【神戸スウィーツ・コンソーシアム】マジパンでカバーリングした美しいフルーツケーキを、仙台講習会で学びました!

2016年9月17日

9月16日(金)
プロップ・ステーションと日清製粉が連携して開催する
「神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)仙台講習会」を開催しました。

数日前から東京で仕事してたナミねぇは
16日 午前9:24の「やまびこ」で、仙台入りです。

仙台駅に到着すると
想像以上の賑わいです。

想像以上・・・と言うたけどそれは実は私が知らんかっただけで
今、仙台市は観光に大変力を入れており
毎週のように各所でイベントが開催され
新しいホテルが次々開業してる状況やそうです。

車いすの方々を交えた団体も、楽しそうに
グループに別れてどこを観光するかという話し合いをしてはりました。

仙台駅から講習会場に到着。

日清製粉の関連企業である「東北石川食料(株)」が
仙台での講習には、いつも調理室を無償で提供下さっています。

「東北石川食料(株)」さまは、東日本大震災で完全に崩壊し
一から建て直しを余儀なくされたんやけど
新社屋が完成した時、最初のイベントとして
「神戸スウィーツ・コンソーシアム 仙台講習会」に
調理室を提供下さったという、ご縁の深い会場です。

調理室に講習会の横幕を張り
機材や食材の準備などは
石川食料、日清製粉とプロップ・ステーションのスタッフたちが
前日から準備していました。

今日の講習会で学ぶのは
「マジパンで美しくカバーリングされたフルーツケーキ」です。
すでの講師の手で完成されたフルーツケーキが
愛らしく、受講生たちを待っていました。

講師は、仙台でパティシエとして活躍されている
渡辺靖水(わたなべきよみ)さんです。
過去の仙台講習会もサポーターとして
ずっと手伝って下さってましたが、今回は講師としての登場です。

<渡辺靖水(わたなべきよみ)シェフ>
1974年生まれ。実家である「とびばいさ甘座」にて工場長を務める。
1996年にシュガークラフトのケーキデコレーター資格認定を修得後は、
各方面で工芸菓子の指導に力を注いでいる。

丁寧に記述され、ルビもふられた「レシピ」が
受講生に配付されます。

☆レシピはこちらからダウンロードできますよ。(^_^)
 https://www.prop.or.jp/ksc/recipe_20160916.pdf

KSCの統括講師である八木淳司マイスターから
講習会全体の説明と注意などが伝えられ
いよいよ講習開始です。

日頃から作業所などでスウィーツ製造を担当されている
チャレンジドたちを対象にするKSCは
少数精鋭の「リーダー講習会」です。

今回は
「BakeryShop加美パルコ」さんと
「なごみの里サポートセンター」さんから
6名の方が受講されました。

開講して気付いたんやけど
なんと今回は講師も受講生も全員女性!!!!
活動開始から9年になるKSCとして、初の出来事に
ちょっとワクワク!!!(^_^)/~

サポートボランティアとして仙台市内の製菓専門学校生(写真左)も
駆けつけて下さいました。

石川食料の社員、日清製粉の社員も
サポーターとして講習会を応援下さり
厳しいけれど温かい雰囲気で講習が進みます。

練りあがったフルーツケーキの生地を
慎重に計量しながらカップに入れ
オーブンに。

生地をオーブンで焼く間に、マジパンを学びます。
多くの製菓学校で、マジパンは初期から必ず学ぶ技巧やそうです。
ケーキの飾り付けなどに必須の技ということなんやね。

食紅でピンクに色づけしたマジパンで
まず薔薇の花をつくります。

おもわず「わ〜い、かわゆい〜!!!!!!」と
叫んでしまうマジパンの「薔薇」です。

受講生たちも、真剣にマジパンを練りあげ
薔薇の花に挑戦です。

おおっ!
黄色い薔薇もできました。(^_^)/~

マジパンを学ぶ間にフルーツケーキが焼けました。
日清製粉のサポート社員さんが丁寧に
ケーキをカップから出して行きます。

マジパンでカバーリングするには
ケーキが冷えてないとアカンので
焼き上がったフルーツケーキを冷蔵庫で急速に冷やします!
この後、マイナス20度くらいまで下がりました。

日清製粉や協力企業の方々は
粉をふるったり、計量したり・・・
様々なサポートをして下さっています。

いよいよ、フルーツケーキをカバーリングするマジパンの
製造開始です!!
ケーキを美しくカバーリングするため
ミリ単位で計りながら生地をのばします。

ケーキの底と上部を包むマジパンを接着するには
リキュールを使います。

丁寧に、優しくカバーリングされた
フルーツケーキの完成です!!!!

「おつまみ」を作ってるんちゃいますよ。
花弁や葉っぱをつくるためのマジパンに練り込む
少量のバターを準備するサポート社員さんです。

八木マイスターはじめサポーターの方々が
真剣に受講生の作業を見守ります。

受講生たちのカバーリングも完成です!!!

薔薇の花びらを綺麗につくるのは、
なかなか難しそうです!

葉っぱには、小さなナイフで葉脈まで!!!!!

出来上がったフルーツケーキを手に記念撮影です。
4時間半の講習会。
最後まで受講生全員、頑張りました!!!!

「BakeryShop加美パルコ」さんも、「なごみの里サポートセンター」さんも
八木マイスターのレシピによる
「祈りのプレッツェル」製造販売チームです。

講習会の最後には
それぞれの「祈りのプレッツェル」を
講師が試食し、評価しました。

「祈りのプレッツェル」の品質を、キチンと維持するためには
講師の試食と評価が欠かせません。

「祈りのプレッツェル」は、全国11の作業所等で購入できますので
皆さん、ぜひご注文下さい!!!

☆「祈りのプレッツェル」については、ぜひこちらでご確認下さい。
 http://ameblo.jp/takenakanami/entry-12150120779.html

ということで
仙台講習会、無事終了です!!!!
受講生の皆さん、お疲れさま。
講師、サポーターの皆さん、ありがとうございました!!!

おまけ・・・というか、余談なんやけど・・・

講習会の後、再び東京に戻らなアカンので
仙台駅で新幹線の切符を買おうと思ったら
なんとどの列車も、まさかの満席!!!!

しかたなく、自由席券で次の予定(20:30に赤坂で会合)
に間に合う列車に飛び乗り
座席が無いので立ったまま東京に戻りました。
なんと「立ち席券」というのがあるのね!!(笑)

最後がちょっと「とほほ・・・」やったけど
東北に元気と活気が戻っていることを実感できた
嬉しい一日となりました。

皆さん、ホンマに、ホンマに、
ありがとうございました!!!!!!!\(^0^)/

<by ナミねぇ>


講習が終わって参加者全員で記念撮影(クリックすると大きくなります)

 

<仙台会場開催概要>

■開催要項 開講日時 2016年9月16日(金)
                13:00〜17:00頃まで
 開催会場 東北石川食料株式会社
 住所 〒984-0015宮城県仙台市若林区卸町3−6−8
 講師 渡辺靖水(甘座洋菓子店)
     八木淳司(オーストリア国家公認マイスター)
 課題 フルーツケーキとマジパンペースト

レシピはこちらからダウンロードいただけます
 https://www.prop.or.jp/ksc/recipe_20160916.pdf

<渡辺靖水(わたなべきよみ)シェフ>
1974年生まれ。実家である「とびばいさ甘座」にて工場長を務める。1996年にシュガークラフトのケーキデコレーター資格認定を修得後は、各方面で工芸菓子の指導に力を注いでいる。

 

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)

■主催
 社会福祉法人プロップ・ステーション、日清製粉株式会社

■後援
 農林水産省、総務省、東京都、兵庫県、岡山県、神戸市、仙台市、日本セルプセンター、関東社会就労センター協議会、近畿社会就労センター協議会

■公式サイト
 http://www.kobesweets.org/

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