「神戸スウィーツ・コンソーシアム in 東京 チャレンジド・プログラム Vol.3」第3回講習会が開催されました

 

2010年7月17日

[写真]ナミねぇ開会の挨拶

ナミねぇです。去る7月17日(土)、「神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC) in 東京 チャレ ンジド・プログラム Vol.3 第3回講習会」が日清製粉日本橋小網町の技術加工センターを会場に開催されました。この日のプログラムは八木淳司マイスターによる「米粉を使ったクッキー」と「ブルーベリーのシュテュルーデル」です。毎回たくさんの支援者のみなさんにお集まりいただいていますが、今回は元岩手県知事で元総務大臣の増田寛也さん・満喜さんご夫妻も応援に駆けつけてくださいました。

サブ講師を務めるのは、お馴染み永井紀之シェフ、岡山からお出でいただいた西日本調理製菓専門学校講師の井上孝シェフ、井上シェフには8月に神戸会場の講師をお願いします。そして支援企業からオリエンタル酵母工業の服部洋幸さん、日清製粉のスタッフのみなさんがボランタリーにお手伝いくださいます。

日頃、施設や作業所でお菓子、パンづくりに励み、プロを目指す熱意を持ったチャレンジド8名の受講生の皆さんが、熱心に八木講師の手元を真剣に見つめながら学習を進め、その模様を日清製粉の社員の方がビデオ撮影下さりインターネットのユーストリームサイトで生中継されます。

[写真]八木マイスターの匠の技!

この日チャレンジドたちが実習した課題は、米粉を使ったクッキー「ハイディサンド」。そして同じく米粉を使った全粒粉クッキーの「グリース」。どちらもドイツやオーストリアでとてもポピュラーなクッキーです。そして講師実演は、八木マイスターの匠の技を間近に見ることの出来る「ハイデルベアシュテュルーデル」(ブルーベリーのシュテュルーデル」。昨日から寝かせておいた生地を、八木講師が両手で広げて行きます。う〜む、いつ観ても「神技」としか思えない広がり方!!

出来上がったシュテュルーデルを八木講師が切り分けてくださり、参加者全員が試食させていただきました。最後に全員で記念撮影。受講生は緊張して、なかなか笑顔が出ないけど、カメラマンから「笑顔で〜」と言われて、みんなにっこり! 無事講習は終了しました。

次回の講習ではいよいよ後援をいただいている総務省の協力で、講義の模様をインターネット中継し遠隔地にいるチャレンジドにも講義の模様を配信するプロジェクトが始まります。またユーストリームでも引き続き放映しますので、是非ご覧下さいね。Twitter等によるソーシャルストリームでツイートできますので、皆さんの感想なども是非お待ちしています!

<by ナミねぇ>

 

[写真]試食される増田ご夫妻

講習会の映像

 

 


八木講師の説明を真剣に聞きながらメモを取る受講生達

 

第3回講習のレシピ

ハイディサンド

<配合>
●生地
中力粉 (日清製粉 テロワール) 225g
米粉 (フレッシュフードサービス ライスフラワーP) 25g
塩 (泣Jンホアの塩 カンホアの塩 ) 少々
粉糖 (三井製糖 粉砂糖) 120g
無塩バター (タカナシ販売 タカナシ北海道バター ) 160g
全卵(M) 1/2個
レモンの皮 少々
ヴァニラビーンズ (バニラハウス ブルボン種) 少々
●仕上げ用
全卵(M) 1/2個
粗いグラニュー糖(三井製糖 グラニュ糖) 少々

<作り方>
(1)中力粉、米粉、塩、粉糖、バター、レモンの皮、バニラビーンズを混ぜ合わせる。
(2)(1)に全卵を入れ、まとめる。
(3)(2)を120gに分割し、棒状に形を整える。(約30cm)
(4)(3)を冷蔵庫で休ませた後、卵を薄くぬり、グラニュー糖をまぶして輪切りにする。
(5)(4)を鉄板に並べ、上火180度、下火150度で12分程焼成する。

 

グリース(全粒粉クッキー)

<配合>
全粒粉 (日清製粉 スーパーファインソフト) 300g
中力粉 (日清製粉 テロワール) 30g
米粉 (フレッシュフードサービス ライスフラワーP) 50g
粉糖 (三井製糖 粉砂糖) 90g
無塩バター (タカナシ販売 タカナシ北海道バター) 200g
全卵(M) 1/2個

<作り方>
(1)全粒粉、中力粉、米粉、粉糖、バターを混ぜ合わせる。
(2)(1)に全卵を加えてまとめ、冷蔵庫で休ませる。
(3)(2)を薄くめん棒で伸ばし、型で抜く。
(4)(3)を鉄板に並べ、上火180度、下火150度で12分程焼成する。

 

ハイデルベアシュテュルーデル(ブルーベリーのシュテュルーデル)

<配合>
●生地 (4本分)
中力粉 (日清製粉 テロワール) 600g
強力粉 (日清製粉 カメリヤ) 200g
塩 (泣Jンホアの塩 カンホアの塩 ) 4g
サラダ油 120g
湯 (ぬるま湯) 470g
●詰物 (1本分)
ブルーベリー 500g
りんご 1個(100g)
ヘーゼルナッツパウダー 50g
シナモン 少々
グラニュー糖 (三井製糖 ホワイトファインシュガー) 100g
無塩バター (タカナシ販売 タカナシ北海道バター) 50g
ケーキクラム 75g
●成型(1本分)
無塩バター 溶かしたもの (タカナシ販売 タカナシ北海道バター) 40g
ケーキクラム 適量
手粉 (強力粉)(日清製粉 カメリヤ) 適量
粉糖 (三井製糖 粉砂糖) 適量
●仕上げ用 (1本分)
冷凍ブルーベリーピューレ (ラ・フルティエール ジャポン) 300g 
バニラアイス (タカナシ販売 バニラアイスクリーム AUSレッド) 適量

<作り方>
●生地
(1)中力粉、強力粉をミキサーボールに入れ、塩、サラダ油を加える。
(2)(1)にぬるま湯を少し残して加え、固さを見ながら調節して低速で混ぜる。
(3)(2)を固さを見ながら約30分、低速でゆっくりと練る。
(4)(3)が練りあがったら、分割し、ボール状にまとめる。
(5)(4)の生地の表面に、サラダ油を薄く塗り、ラップで包んで寝かせる。
●詰物
(1)リンゴは4等分して、芯を取り、皮をむく。その後乱切りにする。
(2)洗って水気を切ったブルーベリーをボールに移し、グラニュー糖、無塩バター、ケーキクラム、リンゴ、ヘーゼルナッツパウダー、シナモンを入れる。
(3)(2)を、果物がつぶれないようにざっくりと混ぜ合わせる。
(4)(3)に溶かしバターを入れる。
●成型
(1)木綿の布の上に、手粉をふってから、十分に休ませた生地を置き、生地にも手粉をふる。
(2)生地を少し手で伸ばした後、めん棒である程度まで伸ばす。
(3)手の甲に手粉をふる。生地の下に手を入れて上に持ち上げ、すこしずつ手を外側に広げるように動かして伸ばしていく。
(4)端の5cm位が厚くなっているのでテーブルに置き、少しずつ両手を使って外側に広げるように生地の端に向かって伸ばす。
(5)(4)の表面にハケで溶かしバターをぬる。
(6)(5)の表面にケーキクラムを散らす。
(7)(6)の上に詰物を帯状に重ね、最後に生地の端を10cm程取り除く。
(8)生地ではなく下に敷いた布を持ち、生地をロールのように巻く。生地の両端はねじってまとめる。
(9)鉄板に溶かしバターをぬる。
(10)(8)を転がすように鉄板の上に置き、生地の重なっている端が下にくるように位置を整える。
(11)(9)の表面に溶かしバターをぬり、上火210度、下火210度で25分程焼成する。
●仕上げ
(1)焼きあがったら、すぐに溶かしバターをぬり、粉糖をふる。
(2)ブルーベリーピューレとバニラアイスを添えて、盛り付ける

■協賛企業(順不同 敬称略)

有限会社カンホアの塩
タカナシ販売株式会社 
バニラハウス
平瀬フーズ
三井製糖株式会社
株式会社ラ・フルティエール ジャポン
フレッシュフードサービス株式会社
日清製粉株式会社

第3回講習のレシピはPDFファイルでもご覧いただけます。


受講生、講師、主催者、サポーター全員での記念撮影

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