デジタル庁が主宰する2021年デジタル社会推進賞(第1回)で、ナミねぇが金賞を受章しました。

2021年10月11日

デジタル社会推進賞 受賞に想うこと

 30年前にプロップ・ステーションを発足した契機は、ある重度のチャレンジドの「ベッドの上でも働いて、納税者(taxpayer)になるんだ!」という言葉に感銘を受けたことでした。

 感銘を受けたものの、とても実現不可能なことと思い「どうやって!?」と、聞き返した私に「情報通信技術で、仕事場に行けなくても、仕事がベッドの上に来たらえぇんや!!?」と言うその人の言葉に納得したことと、そうまでして「働く」という意志を持つ人を、障害があるというだけで、福祉の受け手に留めている社会に対し、猛烈に「おかしい!変えなアカン!!」と、思いました。

 娘マキのように、介護の必要な人が増える超高齢社会に突入する日本において、「働く意志」を持つ人を、全員taxpayerにするくらいの社会システムが必要や??その想いをスローガンにしたNPO(非営利組織)を造ろう!!と、決意し、高い志を持ったチャレンジドたちと立ち上げたのが、プロップ・ステーションです。

 その日から30年、ICTはまさにインフラとなり、ベッドの上で起業し社長となるチャレンジドも、誕生する日本になりました。

 そんな日本に「ドローン」が登場し、私はまたチャレンジドにとって、新しい職域が誕生したことをビビビッと感じて(笑)ユニバーサル・ドローン協会という非営利組織を創設しました。

 神戸市と神戸しあわせの村の多大なご支援で、飛行訓練の場を提供いただき、足でドローン操縦を行うチャレンジドをはじめ、若きパイロットたちが育ちつつあります。国際ドローン協会代表理事である榎本幸太郎さんが、東京から神戸にボランタリーに通って下さり、プロの技を伝授下さっています。

 このような時、デジタル庁が誕生し、第一回のデジタルの日(2021年10月10日)に、ナミねぇは「デジタル社会推進賞」を授与されました。この受賞は、ナミねぇだけのものでなく、多くのチャレンジドと支援者の皆さんとともに受けた栄誉です。心から嬉しく想うとともに、これからもチャレンジドの皆さん、支援者の皆さんと共に、「チャレンジドを、誇りあるtaxpayerにできる日本」を目指して、活動に邁進しようと思います。

一人でも多くの皆様のご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m

社会福祉法人プロップ・ステーション理事長
ユニバーサル・ドローン協会事務局長
竹中 ナミ(ナミねぇ)


画像をクリックでPDFファイルでご覧いただけます。

 

2021年デジタル社会推進賞

デジタル庁のtwitterより転載させていただきました

「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」に貢献している優れた取り組み、人、チームを表彰しました。デジタル大臣が表彰する初めての賞となりました。受賞者の皆さま、改めておめでとうございます!

以下はデジタル庁のサイトから転載させていただきました。

デジタル庁は、2021年10月10日(日)
2021年デジタルの日ONLINE EVENT─デジタル庁創設記念─を
YouTube、Twitterにて生配信いたしました。
こちらではイベント当日の様子をご覧頂けます。


(ナミねぇの出演は 1:16:16 ころからです。)

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