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アメリカ大使館のお招きで、オバマ大統領演説会に出席しました

2009年12月9日

11月14日(金)、アメリカ大使館からのお招きで、サントリーホールで 開催された「オバマ大統領演説会」に出席しました。

実は、オバマ大統領の来日がミシェル夫人同伴の場合、ミシェル夫人の訪問先の一つに「プロップ・ステーション東京オフィスを」ということ で、9月中旬にホワイトハウスとアメリカ大使館からから視察があったんです。でも残念ながら今回は大統領のみの来日ということになり、 ミシェル夫人にお会いするチャンスは延期となりました。

[写真]オバマ大統領演説会会場にて
(写真クリックで大きな画像がご覧いただけます)

「勇気ある日本女性賞」をナミねぇに授与下さり、ミシェル夫人との出会いにご尽力下さるなど、プロップの活動を温かくご支援下さるアメリ カ大使館から大統領の演説会に招かれ、とても嬉しかったです。

さて生オバマ大統領、やっぱりオーラ出てました! 皆さんすでにTVニュースなどで、何度もご覧になったと思いますが「子どもの頃、母に連れられて来た鎌倉で、平和と静寂の象徴である大仏を観たけれど、私は抹茶アイスのほうに夢中だった」というユーモア溢れる「つかみ」と、小浜市民への感謝表明で会場の笑いを誘い、核無き世界を実現するためには、北朝鮮の非核化と、拉致被害者の情報がすべて明らかになることが必要だ、という部分では、満場の拍手が送られました。

約30分間の演説が終わるとは、スタンディングオベーションが1分近く続き、会場は昂揚した雰囲気に包まれたのですが、演説を聴き終わって 冷静になってみると、「とてもクールな演説やったなぁ」というのが、私の感想です。

「アジア初の演説を日本で」ということでしたが、日本人だけに向けてというより、「米国にとって、日米同盟は世界戦略、とりわけアジア戦略の要なのだから、一緒に頑張って欲しい。お互いがそれを対等に自覚することが、とっても必要な時代ですよ」と、この演説内容を報道で知るであろう米国民や、アジア各国の人たちや、そして「自覚がちょっと足りない(!?)」日本国民に向けて語りかけたという感想を持ちました。

[写真]演説するオバマ大統領

語り口はとてもソフトで、聴衆の心の掴み方には天才的なものがあり、笑顔も態度もすべてスマート・・・カリスマ性において、J.Fケネディに並び称されるのも決して不思議ではない、オバマ大統領。米国大統領としての重責と重圧は、世界中のどの国のトップより重いものを担っているであろうその人が「爽やか」であるために、あるいは「爽やかに見え続けるために」どれだけの努力や忍耐を求められるんやろう・・・などということも、考えてしまいました。

会場で、日本の政権交代を如実に感じる場面もありました。最前列に民主党の閣僚や党三役が並び、自民党大物議員の皆さんは、数列後ろの席に案内され、着席していたこと。森元総理が、大きな身体で 最前列に出向いて行って菅直人さんに挨拶するなんて、政権交代前には「あり得ない」ことやったでしょうね。

プロップの、米国におけるカウンターパートである「国防総省CAP」が20周年を迎え、プロップにとっての日米の距離はますます縮まっていますが、政権交代した日本と米国の関係はいささかギクシャクしているように思います。より良き日米関係の深化のために、これからもプロップ&ナミねぇは努 力を続けたいと、オバマ大統領の演説を生で聴き、改めて思ったナミねぇでした。

(本文写真撮影は同行した事務局長 竹中宏晃)

by ナミねぇ

 


ホワイトハウスのホームページに掲載された写真にナミねぇが写っていました!
ホワイトハウスのホームページはこちらです。

 

関連リンク

会場で配られたパンフレット「バラク・オバマ第44代アメリカ合衆国大統領」 ((PDF 4.1 MB)

オバマ大統領演説の音声および日本語訳

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