4月17日木曜日、NHK和歌山放送局に隣接する「吹上ホール」にて、和歌山県知事 岸本周平さんの告別式があり、参列しました。
2025年4月18日
4月17日木曜日、NHK和歌山放送局に隣接する「吹上ホール」にて、和歌山県知事 岸本周平さんの告別式があり、参列しました。
穏やかな表情で、まるで眠っているようなお顔の周平ちゃんに「周平ちゃん、いつまで寝てるん?! 起きなアカンで!」と、思わず棺を叩いて声をかけてしまいました。
急逝ということで、参列された方々全員が、まだ信じられない思いでいっぱいやったことと思います。
奥様の香織さんにご挨拶すると「あ、ナミねぇですね・・・お話は、よく聞いてました」と言って下さいました。
香織さんの、喪主としての最後のご挨拶は、愛に溢れる素晴らしいものでした。
「夫を愛していました」「誇りに思っています」「普通の遺影ではなく、若葉の中で微笑む夫の写真を掲げさせていただきました」と、顔を上げて毅然と語られ、夫 周平ちゃんへの迸るような想いが私の胸を射て、涙が止まりませんでした。
会葬の御礼状も、そんな香織さんの想いが満ちており、周平ちゃんが、知事として、夫として、香織さんと二人三脚で歩んで来られたことを、深く実感しました。
知事室の職員にお聞きすると「登庁されないので官舎に行くと、掛け布団をきちんと顎まで被って、亡くなられていました」とのことで、苦しまずに逝かれたのであろうと、少しホッとしました。
ドローン和歌山プロジェクトの開始を楽しみにしていた、みゆうちゃんとお母さんも参列され、3人で周平ちゃんを知事室に訪問した事や、和歌山県の主宰で対談させていただいた時の想い出などを、語り合いました。
周平ちゃんへの、限りない感謝を込めて、会葬御礼状の内容を下記に記させていただきます。
周平ちゃん、安らかにお眠り下さい。
そして私たちを、空から見守って下さいね。
合掌
<by ナミねぇ>
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「皆様のお力添えに深く感謝申し上げます」
本日はご多用中ご会葬いただき、誠にありがとうございます。
夫和歌山県知事 岸本周平は、今和七年四月十五日、満六十八歳にて生涯をとじました。
夫は和歌山と、そこに暮らす方々のことを愛しておりました。
県知事という立場に誇りをもち、「困っている人、弱い立場にある人を支えたい。子ども達が輝ける未来を作りたい」と繰り返していたものです。新聞や本を熟読していたのも、趣味ということに加え責任感の表れだったと思います。ありがたいことに、さまざまな機会に支えてくださる方々に恵まれた喜びも、熱心さに繋がっていたのでしょう。
私にとっても大きな存在でした。冷蔵庫には私が食べやすいように切った果物を入れておく、そんなところにも溢れんばかりの優しさは滲み出ておりました。散歩も旅行も一緒、笑いのタイミングも同じ、時に見せたお茶目なところも大好きでした。夫の愛情に包まれていただけに、心にぽっかり穴が空いたように寂しくてなりません。
しかし夫が日頃から「充実した人生だ」と言っていたように、私も夫に「とても幸せでした」と伝えたいと思います。
生前のひとかたならぬご厚情に深く感謝申し上げますと共に、今後も変わらぬお付き合いを賜りますよう、宜しくお願いいたします。
略儀ながら書状にてご挨拶を申し上げます。
令和七年四月十七日
喪主 岸本香織
親族一同