メール de ナミねぇ 【第313号】 by Prop Station

2020年4月6日

◇◆◇              (令和2年4月6日発行)◆◇◇
◇◆◇  メール de ナミねぇ 【第313号】     ◇◆◇
◆◆◆                          ◆◇◆
◇◆◇           プロップ・ステーション理事長 ◇◆◇
◇◆◇               竹中ナミ(ナミねぇ) ◆◇◆
◇◆◇                          ◇◆◇
◆◇◇           by Prop Station◇◇◆
           https://www.prop.or.jp/

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『メール de ナミねぇ』は、MSゴシックなどの等幅フォントで
ご覧下さいね!

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皆様意外とご存じないかもしれませんが、プロップ・ステーションは
お仕事のコーディネートもエキスパートです。
プロップで学んだ多くのチャレンジドが、皆さんからのお仕事を
心からお待ち致しております。
もし皆様の中で「お仕事を頼んでみよう」とか「こんな仕事できるかな?」
ということがございましたら、是非お気軽にご連絡下さい。
どうぞよろしくお願い致します。

データ入力や文書のデジタル化(PDF化やワード・エクセル化)
各種映像への字幕の付与もおこなっています。
こうした業務があれば是非お声がけ下さい。

<プロップ・ステーション事務局長 竹中宏晃>

prop2017@prop.or.jp

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■□◇◆ 第313号 目次 ◆◇□■

【1】ともに心を合わせて、コロナ禍を乗り切っていきましょう!!
【2】プロップ神戸臨時休講のお知らせ
【3】聴覚障害の友人たちからの、コロナウイルス対策についての
切実な声を、ご紹介します。
【4】今後の講演など予定
【5】最新メディア情報

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■□◇◆ともに心を合わせて、
コロナ禍を乗り切っていきましょう!!◆◇□■

コロナウイルスの終息がまだまだ見えない日々が続いています。

亡くなられた方々に哀悼の意を捧げるとともに、現在コロナと闘ってい
る方々、とりわけ過酷な医療現場で働かれる方々に、心からの感謝とエ
ールを送りたいと思います。

笑いの世界の国民的な人気者であった志村けんさんが亡くなられ、ショ
ックを受けた方も多いことと思いますが、その後もコロナウイルス禍は
拡大し続けています。

プロップ・ステーションも、兵庫県・神戸市の本部と、東京および全国
を繋いで、チャレンジドの皆さんと共に活動していますので、一般の企
業活動以上に慎重な対応が求められます。

ただ幸いなことに、プロップ・ステーションの活動は、約30年前の発足
以来、コンピュータ・ネットワークを駆使して行って来ましたので、こ
のような状況の今こそ、ICTを駆使してコロナウイルスの終息が見える
まで、頑張って行きたいと思います。

お問合せ、ご相談など、遠慮無くメールでお寄せ下さい。
心を込めて対応させていただきます。
ともに心を合わせて、コロナ禍を乗り切っていきましょう!!

☆ by ナミねぇ ☆

◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
https://www.prop.or.jp/news/topics/2020/20200406_01.html

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■□◇◆プロップ神戸臨時休講のお知らせ◆◇□■

今般の新型コロナウィルス感染拡大を防止する観点から、

 ・身近に活用!ワード&エクセル (毎週月曜日開催)
・よくわかるワード&エクセル (毎週月曜日開催)
・イラストレーター基礎、フォトショップ基礎(毎週木曜日開催)
・イラストレーター基礎、フォトショップ基礎(毎週金曜日開催)

につきまして、
3月13日(金)〜4月10日(金)まで、臨時休講とさせて頂きます。
今後の状況により、やむなく更新等されることもございますので、
ご了承ください。
最新の情報がありましたら、随時、お知らせ致します。

プロップ・ステーション神戸 事務局

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■□◇◆聴覚障害の友人たちからの、コロナウイルス対策についての
切実な声を、ご紹介します。◆◇□■

安藤美紀さん、松森果林さんのFacebookから転載させていただきました。

<by ナミねぇ>

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安藤美紀さん

【本文はこちらで】
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=3026222434067912&id=100000405559189

いつも速報を見る度、なぜ、日本はどうもこうも手話通訳に対して重要
視にしないんだろう?と痛感しました。今の聴覚障害者にとっては孤立
状態です。マスクだらけの様子に慣れてしまってはいけない。私も聴覚
障害者で全く聞こえないため、口の形を見て何を言ってるか読話法を使
いますが、今はみんなマスクを着用して喋るため、心が折れてしまいま
す。「耳が聞こえないから情報保障をお願いします」と言うべきです。
これまで私は聴覚障害のことを知ってもらえるようにいろんな冊子を作
って参りました。学校版もあと少しで印刷が完了します。「終わり」
「諦める」「自分が言わなくても誰かが言ってくれる」と思っててもこ
の日本の古い体質は変わらないままです。「情報保障は当たり前」と思
わないといけません。命に関わる情報をなぜ「手話通訳をつけないのか
?」と国民一人一人が声を上げなければなりません。字幕だけでは限度
がある場合があります。それは環境によって、言語取得ができなかった
聴覚障害者がおられるからです。言葉だけでは状況が把握できない聴覚
障害者がいることを忘れないでください。字幕だけでなく、手話も必要
です。
時間と手間はかかりますが、新型コロナウイルスは長く続きますので、
皆さんこのままにせず、何かできることはないか考える必要があります。
松森果林さんの仰る通り、国民の声として、メッセージを送ってくださ
い。(これは重要視されます。この声が多いと動いてくれます)

※シェアがうまくいかないときは下記のリンクをコピペしてください。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=3026222434067912&id=100000405559189

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松森果林さん

【本文はこちらで】
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2581104945465764&id=100006988504123

3月25日夜8時13分から新型コロナウイルスに関して東京都知事の
緊急記者会見が開かれ、
その様子をテレビでリアルタイムで見ていました。
当然のことながら、生字幕が付与され、
聴覚障害のある私としては助かりました。
一方で、ろう者の言語である手話はどうかというと、
引いた画面で見ても手話通訳者の存在は見当たりません。
手話通訳がないと手話を第一言語としている人には伝わりにくいものと
なります。
聴覚障害者に対しては、日本語の字幕があればよいと考えがちですが、
字幕も手話も必要です。
手話は日本語とはちがった文法体系を持つ言語であり、その手話を第一
言語としている人も多くいるからです。
他国の新型コロナウィルスに関する報道を見ると、話者の隣に手話通訳
者が立ち、
一つの画面におさまって放送されているシーンを多く見かけます。
一方で日本は、今回の東京都知事の会見で手話通訳はなかったものの、
総理大臣や、官房長官の会見などには手話通訳があります。しかし立ち
位置が離れていることと、
常に顔のアップを映すため、手話通訳者は映りません。(日本はなぜあ
んなにどアップにするのでしょうね?!)
NHKは手話通訳者を別に撮影し、
ワイプを使って画面に埋め込んで放送をしますが、民放では東日本大震
災以降、見かけることが少なくなりました。
もう一つ言うならば、今回の東京都知事の会見の中で知事がフリップで
示した
「コロナウィルスに関する相談窓口」の案内は、電話番号のみの表示で
した。
電話ができない聴覚障害者や発話が困難な人の存在も考慮すると、電話
以外(例えばFAXやメールなど)のアクセス方法も一緒に提示する必
要があるでしょう。
東京オリンピック・パラリンピック開催国として、このような現状で良
いのでしょうか?
国民に伝えるための場なのですから、手話を言語とする人や外国人など、
あらゆる人に伝わる仕組みを整備する必要があります。
今回のような場合は、手話通訳者の健康を守るために、遠隔手話通訳と
いう手段もあるはずです。まさにこんなときこそ。
非常事態であるにもかかわらず、手話通訳すら整備できない脆弱な情報
伝達体制が心配です。
幸いなことに、準備期間があと一年あります。
そのことを伝えたくて私は、東京都の公式HPの問い合わせフォーム
「あなたの声をお寄せください」で知事への提言(意見)として送りま
した。仲間にも呼び掛けて。
二日後の27日夕方、再び東京都知事の会見が開かれました。
ここでも手話通訳はありませんでしたが、
相談窓口の案内に、聴覚障害者や外国人で
も対応できるようにとFAX番号や多言語対応、LINEでの対応も紹
介されていました。
きっと障害者団体をはじめ多くの人が同じように声を上げた結果なので
しょう。
一人の声は小さくとも、いくつか集まればそれは社会を動かします。
障害者差別解消法は「こうしてほしい」という思いへの根拠ともなりま
す。
一方でSNSでは「手話通訳がなかった」と残念がったり、批判するケ
ースも見られます。
私も若いころは、社会に対しての不満と怒りでいっぱいの人間でした。
そんな気持ちを誰かと共有したり、共感してくれる人の存在を感じるだ
けで救われることもありました。
でもそれは一時的な気休めであり、根本的な解決にはつながらないので
すね。
しかも社会に伝わらなかったことは
「なかったこと」にされてしまいます。
だから、批判や不満ではなく、現状と提案を言葉で伝えたい。とても地
味なことで、時間も手間もかかりますが。
私がここまで「直接声を伝えたい」と思うのは、純粋に「知りたい」
「共有したい」
という理由のほか、突き詰めて考えると、
私はやっぱり「つながりたいから」なのだと思います。
聴力を失い、それまで見ていたテレビのドラマやニュースが分からなく
なり、
社会とのつながりさえ絶たれた気がしました。周囲の聴者が受け取って
いる情報を、自分だけが分からない疎外感が日常的に続くと社会に無関
心になります。
それは「聞こえないから仕方ない」というあきらめや、「聞こえない自
分が悪い」という自分自身の存在の否定、そしてそんな自分は社会から
必要とされていないという思いこみにもつな
がります。
また、聴力を失ったことによって、周囲が私のことを話題にしていても
直接耳から入ってこない、ということも増えていきました。
例えば、病院へ行くと、医師は患者である私ではなく、
付き添いの親に向かって話します。通訳者がいると本人ではなくて通訳
者を見て話す人がいるように。
それは本人である「私」を通り越していくようで、とても寂しく、自分
の存在が感じられなくなるほどです。
そんな体験を重ねているからこそ、
「私はこのようにしてつながりたい」と、できるかぎり「直接本人に伝
えよう」と強く思うのです。
あらゆる人が、同じ情報を享受できる社会であってほしいから。
非常事態の時こそ、様々な手段でつながりが保障される社会であってほ
しいから。
誰一人取り残さない社会であってほしいから。
以下参考HP

■東京都公式HP 問い合わせ「あなたの声をお寄せください」
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/iken-sodan/otoiawase/otoiawase/goiken/index.html?fbclid=IwAR1ssT9ocZoO6QER2tf35mbbIrw6cujeBvspMBVBA3iwEef2OPSyHNY2k3I

■新型コロナウイルス感染症にかかる相談窓口について(聴覚に障害の
ある方等、電話での相談が難しい方向け)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/coronasodanfax.html?fbclid=IwAR35xdpwOQNEg74bnu_OFmtwNLfx01gA6AwbPq_L1d1TRViUQgINfeUI6BU

■全日本ろうあ連盟では、厚生労働省の新型コロナウイルス感染症に係
る相談窓口についてFAXとメールがあることをお知らせしています。
新型コロナウイルスの相談窓口について(FAX・メールアドレス)」
https://www.jfd.or.jp/2020/02/19/pid20272

【写真】
2回目の会見では聴覚障害者や外国人への相談対応も紹介されました
https://www.prop.or.jp/news/challenged/2020/img/20200403_01.jpg

【写真】
首相の会見、NHKではワイプに手話通訳。
他国のようにひいた画で通訳者と並んで放送してほしいな
https://www.prop.or.jp/news/challenged/2020/img/20200403_02.jpg

◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
https://www.prop.or.jp/news/challenged/2020/20200402_01.html

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■□◇◆今後の講演など予定◆◇□■

コロナウイルスによる、様々な事業の延期・中止のご連絡をいただいて
いますので、4月のスケジュールについては、全て未定とさせていただ
きます。

<by ナミねぇ>

その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
https://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi

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■□◇◆最新メディア情報◆◇□■

■国際女性デーに寄せ、公明新聞1面 「座標軸」に、
「ナミねぇ&チャレンジド」の記事が掲載されました。

 公明新聞 令和2年3月8日より転載

座標軸

紙面のPDF画像
https://www.prop.or.jp/news/clip/2020/pdf/20200309_01.pdf

<本文>

「まだアカン。もっとチャレンジドが。活躍できる社会にせな」。新聞
の連載記事(2月7日付「日経」バリアフリーの先へ)で、いつもなが
ら竹中ナミさんのパワフルな関西弁に元気をもらった◆障がい者の就労
支援に取り組む社会福祉法人プロップ・ステーションの理事長だが、彼
女は障がい者とは言わず、チャレンジドと呼ぶ。挑戦する使命とチャン
スを与えられた人という意味だ。そして重い脳障がいの娘を授(さず)
かり「娘がくれた生き方」で突き進む自分白身をも「ラッキーウーマン
なんや!」と◆竹中さんといえば、2002年2月、公明など与党3党
の女性国会議員による「ユニバーサル社会形成促進PT」発会式での基
調講演を思い起こす。魂を揺(ゆ)さぷる「チャレンジドを納税者にで
きる日本に!」との叫びに胸が震えたのを覚えている◆公明党がめぎす
ユニバーサル社会とは、障がいの有無や性別、年齢、国籍などにかかわ
らず誰もが尊重される共生の社会だ。その実現は容易ではないが、竹中
さんは教えてくれる。何よりも女性の力、母の力が不可欠であることを
◆きょう3月8日は、国連が定めた国際女性デーである。命を産み育
(はぐく)む豊かな感性と鋭い直感力に最敬礼!時代を創(つく)る女
性の熱と力に心からエールを送りたい。

◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
https://www.prop.or.jp/news/clip/2020/20200309_01.html

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☆メール de ナミねぇ 【第313号】
令和2年4月6日発行
☆発行元:社会福祉法人プロップ・ステーション
URL https://www.prop.or.jp/
☆お問合せ先:  〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中6−9
神戸ファッションマート6E−13
社会福祉法人プロップ・ステーション広報
メールアドレス:kouho@prop.or.jp
☆発行:原則として毎月1〜2回
☆『メール de ナミねぇ』は『まぐまぐ!』
https://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
☆ご意見・ご感想をお待ちしております。
kouho@prop.or.jp こちらまで。
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https://www.mag2.com/m/0000216194.html

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