民放連に「CM字幕 ワーキンググループ」設置さる!!
〜ナミねぇの、総務省地デジ委員会、ご報告〜

2010年2月17日

ナミねぇです。皆さんこんにちは、今日は嬉しいご報告です!!

2月15日(月)総務省情報通信審議会 地デジ放送推進に関する検討委員会が開催されました。1月にご紹介させて戴いた「原口一博総務大臣&ナミねぇ新春対談」で、CM字幕付与の重要性に共感された原口大臣が「すぐ取り組んで下さい」と担当官に指示されたことを受けて、総務省と民放連の取り組みに新たな展開があるのか、に関心が寄せられる委員会でした。

委員会では、地デジ実施まであと約500日ということで、難視聴地域や世帯の解消、地デジ移行への説明会や個別相談に応じる「デジサポ」の熱心な活動などが報告された後、「委員からの報告」として上記対談記事が配布されました。

[写真]
原口大臣と(月刊ニューメディア誌の対談にて)

私は、対談に至る経緯や概要などをお話した後「総務省と民放連のほうで、新たな取組などが始まっていたら教えて戴きたい」と質問したところ・・・
総務省からは「原口大臣からの直接の指示でもあり、しっかり取り組んで行きます。民放連との打合せも進めています。」という回答が。そして民放連からは「民放五社で、CM字幕に関するワーキング・グループを立ち上げ、検討を開始しました。」という報告がなされました。

会議終了後に改めてお聞きすると「すでにワーキング・グループは動き出しており、翌日にも第2回目の検討会を開催する」とのことでした。

ただ、CM字幕はスポンサーに著作権があることや、クローズドキャプション(常に表示されているのではなく選択的に表示)であることなど、営業的、技術的に難しい面が多々あるので、民放5社が一斉にというのは困難な状況であると説明があり、ワーキング・グループの方向としては、先ず「モデル局を生み出せるよう、真剣に議論しています。」とのことでした。

新たな取り組みが始まったことを嬉しく思うとともに、私たちユーザーの側も、事態の進展に関心を寄せ続けるとともに、アンケートなどが行われた場合、前向きな意見を積極的に届ける努力が欠かせないと思います。

総務省、民放連、スポンサー企業、ユーザーなど関係者が力を合わせて取り組めば、きっとCM字幕の普及は進む! と実感した委員会でした。

「新春対談」で本件をプッシュしてくれはった総務大臣の原口ちゃんに早速報告せねば!!
そして、対談を企画・実現して下さった月刊ニューメディアさん、ありがとうございました。応援ますますヨロシクお願いしますね〜!!(^^)/~

月刊ニューメディア 「原口一博総務大臣&ナミねぇ 新春対談」

ちなみに、アメリカのTV放送では番組の最後に「字幕提供〇〇社」って出るくらい、ビジネスとして成立してます。アメリカで字幕放送が一番使われる場所は、賑やかなスポーツ・バーやそうです! 「誰にでも必要な時がある字幕」というユニバーサルな意識が普及に拍車をかけてるんやね、きっと。

1997年に届いた、ビル・ゲイツ氏からのメッセージでは(十数年前にも関わらず)「誰にも役立つ字幕」への言及があり、ナミねぇはビックリした記憶があります。

ビル・ゲイツ氏からのメッセージ

最後に、ナミねぇのツイッターに寄せられたご意見をご紹介しますね。


はじめまして。CM字幕にはとても関心があります。昔、某社の「この○なんの木」の歌詞が分からず悲しい思いをした記憶も…。CMはその時代の文化や風俗と切り離せない存在、という意味でも字幕が定着すると嬉しいですね。(blacklotus_mtg さんから)

<by ナミねぇ>

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