メール de ナミねぇ 【第200号】 by Prop Station

2014年5月1日

◇◆◇             (平成26年5月1日発行)◆◇◇
◇◆◇  メール de ナミねぇ 【第200号】     ◇◆◇
◆◆◆                          ◆◇◆
◇◆◇           プロップ・ステーション理事長 ◇◆◇
◇◆◇               竹中ナミ(ナミねぇ) ◆◇◆
◇◆◇                          ◇◆◇
◆◇◇           by Prop Station◇◇◆
           http://www.prop.or.jp/

■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇

『メール de ナミねぇ』は、MSゴシックなどの等幅フォントで
ご覧下さいね!

================================

【プロップ・ステーションからのお願い】

皆様意外とご存じないかもしれませんが、プロップ・ステーションは
お仕事のコーディネートもエキスパートです。
プロップで学んだ多くのチャレンジドが、皆さんからのお仕事を
心からお待ち致しております。
もし皆様の中で「お仕事を頼んでみよう」とか「こんな仕事できるかな?」
ということがございましたら、是非お気軽にご連絡下さい。
どうぞよろしくお願い致します。

データ入力や文書のデジタル化(PDF化やワード・エクセル化)
各種映像への字幕の付与もおこなっています。
こうした業務があれば是非お声がけ下さい。

<プロップ・ステーション事務局長 竹中宏晃>

prop@prop.or.jp

================================

■□◇◆ 第200号 目次 ◆◇□■

【1】ナミねぇのメルマガ『メール de ナミねぇ』が
    第200号を迎えました
【2】プロップ公式サイトの「チャレンジド イラスト・カット集」
    を活用してね ☆作品も募集中です!
【3】活動報告
【4】TV神奈川で安藤美紀さんが「耳のパートナー聴導犬4コマ劇場」
    (マンガ)を連載中です!!
【5】今後の講演など予定

☆ナミねぇからの速報はフェイスブックとブログで!
 フェイスブック http://www.facebook.com/nami.takenaka
 ブログ http://ameblo.jp/takenakanami/
 詳報はメルマガで!
☆プロップ東京の情報はこちらで
 http://www.prop.or.jp/challenged/seminar/tokyo-seminar.html

================================

■□◇◆ナミねぇのメルマガ『メール de ナミねぇ』が
                 第200号を迎えました◆◇□■

いつもメルマガ「メール de ナミねぇ」を読んで下さって、ありがとう
ございます。

おかげさまで、200号を発行させていただくこととなりました。

プロップ・ステーションの活動、講演活動、ライブ活動、娘マキや母の
ことなどなど、公私にわたり綴らせていただきましたが、いつも温かい
応援や励ましのメッセージをいただき、200号まで書き続けることが
できたことを、心から感謝しています。

これからもたくさんのチャレンジドたちと共に、ご支援に恥じないよう
しっかり前進して行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいた
します。

<by ナミねぇ>

================================

■□◇◆プロップ公式サイトの「チャレンジド イラスト・カット集」
           を活用してね ☆作品も募集中です!◆◇□■

プロップ・ステーションの公式サイトで公開されている、チャレンジド
イラスト・カット集をご存知ですか?

素敵な作品が、いっぱい掲載されてるんですよ!!!

チャレンジド(障がいのある人)が図柄の中に取り上げられている様々
なカット集です。

掲載画像は「営利を目的にしない場合に限り」自由にダウンロードして
お使いただけます。

チャレンジド イラスト・カット集に登録する作品を募集しています。
スポーツ、学校行事、日常生活、旅、遊び、その他、どんなテーマでも
構いません。
採用分には規定の謝礼をお支払いします。

詳しい応募要項はチャレンジド・在宅ワーカー募集コーナーをご覧くだ
さいね!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

どんな作品が掲載されているか・・・

今日は、その一部をご紹介します。 ご活用いただけたら嬉しいです!!!

http://www.prop.or.jp/news/topics/2014/20140416_01.html#20140416

採用された全てのイラスト・カットは、こちらでご覧下さい↓
http://www.prop.or.jp/challenged/open/sakuhin/

<by ナミねぇ>

◎このご案内はプロップのホームページでもご覧いただけます
 http://www.prop.or.jp/news/topics/2014/20140416_01.html

================================

■□◇◆活動報告◆◇□■

○4月11日(金)
・メディア関係者との会合 / 場所:赤坂 津やま

○4月14日(月)
・会議 / 場所:東灘区民センター

○4月15日(火)
・神戸市立医療センター中央市民病院:倫理委員会に出席 /
 場所:神戸市立医療センター中央市民病院

○4月16日(水)
・財政制度等審議会に出席 / 場所:財務省
・(株)フェリシモとのチャレンジド・ワーク打合せ /
 場所:フェリシモ本社(事務局長:竹中ヒロアキ出席)
・太友会 / 場所:ホテルオークラ東京

○4月17日(木)
・マキ病院・親の会 連絡会 / 場所:青野原病院(あおのホール)

○4月18日(金)
・兵庫県健康福祉部障害福祉局より3名さま、来訪 /
 場所:プロップ神戸オフィス

○4月19日(土)
・4/29のライブ、リハーサル / 場所:シティライツ(神戸岡本)

○4月21日(月)
・会議 / 場所:区民センター

○4月22日(火)
・「神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)」打合せ /
 場所:日清製粉大阪営業所
・ライブ「せきこ〜ぢと遊ぼう」 /
 場所:大阪西成「オールドグラフティ」

○4月23日(水)
・神戸市教委員特別支援教育課および特別支援校長会長、来訪 /
 場所:プロップ神戸オフィス
・意見交換&懇親会 / 場所:三宮

○4月25日(金)
・魚崎小学校6年3組「そてつ会」 / 場所:阪神御影

○4月26日(土)
・GW休業日 4月26日〜4月29日 / 5月3日〜5月6日
 メールでのご相談は受け付けています。
 (4月30日および5月1日・2日は通常通り営業しています。) /
 プロップ東京・神戸

○4月27日(日)
・エンリケ松原さんと、ライブ打合せ / 場所:シティライツ

○4月28日(月)
・財政制度等審議会に出席 / 場所:財務省

○4月29日(火・祝)
・昭和の日「ナミねぇ&エンリケ松原ジョイントライブ」 /
 場所:神戸岡本「シティライツ」

○4月30日(水)
・打合せ / 場所:大阪中之島

その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
http://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi

================================

■□◇◆ナTV神奈川で安藤美紀さんが
     「耳のパートナー聴導犬4コマ劇場」(マンガ)
                    を連載中です!!◆◇□■

4月7日(月)、テレビ神奈川の「目で聴くテレビ」で、「耳のパート
ナー聴導犬4コマ劇場」がスタートしました。

漫画家でもある安藤美紀さんが、聴導犬レオンとの笑いと涙の日々を、
4コママンガにして連載中です。

「耳のパートナー聴導犬4コマ劇場」は、テレビ神奈川「目で聴くテレ
ビ」で毎週月曜日朝 9:00から放映中です。

下記のアドレスから、皆さん、ぜひご覧下さい!!

『目で聴くテレビ』サイト
http://www.medekiku.jp/

テレビ神奈川のサイト
http://www.tvk-yokohama.com/

<by ナミねぇ>

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

☆安藤美紀さん(ミキティ)が語る、目で聴くテレビ「耳のパートナー
 聴導犬4コマ劇場」実現までの道のり
            (2014年3月30日の、ミキティのブログより)

ここ数日、私にとって漫画とは何か?を考えていました。

はっきり言って、3度の飯よりも漫画が大好きです。
でも、22歳のとき、漫画を断念してしまいました。

17歳で少女マンガ「りぼん」に新人賞を獲り、集英社も担当をつけて
くれて、デビューへ向けて準備をしていたのですが、ある壁にぶつかっ
てしまいました。

その壁とは・・・「言葉」です。

当時、私は17歳でした。「りぼん」から求められたのは高校生の恋愛
漫画でした。
私がよく描いていたのはコメディ漫画。まったく描いたことのない恋愛
漫画を描きなさいといわれました。

しかし、私は鹿児島県の田舎で生まれ育ったこともあり、耳がまったく
聞こえないため、聞こえる高校生がどんな会話をしているのか、わかり
ませんでした。今と違って、テレビに字幕スーパーもないし、メールも
なく、あるのは黒電話だけ。人々はどんな会話をしているのか、分から
ない私にとって大きな壁になりました。

上京し、5年も持ち込みしていたのですが、漫画の世界というのは才能
でなく、「流行に乗れるかどうか」とわかりました。漫画はただ、キレ
イに描くのでなく、流行をもたらすための漫画であることが必要だとわ
かりました。

漫画家って、凄いお仕事をしているんだと改めて感じました。

世の中がまだよくわかっていない、(となり)まわりの人がどんな会話を
しているのかわからない私にとって、初めての壁でした。そんな訳でほ
かの漫画家さんのところに行ってお手伝いをしながら漫画の勉強をした
いと思うようになりました。

それをあるK出版社に申し込みましたが、拒否されました。
K出版社の担当さんに言われた言葉は

「あのね〜、漫画家は、耳のきこえない、あなたのために顔を上げて口
の形を大きく開けて話す時間がないんだよ!」
「そんだけ漫画家は忙しいんだよ!」
「お願いします。迷惑はかけませんので、お願いします・・・」
と言ったのですが、「何度言ったらわかるんだよ。はっきり言って迷惑
なんだよ!耳が聞こえない人は漫画家になれないんだよ!」
とストレートに言われてしまいました。

私はショックを受けて、3日間、ご飯も食べず、ワンワン泣き続け、漫
画を断念しました。

私の頭に浮かんだのは、漫画よりも言葉でした。

「言葉」と向き合うことに決めた私は22歳、産経新聞の制作局で働く
ことを決め、毎日、いろんな新聞を読みあさり、国語辞典で調べながら
校正、記事入力の仕事に没頭していました。
自分のために「言葉」と向き合う・・・・と決心しました。

そこで出会ったのが「福祉」でした。

それは福祉を新しく変えようとしている方との出会いでした。
私にとって、勉強になるだけでなく、その人たちとの繋がりが大きな財
産となりました。
新聞社の中には「福祉」そのものがわからない記者がいて、私に尋ねて
くる機会が多くなりました。
気がついたら私は新聞社の中で、福祉についてもの知りになっていまし
た。

私は漫画を描くことを断念したのですが、「漫画が描けるんだから、漫
画を描きなさいよ」と薦めてくださったのは社会福祉法人プロップ・ス
テーションの理事長、竹中ナミさん(ナミねぇ)です。

大好きだった漫画を自分の障がいで断念したのですが、時間はかかった
ものの、多くの人のお陰で、聴覚障がいを漫画でいろんな人に知っても
らえたらなと思うようになりました。

そんなわけで、自分は漫画を描きたいと心から思うようになりました。
数年ぶりです。
今、思えば、K出版社の担当さんから言われた言葉もいい薬になりまし
た。
あの頃の私はまだ漫画のことも世の中のことも福祉のこともよく知らな
かったのですから、大変いい経験になりました。

それから数年、漫画の世界も福祉の世界も変わってきました。
世の中の障がい者を見る目も変わってきたと思います。

私は聴覚障がい者、聴導犬とは?というものを、漫画を通じて伝えたい
と思います。

集英社の担当さんが私にいつもあつく語っていたのは
「漫画というものは時代とタイミング、チャンス」でした。

今、私は漫画を描くときかな・・・・と感じるようになりました。
「いつやるの?」「今でしょ!」
今年は漫画を中心とした2014年でありたいと思うようになりました。

一つお話したいことがあります。
目で聴くテレビについてです。

実は神奈川テレビ、目で聴くテレビのディレクターが私の付き合いの長
い友人なのです。
20歳のとき、東京で知り合いました。

当時、私はいくら頑張っても障がい者は仕事を選べないという、福祉の
現実を知りました。
だから、タバコとお酒を愛し、悪友に囲まれ、朝まで遊んでいました
(笑)

彼女は私と同じく、耳がまったく聞こえませんでした。育った環境も似
ておりましたが、私とは正反対でした。
彼女はマジメでおとなしく、宮沢りえのようにキレイで美しかったです。
男からみたらマドンナの存在でした。

彼女とは友達にならないだろうと思っていたのですが、話してみると、
彼女は外見とは違って、男らしいところがあったので意気投合しました。

彼女は福祉を変えたいという考えを常に持っていました。
それから彼女が選んだのは目で聴くテレビの仕事でした。

あまりにも目で聴くテレビという仕事に没頭するので、私は自分のこと
を考えなさいよ、と彼女と喧嘩したこともありました。

いろいろありましたが、今は大の仲良しです。
東京、大阪と離れていますが、お互い必要なときは会って、朝までお酒
を飲みながら未来の福祉について語り合う仲良しです(笑)

そんな彼女が新しいものをつくりたいと言ってきたのです。
それは4コママンガ。
4コママンガをテレビ映像にしたいとのこと。
去年からずっといろんな企画を彼女は作ってくれました。

彼女は私のマンガをどうやったら、うまく引き出せるか、懸命に考えて
くれました。
彼女は目で聴くテレビの番組を新しいものにしようと必死に考えていま
す。
私は彼女がそこまでなぜ懸命に考えるのか、いつも疑問に思っていまし
た。
今はだんだんわかってきたような気がします。

世の中には聴覚障がい者に対する差別と偏見はあるけれど、実は聴覚障
がい者は素晴らしいパフォーマンスができる才能があるとのこと。
それを多くの人に見てもらいたい、
その一心で彼女は懸命に走っているのです。

目で聴くテレビはだんだん新しくなっていくでしょう。
目で聴くテレビは今までできなかったことができる番組なのです。
そんな目で聴くテレビを応援してください。

この企画の裏には、私と彼女の絆があります。
20歳で出会ってから25年経とうとしています。
長年の付き合いが今にいたります。

目で聴くテレビで「耳のパートナー聴導犬4コマ劇場を」ご覧下さる方、
楽しんでいただけると嬉しいです!

◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
 http://www.prop.or.jp/news/challenged/2014/20140421_01.html

================================

■□◇◆今後の講演など予定◆◇□■

○5月1日(木)
・会議 / 場所:三宮

○5月3日(土)
・ゴールデンウィークを、マキと過ごす /
 場所:青野ヶ原病院より帰省外泊→自宅

○5月9日(金)
・意見交換会 / 場所:神戸元町

○5月13日(火)
・歯科メンテナンス / 場所:赤坂見附プラザ歯科

○5月14日(水)
・「ユニバーサル社会を創造する事務次官PJ(勉強会)」主宰 /
 場所:内閣府:松山次官室
・会合 / 場所:都内

○5月15日(木)
・打合せ / 場所:スカパーJSAT(株)本社(東京都港区赤坂1-14-14)
・会合 / 場所:赤坂ジパング

○5月22日(木)
・関西大学人権週間において「客員教授」として講演 /
 場所:関西大学経済学部

○5月30日(金)
・元気創生の会 / 場所:大阪北浜

その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
http://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi

================================

☆メール de ナミねぇ 【第200号】
                     平成26年5月1日発行
☆発行元:社会福祉法人プロップ・ステーション
                 URL http://www.prop.or.jp/
☆お問合せ先:  〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中6−9
                神戸ファッションマート6E−13
             社会福祉法人プロップ・ステーション広報
                メールアドレス:kouho@prop.or.jp
☆発行:原則として毎月2回
☆『メール de ナミねぇ』は『まぐまぐ!』
 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
☆ご意見・ご感想をお待ちしております。
 kouho@prop.or.jp こちらまで。
☆バックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 http://archive.mag2.com/0000216194/index.html
☆配信中止をご希望になる場合はこちらでお手続きください。
 http://www.mag2.com/m/0000216194.html

☆『メール de ナミねぇ』は、株式会社まぐまぐのメール配信サー
 ビスを利用して発行しています。読者登録をされますと「まぐまぐ」
 のオフィシャルメールマガジンも届くことになりますので、ご不要の
 場合はお手数ですがそれぞれのメルマガの配信停止ページからお手続
 きいただきますよう、お願いいたします。

■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇

ページの先頭へ戻る