『USA発 高等教育のバリアフリー』 DVDプレゼントのお知らせ

2007年7月30日

 

ナミねぇの友人、広瀬洋子さんが教授をされている独立行政法人メディア教育開発センター(NIME)制作のDVD『USA発高等教育のバリアフリー』 をご紹介します。

[写真]『USA発高等教育のバリアフリー』 DVD
企画・制作
独立行政法人メディア教育開発センター

― ここで描かれている大学風景は、米国の中で特別なものではありませんが、きっと日本との違いに驚かれるでしょう。ビデオには支援局のスタッフをはじめ、実際に支援をうけている学生や自治体関係者などの豊富なインタビューや具体的な支援風景が盛り込まれています。障害者支援をとおして、ジェンダー、人種、社会階層など米国社会の人権への配慮や開かれた大学の姿が浮かび上がってきます ― (DVDの紹介文より )

アメリカではブッシュ大統領の政策で、全米の大学に10%の障害を持つ学生がいるようにしようという目標を掲げてて、ワシントン大学は現在7%、全米平均は4%なんやけど、日本は残念ながら、日本の大学における高等教育を受けているチャレンジドの数が0.16%、それもこの間までは0.09%やった。つまり、アメリカなどと比べて20分の1以下の比率でしかない。大学全入時代といわれるこの時代に、チャレンジドだけは大学に行けない(入試や大学生活における受け入れシステムが整備されていない)という事実が「チャレンジドの雇用・就労を促進できない大きな壁になっている」ことを、このDVDは教えてくれます。

ナミねぇはこの「目からウロコの落ちる」DVDを、一人でも多くの教育関係者、福祉に携わる人々、そして一般の方にも見てもらいたい! と思いました。

そこで、この貴重なDVDを、NIMEのご協力により、プロップのホームページを見てくださっている皆さんにプレゼントします。DVDを有効にご活用いただける方に差し上げたいと思いますので、下記の要項をご覧になり奮ってご応募くださいね。なおDVDは全編字幕付です。

 

広瀬洋子さんのホームページ

『USA発高等教育のバリアフリー』ビデオ版(税込定価¥14,000)はインターネットで購入できます。

丸善(株)出版事業部・映像メディア部までお申し込みください。

 

by ナミねぇ

 

『USA発高等教育のバリアフリー』 DVDプレゼント 応募要項

プロップ・ステーションでは独立行政法人メディア教育開発センターのご提供により、『USA発高等教育のバリアフリー』DVDを20名の方にプレゼントします。以下の要項をお読みいただいた上でご応募ください。なお、ご応募は個人、団体を問いません。

1.下記にご紹介したDVDの内容をご参照の上、本DVDをご利用されるにあたっての目的や抱負、利用場所などを、自己紹介とあわせて400字程度にまとめ、プロップ広報宛にメールにてお送りください。お名前(団体名)、ご住所(送付先)、お電話番号を必ずご記入ください。

 プロップ・ステーション広報メールアドレス kouho@prop.or.jp

2.応募締め切り : 2007年8月31日

3.DVDを有効利用いただけると判断させていただいた方の中から20名(団体)の皆さんにプレゼントいたします。なお、ご覧いただいたご感想をぜひお寄せください。

4.プレゼント発表は、発送をもって代えさせていただきます。

5.ご応募の際のアンケート、お寄せいただいたご感想などを匿名にて発表させていただく場合がありますのでご了承ください。

6.プライバシーポリシーについて
プロップ・ステーションでは法令に基づく場合など正当な理由がある場合を除き、提供いただいた個人情報を第三者に開示又は提供いたしません。また、不正アクセス、紛失、破壊、改ざん及び漏えい等の予防並びに是正措置を講じ、厳正な管理の下で安全に保管します。

 

『USA発高等教育のバリアフリー』 DVDの内容 (DVD添付の解説より)

【教材の目的】

大学の障害者支援は北米では70年代に始まり、EU諸国の大学も北米をモデルにして90年代に支援体制を整え始め、各国の状況を開示したデータベースが稼動しております。( European-agency www.heagnet.org )。日本では70年代に大学が障害者を受け入れ始め、大学入試センターも障害者用入試を開始しましたが、入学後の支援はそれぞれの大学が個別に対応してきたために大学間に格差があるのが現状です。

世界で最も進んでいるといわれる米国の高等教育における障害者支援とはいったいどのようなものでしょうか。
このDVDでは、オレゴン州の大学やコミュニティカレッジでの現地調査をもとに、障害者支援をとおして、ジェン ダー、人種、社会階層など米国社会の人権への配慮や開かれた大学の姿を描いております。この中には支援局のスタッフをはじめ、実際に支援をうけている学生や自治体関係者などの豊富なインタビューや具体的な支援風景が盛り込まれていますので、日本における教育や大学のあり方、障害者を含む多様な学生への支援、教育のバリアフリーやユニバーサルデザインを考える一助として頂きたいと思います。

【DVDの目的と使役】

当DVDは、メディア教育開発センターが2003年制作したビデオ教材を各方面からの強い要望によりNIMEが特別に制作したものです。制作後数年を経ておりますが、内容的に現在でも十分に通用するものです。
NIMEは、多様なメディアやICTを利用して大学等における教育の発展に努め、障害者支援のFD研修事業やユニバーサルデザイン化された字幕付教材など大学の教職員や学生に役立つ研究・開発を行なっております。

http://ship.nime.ac.jp/~disable/

メディア教育開発センター教授 広瀬 洋子

【メディア教育開発センターの紹介】

独立行政法人メディア教育開発センター(National Institute of Multimedia Education/NIME)は、大学、短期大学及び高等専門学校における多様なメディアを高度に利用して行う教育の内容、方法等の研究及び開発並びにその成果の普及促進等を行うことにより、大学等における教育の発展に資することを目的に設立された。
大学等の二ーズに応え、ICT活用教育推進のためのシステム基盤技術、教育用コンテンツ共有化のための研究開発、ICT活用教育に関する調査研究やその基礎的研究などの研究開発事業並びにeラーニングなどの教育用コンテンツの流通・促進のための基盤の整備、能力開発に関するコンテンツ開発、ICT活用教育推進のための人材養成(研修事業)、ICT活用教育に関するオンライン情報センター機能など、大学等への支援事業を展開している。

 

NIMEホームページ

能力開発学習ゲートウェイ「NIME-glad」
(国内外の教育コンテンツを総合的に検索できるポータルサイト)

リメディアル教育eラーニング「READ」
(大学等の基礎学力向上のためのeラーニングコース)

能力開発学習コンテンツ「CLAD」
(能力開発学習のためのセルフチェックに利用できるeラーニンコース)

研修講座
(eラーニングの開発・運用、利活用事例、著作権等の研修案内)

メディア教育ヘルプデスク「Ask-ME」

 

DVDデータ

【企画・制作】
独立行政法人メディア教育開発センター

【制作担当】
広瀬洋子(メディア教育開発センター教授)
高津直己(元:メディア教育開発センター教授)

【アドバイザー】
長瀬 修(現:東京大学先端科学技術研究センター特任准教授)
須藤正彦(現:筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター准教授)
石田博彰(現:国際高等学校立川学習センター星槎育支援センター専任講師)

【ナレーション】
由□貴恵(俳協)

【制作協力】
株式会社NHKエデュケーショナル

【制作・著作】
独立行政法人 メディア教育開発センター

【お問合せ先】
独立行政法人 メディア教育開発センター事業推進部ICT活用教育システム課

〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉2-12
Tel 043-276-1111(代) Fax 043-298-3479
URL http://nime.ac.jp E-mail k-kyozai@nime.ac.jp

( )内の表記は2007年度現在の所属を示します

本教材は、メディア教育開発センターが2003年に制作した「USA発高等教育のバリアフリー」のビデオ教材を2007年度にDVD版に再構成したものです。

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