「神戸スウィーツ・コンソーシアム」福島支援プロジェクトのため「交流サロンしんせい」などを訪問!!

2015年1月25日

先週1月19日から3日間
今年の「神戸スウィーツ・コンソーシアム 福島支援プロジェクト」のため
「JDF被災地障がい者支援センター 交流サロンしんせい」と
”魔法のお菓子ぽるぼろん”を製造しておられる作業所のうちの4カ所、
そして、ふくしまの現状を視察させていただきました。

日清製粉からは
「神戸スウィーツ・コンソーシアム」担当者:渡邊さんと総務の石森さん。
統括講師である八木マイスター
そしてナミねぇという顔ぶれです。

夕方の5:30ごろ東北新幹線で東京から郡山駅に到着すると
駅前は冬季限定の美しいイルミネーションが
私たちを迎えてくれました。

2週続けて大雪が降ったそうで
路の端っこにかき寄せられた雪があり
ボンネットに少し雪を乗せた車も、走ってました。

郡山市西の内にある
「JDF被災地障がい者支援センター 交流サロンしんせい」に到着すると
電動車いすでパソコンに向かっていた代表の白石清春さんと
プロジェクトリーダーの富永美保さんはじめスタッフの皆さんが
温かい笑顔で迎えてくださいました。

*白石代表(前)、富永さん(左)、渡邊さん(中央)、ナミねぇ(右)

今回の福島視察は
「秋冬向けのスウィーツである”ぽるぼろん”が売れ行き好調で嬉しいけど
製造に携わるチャレンジドが、年間を通してお菓子作りという仕事に従事できるよう
春夏向けの新商品〜美味しくて売れるスウィーツ!をぜひ開発したいので
神戸スウィーツ・コンソーシアムのプロジェクトとして応援して欲しい!!」
という、富永さんの熱い要請がきっかけです。

”ぽるぼろん”の製造にも
日清製粉が被災地支援として最初から関わっておられたこともあり
「神戸スウィーツ・コンソーシアム」の今年の取り組みとして
日清製粉、プロップ・ステーション、講師たちの総意のもと
支援プロジェクトを推進することになりました。

「交流サロンしんせい」では、集まられたスタッフの皆さんに
「神戸スウィーツ・コンソーシアム」の活動内容を説明し
新商品〜美味しくて売れるスウィーツ!〜の開発に向け
一緒に頑張りましょう!!と意識合わせをしました。

*雪が残る「交流サロンしんせい」の入口

説明会の後は懇親会ということで
スタッフの皆さんが地元食材で様々な料理を作って
もてなしく下さいました。

福島では誰もが知ってるという冬至限定の「いとこ煮」は
カボチャと小豆をホックリ煮たもので、ちょっとスウィーツ風のテイスト!
めっちゃ美味しくて、おかわりいっぱいさせていただきました!!

「鶏肉(かしわ)と卵で親子丼」「牛肉と卵で他人丼」・・・
「カボチャと小豆で、いとこ(従姉妹)煮」とはこれいかに!(笑)

ホーレンソウを地維持特産の「荏胡麻(えごま)」で和えたものも
とても美味しかったです!!

*「いとこ煮」(左)と、ホーレンソウの荏胡麻あえ(右)

仕事の後の食事会は、いつも手造りやそうで
地元野菜をふんだんに使った「餃子鍋」と
皆が大好きという「たこ焼き」まで作って下さって
大感激しました!!!!

皆さん、本当にありがとうございました&ご馳走様でした!

ホテル・ロビーの新聞コーナーには
「福島民友」や「河北新報」が置いてあり
「福島に来たんやなぁ」と、改めて実感しました。

翌20日(火)にはマイクロバスで
「ぽるぼろん」を製造されている作業所を4つ巡りました。

最初は、原発事故で移転を余儀なくされた浪江町から避難し
ここ二本松に作業所を移転された
「アクセスホームさくら」です。

悩み、迷われた末に、浪江町戻るのではなく
「ここに腰を据える!!」と決意し
二本松に新たな事業所を開設されたそうです。

雪の中に、昨夏、新設オープンされた建物が
輝いて建っていました。

「アクセスホームさくら」の公式サイトは、こちらです。
 http://acsakura.in.coocan.jp/

*渡邊さん(左)、富永さん(中央)、八木マイスター(右)

二軒目は、
郡山市でカフェ・レストランを経営される「スイートホット」で
見学とランチ。
地元食材で作られた減塩料理の数々は
あっさりとした中にパワーを感じる美味しさでした!

「スイートホット」の公式サイトは、こちらです。
 http://www.hotfukushi.jp/publics/index/49/

*「スイートホット」の、気取らずおしゃれな店内

三件目にお伺いしたのは
やはり郡山市で、パン屋さんを経営される「ワークコスモス」

「ワークコスモス」の情報は、こちらです!
 http://www.cosmoskai.jp/main/sisetu/workcosmos.html

*ワークコスモスのパン屋さん入口

「ワークコスモス」では
ちょうど”魔法のお菓子ぽるぼろん”が焼き上がり
チャレンジドの皆さんが
一つ一つ丁寧に封入作業をされてました。

ぽるぼろんは、
そ〜っと、そ〜っと持たないと、ぽろぽろと崩れてしまうので
封入作業は真剣そのもの。

封入に使う専用の紙や袋も
一枚一枚手作業で裁断したり切り込みを入れたり・・・
真心のこもる
”ぽるぼろん” の完成するまでを拝見し
「このお菓子に負けないものを、今回のプロジェクトで生み出すぞ!!」
と、改めて決意した私たちです。

*手作業で心を込めて”ぽるぼろん”を封入する、チャレンジド・スタッフの皆さん

最後に訪問させていただいたのは
住宅展示場の一軒を改装して経営されてる
「ほっこりCafeまあぶる」です。

入口のスロープを
滑らないよう注意しながら、ゆっくり踏みしめて入店。
採光たっぷりの吹き抜けのカフェで
「お茶」させていただきました。

「ほっこりCafeまあぶる」のサイトは、こちらです!
 http://www.tsutaeru-fukushima.jp/?p=8956

いずれの事業所も
東北大震災と原発事故による避難生活の影響で一時は活動があやぶまれたものの
スタッフの皆さんが心を合わせて再起に取り組まれると同時に
富永美保さんという
希有なプロジェクトリーダーのコーディネイト力によって
”魔法のお菓子ぽるぼろん”の製造チームとして活動しておられることを
今回の視察で実感させていただきました。

視察後「交流サロンしんせい」に戻り
「神戸スウィーツ・コンソーシアム」統括講師である八木淳司マイスターと富永さん、
そして日清製粉の方々、ナミねぇで
「新しいスウィーツの開発」について意見交換。

地元名産の、荏胡麻(えごま)や桑、穀物などもぜひ使って
新スウィーツにチャレンジしよう! ということになりました。

各事業所の機材(特にオーブン)や作業体勢にバラツキがあるので
コーディネイトはホンマに大変やけど
”ぽるぼろん”を生み出し、好調な販売を続けてこられた
富永さんと、交流サロンしんせいのスタッフの皆さんの経験とパワーと
「神戸スウィーツ・コンソーシアム」の八木マイスターをはじめとする
一流講師陣の応援とアドバイスがあれば
「必ず実現する!!」と確信した夜でした!!!

*富永さん(左)と濃い意見交換を交わす、八木マイスター(右)

スウィーツといえば・・・郡山では「誰でも知ってて当たり前!!」というのが
「クリームボックス」という、菓子パン!? です。

関西と東京から訪れた私たちは
「クリームボックス、何それ???」と、
実物に出会うまで想像もできへんかったんやけど
「スライスした食パンの上面が、白くて甘いクリームで覆われている」というもので
学校給食などにも出る「地元定番の菓子パン」でした。

「いとこ煮」もそうやけど、地域の食文化って
奥深いもんやなぁ!!! と改めて実感したナミねぇです。

*地元スーパー内のパン屋さんで、アーモンド入りの「クリームボックス」を購入。
一切れ130円でした。

福島視察3日目は
「いわきおてんとSUN企業組合」の新妻さんと藤松さんの案内で
いわき中央インターから高速道路に入り
被災地バスツアーに参加させていただきました。

ツアーを案内下さった新妻さんは原発事故の影響で
生まれ育った「ならは町」からいわき市に避難。
ご両親はまだ仮設住宅で暮らしておられるそうです。

穏やかな語り口の中に
「静かな怒り」と「自分が創造する未来への闘志」が感じられる
真摯で素敵な青年でした。

阪神淡路大震災と東日本大震災の両方に遭遇したという
島村守彦さんが設立した「いわきおてんとSUN企業組合」の公式サイトは、こちらです。
 http://michinokushigoto.jp/archives/7804

*被災地ツアーガイドの新妻英明さん

ツアーバスが走る沿道には民家がたくさん建っているけれど
住人は避難されてるので、一時帰宅許可で掃除に戻るなど以外、無人です。

沿道を走る沢山の車や人は全て復興作業に携わるもので
いわば「復興作業の町」になっているというのが現状でした。

「道の駅 ならは」は現在
「福島県警 双葉警察署臨時庁舎」になっていました。

*「臨時警察署になっている、道の駅ならは」と、内部の様子

沿道はどこも「除染作業中」です。

ならは町の高台にある天神御崎公園から
あの日、大津波に襲われ、今は復興基地となっている平地が見渡せます。

原発に替わって、火力発電所が水蒸気の白煙を上げて再稼働していました。
手前の川は「鮭の遡上」で有名だったそうです。
数羽の白鳥が戻って来ているのが、印象的でした。(^_^)

いわき市の海岸「よつくら港」では
津波で打ち上げられた漁船がモニュメントとして置かれていました。

大津波の被害の後が克明の残る富岡町に入ると
大破した乗用車がそここに転がり、
歪んだ鉄骨、崩れた壁の建物
雑草に覆われた土地など、
JR富岡駅周辺は、原発の影響で
なかなか復旧にも手が付けられないことを改めて実感しました。

阪神淡路大震災を体験した私は
神戸の復興との速度の違いに愕然とするとともに
東日本大震災が、いかに巨大かつ甚大な災害だったかということを
改めて思い知らされました。

特に、原発事故によって故郷を捨てざるを得なかった方々の想いは
いかばかりでしょう・・・・

亡くなられた多くの方々のご冥福を心からお祈りするとともに
被災された方々の一日も早い生活再建を
改めて、強く、深く願わずにいられません。

*いまだ復旧てつかずの、富岡町駅周辺の町

*津波で破壊されたJR富岡駅は復旧工事中です。

*富岡駅に設置された線量計

視察の最後に「ほっこりできる所に行きましょう!」という
新妻くんの案内に導かれ
「浜風商店街」を訪れました。

浜風小学校の敷地内に
地元商店主の皆さんが、力いっぱい再建されたお店が
元気に営業していました。

浜風商店街のサイトも、ぜひ見て下さい!!
 http://hisanohama-shops.com/

*浜風商店街に、はためく幟(のぼり)

視察の旅を終え
今、わたしは
「神戸スウィーツ・コンソーシアム 福島支援プロジェクトを
絶体成功させなければ!!」
と、強く思っています。

今回の旅で出会った人は、誰一人声高に語ることなく
静かに、そして明るく、私たちを迎えて下さいました。

だからこそ一層
その人達が
未来向けて今取り組んでおられることが少しでも加速できるよう
自分にできる何かをして行かねば・・・と、思います。

「神戸スウィーツ・コンソーシアム」の福島支援プロジェクトに
一人でも多くの方が関心を寄せ、応援いただけたら嬉しいです。

<by ナミねぇ>

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