えて
子ども時代は家にいるのが嫌で、冬の公園の土管で寝て連れ戻された。
神戸のキャバレーでトップのお姉さん宅に居候して水商売のまね事も。
15歳でバイト先の男性に一目ぼれして同居、結婚。高校は不純異性交遊
で学籍抹消となった。そんなナミねぇを変えたのが重度の脳障害で生ま
れた麻紀さん。「絶対に不幸になる。ワシがこの子を連れて死んだる!」
と言う父親に、「この子はすごく大きな価値があるんや」と開き直った
という。
障害者の在宅就労が白書で取り上げられる時代になった。だが、ユニバ
ーサル社会実現を掲げるナミねぇのゴールはまだ先だ。共に頑張りたい。
(五十住和樹)
◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
https://www.prop.or.jp/news/clip/2024/20241011_01.html
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☆メール de ナミねぇ 【第391号】
令和6年12月2日発行
☆発行元:社会福祉法人プロップ・ステーション
URL https://www.prop.or.jp/
☆お問合せ先: 〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中6−9
神戸ファッションマート6E−13
社会福祉法人プロップ・ステーション広報
メールアドレス:kouho@prop.or.jp
☆発行:原則として毎月1〜2回
☆『メール de ナミねぇ』は『まぐまぐ!』
https://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
☆ご意見・ご感想をお待ちしております。
kouho@prop.or.jp こちらまで。
☆配信中止をご希望になる場合はこちらでお手続きください。
https://www.mag2.com/m/0000216194.html
☆『メール de ナミねぇ』は、株式会社まぐまぐのメール配信サー
ビスを利用して発行しています。読者登録をされますと「まぐまぐ」
のオフィシャルメールマガジンも届くことになりますので、ご不要の
場合はお手数ですがそれぞれのメルマガの配信停止ページからお手続
きいただきますよう、お願いいたします。
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