野澤孝彦シェフシェフを講師にお迎えして、大阪市阿倍野区のNPO法人ドマーニで開催した「神戸スゥイーツ・コンソーシアム チャレンジド プログラム」、無事終了しました。当日のビデオを公開します!!

2023年9月21日

 

3種のドイツクッキーを学んだ☆神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)

昨日9月20日のKSC(神戸スウィーツ・コンソーシアム。プロップ・ステーションと日清製粉の共同事業)で学んだスウィーツは、ドイツ菓子の「ヌスエッケ」「ブリュッセラー」「ヌスサブレ」の3種。

「ヌス」と言うのは、ドイツ語で「ナッツ」のこと。つまり、ナッツを使った3種のクッキーが、野澤シェフから学んだスウィーツでした。

どれも、とても素朴な味わいで、サクッと噛むとホロっと溶けて、懐かしいような心地になるスウィーツに、心が温かくなった講習会でした。

オンラインで講習会を視聴下さった一人の方から、感想が届きました。

『全部が全部楽にとはいかないんだよね!』のシェフの言葉が半身麻痺リハビリ中の胸に響きました。毎日真面目に自主練しなくては!

この感想を受講生に伝えると、自分たちの学ぶ姿が、誰かを元気づけることがあると知って、会場は喜びと感謝に包まれました。

感想を寄せて下さった方に、改めてお礼を申し上げたいと思います!!

厳しくも優しく、丁寧に教えて下さった野澤シェフ、真剣に学んだドマーニのチャレンジドと職員の皆さん、オンライン(YouTube)で学んで下さった、全国各地の皆さん、本当に、お疲れさまでした!

骨折し、コルセットで固めた肋骨の痛みを、忘れさせてもらった、一日でした(^_^)。

皆さま、ありがとうございました!!

<by ナミねぇ>

 

神戸スウィーツ・コンソーシアム「チャレンジド・プログラムVol.16 in 大阪」
当日のビデオを公開します!!


こちらから、どなたでもご覧いただけます(編集済み)。

神戸スウィーツ・コンソーシアムのユーチューブサイト (過去の動画はこちらでご覧いただけます)
 https://www.youtube.com/channel/UCpOb5FyYaNrh8CdPsRY0y-g

 

神戸スウィーツ・コンソーシアム「チャレンジド・プログラムVol.16 in 大阪」講習プログラム

日時:2023年9月20日水曜日 13:00〜16:00
内容:講習会
講師:野澤孝彦シェフ(京都「ホーフベッカライ・エーデッガー・タックス」オーナーシェフ)
課題:ヌスエッケ、ブリュッセラー、ヌスサブレ
☆レシピはこちらからPDFでダウンロードいただけます。
 https://www.prop.or.jp/ksc/recipe_20230920.pdf
会場:NPO法人ドマーニ(大阪市阿倍野区)

<野澤孝彦シェフのご紹介>

1972年 埼玉県上尾市生まれ。幼い頃に習ったピアノがきっかけでウィーン文化に傾倒し、お菓子の世界に引き込まれる。日本橋三越内「Café Wien」などで西洋菓子の基礎を学んだあと、22歳でウィーンへ渡り、老舗カフェハウス「オーバーラー」「L・ハイナー」で修行。食文化へのあくなき探究心から南ドイツへ向かい、「ヴァンディンガー」にて製菓チーフを務めるかたわら製パン技術を習得する。日本に帰国後、1999年横浜に「Neues(ノイエス)」をオープン。2011年にはカフェレストランとして東京・赤坂へ移転、カフェレストランとして2015年まで営業する。2020年、京都にホーフベッカライ エーデッガータックス京都をオープンしオーナーシェフとなる。クラシック音楽・建築・美術にも造詣が深く、雑誌・TV・ラジオなど各種メディアへも多数出演。著書に「いま新しい伝統の味ウィーン菓子――生地とクリームのおいしさ再発見」(旭屋出版MOOK)。

ホーフベッカライ エーデッガータックス京都のホームページ

 

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)

主催:社会福祉法人プロップ・ステーション、日清製粉株式会社
後援:総務省、厚生労働省、農林水産省、東京都、兵庫県、神戸市、日本セルプセンター、関東社会就労センター協議会
協賛および材料提供企業:石川株式会社、オリエンタル酵母工業株式会社、正栄食品工業株式会社、タカナシ販売株式会社、月島食品工業株式会社、フクシマガリレイ株式会社、丸紅株式会社、DM三井製糖株式会社、(順不同・敬称略)
公式サイト:
 http://www.kobesweets.org/

 

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)について

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)は社会福祉法人プロップ・ステーションと、製粉業界最大手日清製粉株式会社の主催により、多数の企業と行政のご協力を頂き、「スウィーツの世界で活躍するチャレンジド(障がいのある人)を生みだそう!」というミッションを掲げて、2008年6月に発足しました。

KSCの開催する「チャレンジド・プログラム」では、超一流プロのパティシエやブーランジェを講師に迎え、その技術を教授する講習会を実施しています。プログラムでは、各地の作業所や施設でお菓子作りに従事する精神・知的障がいのチャレンジドを対象として、スキルを上げて生産性・報酬を上げたい、スウィーツの世界で就労したい(独立・開業)、製造販売業に携わりたいといった人たちに、超一流プロのレシピと技を直接指導します。修了生の中には、すでにKSCで学んだスウィーツを作業所単位で製品化している人たちもいます。

新型コロナウィルス禍により社会活動が大幅に制限されて来たなか、KSCはウィズ・コロナの時代に対応したじゅうぶんな感染防止対策を講じることで、無事開催を継続させていただいております。

2023年度、第16回を迎えるチャレンジド・プログラムも、引き続きコロナ感染対策を徹底したうえで開催させていただきます。統括講師にフランス菓子ノリエットの永井紀之シェフ、そして京都ホーフベッカライ・エーデッガー・タックスの野澤孝彦シェフ、神戸ピエール・ブランシュの白岩忠志シェフを講師にお迎えし、神戸、東京、大阪などの各参加作業所での現地指導で受講生(利用者、サポーター)が実技を学習するスタイルで実施されています。

神戸スウィーツ・コンソーシアムはチャレンジドのパティシエ養成を通じて「すべての人が持てる力を発揮し、支え合って構築するユニバーサル社会」の実現をめざして活動してまいります。みなさまにはどうか神戸スウィーツ・コンソーシアムの活動を力強くバックアップしてくださいますことを心よりお願い申し上げます。


社会福祉法人プロップ・ステーション理事長 竹中ナミ

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