野澤孝彦シェフシェフを講師にお迎えして、京都府京田辺市の「さんさん山城」で開催した「神戸スゥイーツ・コンソーシアム チャレンジド プログラム」。無事終了しました!!

2022年11月11日

11月9日(水)、京田辺市「さんさん山城」で開催した、神戸スウィーツ・コンソーシアム「チャレンジド・プログラム(講習会)」総括です。

京都「ホーフベッカライ・エーデッガー・タックス」オーナーシェフである野澤孝彦シェフによる、抹茶を使ったスコーンと、抹茶と栗のパウンドケーキを学びました。

さんさん山城の皆さんが、丹精込めて作られた「抹茶粉」のクオリティが大変高く、野澤シェフは感嘆の声を上げられたほど!!

粉に練り込んでも、オーブンで焼いても、香りと色が全く変わらない、凄い抹茶粉という素材を得て、スコーンもパウンドケーキも、とても華やかで、美味しく、完成しました。

日頃は高級和菓子の製造に従事しておられる、ろう者の受講生の皆さんが、初めて洋菓子にチャレンジされたんやけど、手際も熱意も素晴らしく、完成品を試食しながら、喜びの声と手話が飛び交いましまた!!

今回の講習会を機に、さんさん山城で、これから高級洋菓子の製造にも取り組んでいただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
さんさん山城の皆さん、日清製粉のみなさん、お疲れさまでした!!
そして、ありがとうございました!!

<by ナミねぇ>

☆講習会の内容全てを、動画で確認できます。

 

神戸スウィーツ・コンソーシアム「チャレンジド・プログラムVol.15 in 京都」
ユーチューブLIVE放映サイト

当日のビデオを公開します(編集済み)

神戸スウィーツ・コンソーシアムのユーチューブサイト (過去の動画はこちらでご覧いただけます)
 https://www.youtube.com/channel/UCpOb5FyYaNrh8CdPsRY0y-g

 

チャレンジド・プログラムVol.15」講習プログラム(京都会場)

日時:11月9日木曜日 13:00〜16:00
内容:講習会
講師:野澤孝彦シェフ(京都「ホーフベッカライ・エーデッガー・タックス」オーナーシェフ)
課題:スコーン、抹茶と栗のパウンドケーキ
☆レシピはこちらからPDFでダウンロードいただけます。
 https://www.prop.or.jp/ksc/recipe_20221109.pdf
会場:さんさん山城(京都府京田辺市)

<野澤孝彦シェフのご紹介>

1972年 埼玉県上尾市生まれ。幼い頃に習ったピアノがきっかけでウィーン文化に傾倒し、お菓子の世界に引き込まれる。日本橋三越内「Café Wien」などで西洋菓子の基礎を学んだあと、22歳でウィーンへ渡り、老舗カフェハウス「オーバーラー」「L・ハイナー」で修行。食文化へのあくなき探究心から南ドイツへ向かい、「ヴァンディンガー」にて製菓チーフを務めるかたわら製パン技術を習得する。日本に帰国後、1999年横浜に「Neues(ノイエス)」をオープン。2011年にはカフェレストランとして東京・赤坂へ移転、カフェレストランとして2015年まで営業する。2020年、京都にホーフベッカライ エーデッガータックス京都をオープンしオーナーシェフとなる。クラシック音楽・建築・美術にも造詣が深く、雑誌・TV・ラジオなど各種メディアへも多数出演。著書に「いま新しい伝統の味ウィーン菓子――生地とクリームのおいしさ再発見」(旭屋出版MOOK)。

ホーフベッカライ エーデッガータックス京都のホームページ

 

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)

主催:社会福祉法人プロップ・ステーション、日清製粉株式会社
後援:総務省、厚生労働省、農林水産省、東京都、兵庫県、京都府、長野県、神戸市、日本セルプセンター、関東社会就労センター協議会
協賛および材料提供企業:株式会社ADEKA、石川株式会社、伊藤景パック産業株式会社様、株式会社うめはら、オリエンタル酵母工業株式会社、正栄食品工業株式会社、月島食品工業株式会社、株式会社平瀬フーズ、フクシマガリレイ株式会社、丸紅株式会社、株式会社前田商店、DM三井製糖株式会社(敬称略)
公式サイト:
 http://www.kobesweets.org/

 

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)について

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)は社会福祉法人プロップ・ステーションと、製粉業界最大手日清製粉株式会社の主催により、多数の企業と行政のご協力を頂き、「スウィーツの世界で活躍するチャレンジド(障がいのある人)を生みだそう!」というミッションを掲げて、2008年6月に発足しました。

KSCの開催する「チャレンジド・プログラム」では、超一流プロのパティシエやブーランジェを講師に迎え、その技術を教授する講習会を実施しています。プログラムでは、各地の作業所や施設でお菓子作りに従事する精神・知的障がいのチャレンジドを対象として、スキルを上げて生産性・報酬を上げたい、スウィーツの世界で就労したい(独立・開業)、製造販売業に携わりたいといった人たちに、超一流プロのレシピと技を直接指導します。修了生の中には、すでにKSCで学んだスウィーツを作業所単位で製品化している人たちもいます。

残念なことに、新型コロナウィルス禍により社会活動が大幅に制限されて来たなか、KSCはウィズ・コロナの時代に対応したじゅうぶんな感染防止対策を講じることで、無事開催を継続させていただいております。

そして2022年度のチャレンジド・プログラムも、引き続きコロナ感染対策を徹底したうえで開催させていただきます。統括講師にフランス菓子ノリエットの永井紀之シェフ、そして神戸サマーシュの西川功晃シェフ、京都ホーフベッカライ・エーデッガー・タックスの野澤孝彦シェフを講師にお迎えし、神戸、長野、東京、京都の各参加作業所での現地指導で受講生(利用者、サポーター)が実技を学習するスタイルで実施されています。

神戸スウィーツ・コンソーシアムはチャレンジドのパティシエ養成を通じて「すべての人が持てる力を発揮し、支え合って構築するユニバーサル社会」の実現をめざして活動してまいります。みなさまにはどうか神戸スウィーツ・コンソーシアムの活動を力強くバックアップしてくださいますことを心よりお願い申し上げます。


社会福祉法人プロップ・ステーション理事長 竹中ナミ

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