神戸スウィーツ・コンソーシアム 「チャレンジド・プログラム Vol.1」 第2回講習が開催されました!

2008年9月3日

さる8月23日(土)に、神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)「チャレンジド・プログラム Vol.1」 の第2回講習が開催されました。

[写真]左からナミねぇ、八木講師、西川講師、藤石講師。各写真はクリックで拡大してご覧いただけます。

メイン講師にモロゾフ株式会社テクニカル・ディレクターの八木淳司さ ん(オーストリア政府公認マイスター)を迎え、サブ講師にレストラン 「コム・シノワ」の西川功晃シェフとベーカリー・コンサルタントの藤石英之さんという夢の顔合わせで始まったこの講習ですが、おかげさま で各方面からの反響もたいへん大きく、協賛していただく方々も増えて きて、ほんとうに嬉しく思っています。

毎回講習会場の提供とたくさんのお手伝いのスタッフでご協力いただいてい る共催者の日清製粉株式会社さんをはじめ、美味しいお菓子作りに欠か せない良質の材料を提供くださっている企業をはじめとする協賛各社の 皆さま、神戸市と兵庫県をはじめ後援いただいております皆さまにもあ らためて心より御礼申し上げます。

[写真]まずは下ごしらえから!

前回の講習で、受講生の皆さんの進度が速かったことから、今回は八木 マイスターの判断で実習を少し加速することになり、プリンとチョコレ ートムースの二種類に挑戦することとなりました。プリンは材料が卵、 ミルク、砂糖、バニラエッセンスとシンプルなので、素材と技術が大き くかかわってくるようです。ナミねぇもサポーターの皆さんと一緒に、 期待と不安で受講生の実習を見守ります。丁寧にプリン液を漉し、泡を 取ることが口当たりが良く仕上がるコツみたいですよ。出来上がった材 料をお湯を注いだバットに並べオーブンに入れます。時間は約1時間。 短時間でも出来るみたいですが、ここはじっくり時間をかけて焼きあげ ます。

[写真]生徒の実習を見守る八木マイスターと西川シェフ

焼きあがるまでの時間を使ってチョコレートムースにも挑戦しました。 卵白の泡立てや、チョコレートに生クリームを注ぎ溶かすなど、より技 術が要求されますから、受講生も真剣なまなざしで調理に励みます。 今回のチョコレートムースは、八木マイスターが働いておられたドイツ の三つ星レストラン「門外不出のデザート・レシピ」という、神戸スウ ィーツ・コンソーシアムならではのもの。難易度は高いけれど、受講生 一同真剣に取り組みました。

[写真]プリンが焼きあがりました〜!

ムースにチャレンジしている間に、いよいよプリンが焼きあがりました。 出来たてを頂けるのは受講生とともに、ドキドキして見つめるオーディ エンスの特権?です。一口プリンを口に入れたとたん、なめらかな口当 たりと豊かな味わいが広がります。コンビニプリンとは全く次元の違う 美味しさにビックリ! チョコレートムースもこれぞチョコの香りって いう、素材の良さが実感できる仕上がりで、八木マイスターの指導に全 力でついて行った受講生の皆さんのレベルの高さに、あらためて脱帽し たナミねぇです。

[写真]パフェを前に八木マイスターも笑顔です

そのあと、特別プログラムとして八木マイスターが手早く数種類のパフェ を作って、その盛り合わせを教えてくださり、ずらっと並んだスウィー ツを前に、受講生の皆さんのほんとうに満足の表情がとてもさわやかで した。ナミねぇはこの講習を開催してほんとうに良かった! と心から 思いました。

最後に、前回第1回講習が終わった後、受講生の皆さんにアンケートを お願いしたのですが、その中のお一人である深草健治さん(大阪から参 加された、精神障害のチャレンジド)からお手紙をいただきました。 講習の内容が生き生きと伝わってくる、とても素適なお手紙でしたので、 ご本人に了解を頂きここにご紹介させていただきます。彼がプロのパテ ィシエとして活躍する日が来ることを、心から願ってやみません。

[写真]受講生のつくったスウィーツを真剣に試食するサポーターと見学者のみなさん

by ナミねぇ

 

深草健治さんから頂いたお手紙

[写真]深草健治さん&ナミねぇのツーショット

受講日初日『フィナンシェ』
ワクワクとドキドキの緊張でいっぱいで
受講に望みました。
材料のアーモンドパウダー
スペイン産はこくがあり
アメリカ産はさらっとしている
他、イタリア産
お菓子にとって重要な位置をしめる
ということがわかりました。

実践『フィナンシェ』親切丁寧にご指導
頂き無事作ることができました。
八木講師のは勿論のこと
出来たてのものと翌日のものとを
食べ比べてみたところ一日経ったものは
とてもしっとりとしていて家族にも好評で
『おいしかった』と言ってくれました。
とても嬉しかったです。

八木講師の実演『ハイデルベアシュテュルーデル』
生地を薄く伸ばす技術すごいの一言でした。
透き通るくらいに薄くそれにブルーベリー
りんごをふんだんに包みバターを塗って
焼く
やっぱりすごいの一言でした。
まさか出来たてのものを食べることができる
なんて・・・正直少し期待してました(笑)
笑顔になって食べてる自分がいました。
おいしいものを食べてる時って笑顔になりますね。

次回の実技は『プリン』ということで
楽しみにしています。『チャレンジド』を胸に
次回からも頑張っていきたいとおもいます。
ご指導のほどよろしくお願い致します。
末筆ではありますが、本当においしかったです。
ありがとうございました。

深草健治

 

関連リンク

神戸スウィーツ・コンソーシアム公式ホームページ

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC) チャレンジド・プログラムVOL.1 が開講しました!!

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