メール de ナミねぇ 【第87号】 by Prop Station

2010年1月25日

◇◆◇            (平成22年1月25日発行)◆◇◇
◇◆◇  メール de ナミねぇ 【第87号】      ◇◆◇
◆◆◆                          ◆◇◆
◇◆◇           プロップ・ステーション理事長 ◇◆◇
◇◆◇               竹中ナミ(ナミねぇ) ◆◇◆
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◆◇◇           by Prop Station◇◇◆
           http://www.prop.or.jp/

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『メール de ナミねぇ!』はMSゴシックなどの等幅フォントでご覧下
さいね!

■□◇◆ 第87号 目次 ◆◇□■

【1】村木厚子さんの完全な名誉回復を願う
      「厚子さん記者会見記録」(文責:ナミねぇ)
【2】カラオケJOYSOUND公開録画「ナミねぇライブ」
     メルマガ読者の皆さんへ再度のご案内!!!
【3】最新メディア情報

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■□◇◆村木厚子さんの完全な名誉回復を願う◆◇□■

「厚子さん記者会見記録」(於:司法記者クラブ 文責:ナミねぇ)

2010年1月22日(金)司法記者クラブ(東京高等裁判所内)にて、
村木厚子さんの記者会見が開催され、ナミねぇは多くの記者に混じって
(もぐりこんで!?)厚子さんの会見を聞きました。10台ものTVカ
メラと、狭い会見場にギッシリの報道各社記者。厚子さんは毅然とした
態度で、時々笑顔を見せながら、堂々とお話しされました。一時間弱の
会見でしたが、私は必死でメモをとりながら参加。会見記録を、ぜひ読
んで下さい。

<by ナミねぇ>

「村木厚子さんの完全な名誉回復を願うサイト」でもお読み頂けます
http://www.prop.or.jp/news/topics/2009/20090727_01.html

■村木厚子さん記者会見
 2010年1月22日(金)13:30〜14:20
 司法記者クラブ(東京高等裁判所内)にて
 (同席:弘中弁護士、大木弁護士)

      ◇         ◇         ◇

○弘中弁護士
今日はメディアの要請で開いた会見なので、質問に答える形で進めるが、
今回の事件は「創られた事件だ」と知って戴くために開いたことを、ま
ずお伝えする。公判を控え、個別の内容については話せない部分が多い
が、可能な限りお答えする。

Q 公判についての方針は

○弘中弁護士
2〜4月にかけて、多くの証人を調べることになるが、全く無罪である
と主張する。

Q 公判に臨む胸中は

○厚子さん
真実を明らかにして、無罪を勝ち取りたい。

<写真> 記者会見に臨む厚子さん。
        右:弘中弁護士、左:大木弁護士(撮影:ナミねぇ)
http://www.prop.or.jp/news/topics/2010/img/100122_muraki_kaiken_01.jpg

Q 保釈後の生活は

○厚子さん
お正月前の保釈だったので、自宅で家事をして家族と過ごした。体力が
落ちていたので、取り戻すための生活を送ってきた。6キロ近く体重が
落ちていたが、3キロ取り戻した。まだあまり出歩く気にはならない。
初体験の「専業主婦」をしている。

Q 拘留中の気持ちは

○厚子さん
家族は信じてくれると確信していたが、家族だけでなく多くの友人たち
が「信じてるからね」と言葉をかけてくれて、ありがたかった。

Q 支援者へメッセージを送ったそうだが

○厚子さん
感謝の言葉を、メールや手紙で送らせて戴いた。支援のサイトを立ち上
げて下さっている人もおり、お礼の気持を伝えた。

Q 厚労省の人から保釈後の声は

○厚子さん
特別連絡を取り合っているわけではないが、年賀状などで激励の言葉を
たくさん戴いた。「真実を貫いて」「体調に気をつけて」という内容。

Q 裁判に不安は

○厚子さん
生まれて初めての体験なので不安はあるが、拘留中は自分一人で頑張っ
たけど、裁判では多くの方から応援していただけるので、勇気を持って
臨みたい。

Q 今回の体験は、村木さんの人生にとってどのような意味が

○厚子さん
結果がまだ出ていない今だが・・・拘置中に差し入れて戴いた本の主人
公が、ティーンエイジャーを励ます言葉として「人生には、罪に落とさ
れる時があるが、それをどう生かすかが大切だ」という部分に共感して
いる。著者はたしか、サラバレッティだったと思う。

Q 娘さんに対して思うことは

○厚子さん
人生には避けられない事もあるが、娘が困った時に「母さんも頑張った
から大丈夫」と言えるように頑張ろうと思っている。

Q 障害者政策は、村木さんのライフワークか

○厚子さん
旧労働省で障害者対策課長となり、初めて障害者施策に関わったが、と
てもやりがいのある仕事だと思った。厚労省になって、福祉・障害者に
関わるチャンスを改めて得て、良かったと思っている。

Q 自立支援法に思い入れは

○厚子さん
企画課長として関わり、とても大事な中身の法案だったので、厳しい状
況だったが重要な仕事だと思って取り組んだ。元の制度では、障害者の
社会参画に色々難しい面があり、自立支援法を作った。郵政国会の真っ
最中という大変な時で、一度廃案になりながらも、多くの障害者関係の
人達と知り合い、お付き合いしながら制度に関わることができ、とても
良い体験だった。

Q 支援者からのメッセージに、ALSの人からのものがあったそうだが

○厚子さん
メールを戴き、本当に嬉しかった。お礼のメールを送ったら、また返信
を戴いた。一文字、一行を打つのがどれだけ大変か分かっているので、
改めて頑張らねばと決意した。

Q その支援者との接点はどのようなものか

○厚子さん
個別にか、シンポジウムなどでお会いしたか・・・その両方だったかも
しれないが、通訳を介してお話をした。まばたきでパソコンを打たれる
と聞いた。

Q 検察の取調べに関しての意見は

○厚子さん
検事から「あなたが嘘をついてないなら、他の人全員が嘘をついている
ということか」と言われ「真実を知りたい!」と痛感した。

Q 最近、検察の暴走とか、横暴とか言われているが

○厚子さん
私としては、ステレオタイプに暴走とか横暴とか言いたくない。今回の
ことは「なぜ、こうなったのか、見極めたい」と思っている。

Q 保釈後、ニュースなどを見る目が変わったか

○厚子さん
今までは、誰かが逮捕されたというニュースを見聞きすると「悪い人が
捕まった」と感じていたが、今では全ての「逮捕というニュース」を、
これは間違いではないか、大丈夫か、と気に掛けるようになった。

Q 自身が刑事被告人であることをどう感じているか

○厚子さん
被告になって、自分が変わったと一瞬思ったが、すぐに「私は私だ。裁
判が終われば答えが出る」と考えた。

Q 起訴内容について

○厚子さん
全く身に覚えがない。なぜこうなったのか全く分からない。

Q 上村氏が証言を覆すそうだが

○厚子さん
取調べの時、検事から「○○が、こう言ってる」とよく聞かされたが、
警察や検事のフィルターを通ってるので、「裁判の中で真実を確認した
い」と思っていた。正しい証言をして下さることを期待している。

Q 倉沢に会った記憶は

○厚子さん
全く覚えがない。証明書を発行するという手続きは色々あったが、特別
な便宜の記憶も全く無い。また証明書を企画課長から手渡すようなこと
は、制度上、ありえない。

Q 弘中さんにお聞きする。争点としては「違法性を認識して発行した
か」という点か。公判のポイントなどは

○弘中弁護士
検察と主張が全く違うので、こちらから争点にはしない。証人は11人。
取り調べた検察官も出廷請求している。(未定の証人という)
共犯とされた方々や、すでに争いが終わった人もいるが、他の証言との
整合性など、詳しいことはこちらの作戦なので、今は言えない。ただ検
察官の論は全く不自然、不合理。
検察、特捜は、時に「結論ありき」だが、今回の事件はその代表的なも
のであると思う。したがって、情状も嘆願も一切しない。

Q 保釈後の村木さんの生活は、どのようなものか。またお嬢さんにつ
いて教えて欲しい

○厚子さん
家族、娘たちとは公判スケジュールの話などをする。娘は2人で、上は
社会人、下は高三の受験生。仕事をしているときは、いつも時間と戦い
ながら家事をしていたが、時間があるとむしろ「専業主婦」って難しい
なぁ・・・と感じる。だから自慢できる「専業主婦」ではないが、お掃
除の回数と、お料理の品数は少し増えたと思う。

Q 無罪になったら、再び厚労省で働きたいか

○厚子さん
今の状況は、マラソンに挑戦していて、40キロくらいまで走ったとこ
ろで、外へ引きづり出された感がある。年齢のこともあるが、もう一度
元の位置に立たねば、始まらないと思っている。そのためにも、裁判で
真実を明らかにし、無罪を勝ち取ります。

<写真> 記者会見場に詰め掛けた報道陣(撮影:ナミねぇ)
http://www.prop.or.jp/news/topics/2010/img/100122_muraki_kaiken_02.jpg

      ◇         ◇         ◇

■プロップのサイトでも「厚子さん記者会見記録」をご覧いただけます。
http://www.prop.or.jp/news/topics/2009/20090727_01.html#kaiken

■会見の様子に関する報道記事

厚労省元局長、検察と全面対決へ 公文書偽造事件
2010/01/22 共同通信
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012201000535.html
関連動画
http://www.47news.jp/movie/general/post_4112/

村木被告が会見「勇気を持って臨みたい」
2010/01/22 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100122/trl1001221949021-n1.htm

27日に村木被告の初公判 検察側「被告の指示」の構図維持できるか
元係長が否定へ
2010/01/22 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100122/trl1001221949020-n1.htm

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■□◇◆ラオケJOYSOUND公開録画「ナミねぇライブ」
        メルマガ読者の皆さんへ再度のご案内!!!◆◇□■

ナミねぇです!!! 1月もあっという間に過ぎて行こうとしてますが、
メルマガ読者の皆さんはお正月気分もすっかり抜けて、お仕事に忙しい
毎日をお過ごしのことと思います。

そんなあなたに再度のお知らせです。1月の最終日31日日曜日に六甲
アイランド神戸ファッションマート1階の、とっても美味しいイタリア
ンのレストラン「イルアルティスタ」にて恒例のナミねぇバンドライブ
を開催させていただきます。

この催しは、カラオケJOYSOUNDで配信中のナミねぇの「ありが
とう 〜私からあなたへ〜」の映像に、プロップの活動をアピールする
プロモーションビデオを流してくれることになり、その公開録画を兼ね
たコンサートとして開かれるんです。当日撮影した映像がビデオクリッ
プとなって全国のJOYSOUNDで公開されます。この日ご参加いた
だいた皆さんに「ご一緒に写って下さい!」ていう企画なんですよっ!

メルマガ読者の皆さんには「行くよ〜!!」ってメールでお知らせいた
だければ入場料を半額にさせて戴きますので、ぜひ下記までお申し込み
くださいませ。

一人でも多くのみなさまのご参加を心よりお待ちしてま〜す!\(^o^)/

<by ナミねぇ>

■カラオケJOYSOUND公開録画「ナミねぇライブ」

日時 1月31日(日) 午後6時開場
会場 イタリアンレストラン「イル・アルティスタ」
    神戸市東灘区向洋町中6-9 神戸ファッションマート1F
    TEL:078-846-4649

出演 ナミねぇバンド
    ナミねぇ(ボーカル)、せきこ〜ぢ(ギター)、Emy(キーボ
    ード)、くりふ(ベース)、プーヤン(ドラム)、ロベルト・
    カジヤ(パーカッション)

お代 「イル・アルティスタ」ディナー(フリー・ソフトドリンク)付
    入場料 ¥3000

※ただし、メルマガ読者の方は下記アドレスまで「行くよ〜!!」って
いうメールをいただければ半額の¥1500とさせていただきます。
お名前、人数、お電話番号を添えてお申し込みくださいね。

お申し込み先メールアドレス kouho@prop.or.jp

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■□◇◆最新メディア情報◆◇□■

●手混合で作る素材の持ち味を生かしたパン
 日本パン・菓子新聞 2009年11月15日
 http://www.prop.or.jp/news/clip/2009/20091115_01.html

●ベッドで起業 奮闘10年 (「わびすけ」こと川本浩之さんの記事)
 京都新聞(夕刊) 2010年1月7日
 http://www.prop.or.jp/news/clip/2010/20100107_01_i.html

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☆メール de ナミねぇ!【第87号】
                    平成22年1月25日発行
☆発行元:社会福祉法人プロップ・ステーション
                 URL http://www.prop.or.jp/
☆お問合せ先:  〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中6−9
                神戸ファッションマート6E−13
             社会福祉法人プロップ・ステーション広報
                メールアドレス:kouho@prop.or.jp
☆発行:原則として毎月1日と15日頃(それ以外は随時発行)
☆メール de ナミねぇ!は『まぐまぐ!』
 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
☆ご意見・ご感想をお待ちしております。
 kouho@prop.or.jp こちらまで。
☆バックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 http://archive.mag2.com/0000216194/index.html
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