メール de ナミねぇ 【第230号】 by Prop Station

2015年11月20日

◇◆◇           (平成27年11月20日発行)◆◇◇
◇◆◇  メール de ナミねぇ 【第230号】     ◇◆◇
◆◆◆                          ◆◇◆
◇◆◇           プロップ・ステーション理事長 ◇◆◇
◇◆◇               竹中ナミ(ナミねぇ) ◆◇◆
◇◆◇                          ◇◆◇
◆◇◇           by Prop Station◇◇◆
           http://www.prop.or.jp/

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『メール de ナミねぇ』は、MSゴシックなどの等幅フォントで
ご覧下さいね!

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【プロップ・ステーションからのお願い】

皆様意外とご存じないかもしれませんが、プロップ・ステーションは
お仕事のコーディネートもエキスパートです。
プロップで学んだ多くのチャレンジドが、皆さんからのお仕事を
心からお待ち致しております。
もし皆様の中で「お仕事を頼んでみよう」とか「こんな仕事できるかな?」
ということがございましたら、是非お気軽にご連絡下さい。
どうぞよろしくお願い致します。

データ入力や文書のデジタル化(PDF化やワード・エクセル化)
各種映像への字幕の付与もおこなっています。
こうした業務があれば是非お声がけ下さい。

<プロップ・ステーション事務局長 竹中宏晃>

prop@prop.or.jp

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■□◇◆ 第230号 目次 ◆◇□■

【1】11月17日(火)一億総活躍国民会議に出席し
「プロップ・ステーションからの提言」を発表しました
【2】活動報告
【3】今後の講演など予定

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■□◇◆11月17日(火)一億総活躍国民会議に出席し
「プロップ・ステーションからの提言」を発表しました◆◇□■

一億総活躍推進室より
「チャレンジドの就労促進に関する提言を発表していただきたい」
とのご連絡があり
11月17日(火)に開催された
一億総活躍国民会議 意見交換会において
「提言の発表」をさせていただきました。

当日の「提言」を公開させていただきます。

一人でも多くのチャレンジドの
働く誇りとチカラを活かせる日本社会の実現のため
世論のご支援を
どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m

<by ナミねぇ>

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<公開資料>

一億総活躍時代を創出するための
「チャレンジド(障害のある人)の多様な就労をマッチングする
ICTネットワーク(プロップ・システム)」(案)の、ご提言

               ◇

安倍内閣による「一億総活躍社会」の取り組みが、「すべての人が持て
る力を発揮し支え合うユニバーサル社会」というプロップ・ステーショ
ンのミッションの具現化に繋がることを切望し「真の一億総活躍時代を
創出するための ご提言」を、ここに提出させていただきます。

プロップ・ステーションは発足より25年間、ICTを駆使したチャレン
ジドの就労促進に取り組んで参りました。

Challenged(チャレンジド)というのは「障がいを持つ人」を表す新し
い米語「the Challenged (挑戦という使命や課題、挑戦するチャンスや
資格を与えられた人)」を語源とし、障がいをマイナスとのみ捉えるの
でなく、障がいを持つゆえに体験する様々な事象を自分自身のため、
あるいは社会のためポジティブに生かして行こう、という想いを込め、
プロップ・ステーションが提唱している呼称です。

また「プロップ(prop)」は、支え合いを意味する言葉であり、障害の
有無を越えて支え合う事の出来る社会の実現を目指しています。
スローガンは「チャレンジドを納税者にできる日本に!」です。

日本には、チャレンジドの就労を後押しする制度として「障害者法定雇
用率制度」がありますが、毎日の通勤が困難、介護・介助が必要、体調
に波がありコンスタントに働けない、コミュニケーションに障害がある、
などなど、雇用率制度のもとで「雇用」されることの難しいチャレンジ
ドが多数おられます。

しかしながら「体調の良い時には自分の得意分野で思い切り働きたい!」
と切望されるチャレンジドや、それを希望する家族の数は計り知れませ
ん。私はこのような、「雇用制度では捉えきれない、チャレンジドの働
く意欲や潜在的なパワーを引き出すことのできる多様な働き方を創造す
ること」が、持続可能な日本社会の実現に資すると、確信しています。

 

近年は、乙武洋匡氏や垣内俊哉氏、松森果林氏をはじめとする「突出す
る才能や能力を持たれたチャレンジドが、企業に雇用されるのではなく
自分の才能を生かして業を起こし、社会に多大な貢献をされる」という
ことも増えていますし、絵画や音楽、書など、アーティスティックな分
野で才能を発揮するチャレンジドも多数おられます。

プロップ・ステーションでは、このようなチャレンジドの「雇用以外の
多様な働き方」を推進するため、設立に多大なバックアップを下さった
マイクロソフトのビル・ゲイツ氏や日本法人社長であった成毛眞氏をは
じめとするICT業界のご支援をいただき、チャレンジドを対象とする
ICT講習会を発足以来継続し、チャレンジドのスキルアップを計ると
ともに、企業や行政から発注(アウトソーシング)された仕事とチャレ
ンジドを「プロップ・ステーションがコーディネイト(マッチング)す
る」という仕組みによって、チャレンジドが在宅でも、あるいはベッド
の上でも働ける就労形態を創出・運営してきました。

代表的な発注企業として、新日鐵住金株式会社様からは10年以上にわた
り継続的にお仕事を発注いただき、在宅のチャレンジドたちが、日々誇
りを持ってその仕事に携わっておりますし、日清製粉株式会社様とは、
一流のパティシエを講師に迎え、スウィーツの世界で活躍するチャレン
ジドを育成する講習会『神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)』を
8年間継続、来年はKSCのレシピに基づく新作のスウィーツ「祈りのプレ
ッツェル」(東北大震災復興支援とチャレンジド就労促進を目的とする
スウィーツ)を全国発売の予定です。
KSCの講習会は、ICTネットワークによって毎回日本中に発信され、講習
会場に来る事が難しいチャレンジドも、自宅や作業所で学ぶことができ
ます。

現在は、個々の仕事によって独立したICTネットワークシステムを運用
していますが、この「プロップ・システム」を、全国規模のクラウド上
で運用することによって、全国各地に点在するチャレンジドと仕事を繋
ぐ事が可能になります。
アウトソーシングされた仕事には「厳しいセキュリティの確保」が何よ
り重要ですが、四半世紀にわたり、一度も漏洩事故等を起こす事なく運
営を続けて来たプロップ・ステーションの実践経験を、全国規模のマッ
チング・システムの構築と運営に生かしていただきたいと思います。

チャレンジドが自分の個性や能力を社会で生かすためには、チャレンジ
ド個人の努力だけではなく、社会全体が「障害によるマイナス部分のみ
を見るのではなく、一人一人の可能性の部分に着目し、それを引き出す
技術や制度を生み出すこと」が欠かせません。人は障害の有無に関わり
なく「誰かから期待されている時」自分に誇りが持てます。マイナスだ
けに着目する福祉は、いくらそこに「慈愛」が込められていても、人の
誇りを奪うことに繋がります。 今「もったいない」という素晴らしい
言葉が再クローズアップされていますが「人の力を眠らせること」ほど、
もったいないことはないのではないでしょうか。

私事で恐縮ですが、私の娘は42年前に重い脳障害を持って生まれ、重症
心身障害者として全介護を要する状態で現在に至っています。
でも私は「色んな人が居る。それが社会なんや!」「人の成長のスピー
ドは、一人一人違って当たり前」ということを、娘から心底学びました。
ですから娘は私の恩師であり、同時に私の宝物です。娘は「日本の非行
少女のハシリというようなワル」であった私を現在の私に育て上げた人
です。したがってプロップ・ステーションの活動は、娘の支えによって
続けられているといって過言ではありません。
私は、「わたしにとって誇らしい存在である娘を、可哀想と呼んで欲し
くない!」と強く思うとともに、「支え手になれない」と思われている
チャレンジドの中に、様々なパワーが眠っていることを、深く、強く、
確信しています。

安倍内閣の掲げられる「一億総活躍社会構想」において、全国各地に眠
っているチャレンジドの「働く誇りとチカラ」を掘り起こし、チャレン
ジドたちが輝き、社会の支え手ともなれる日本を実現するため、「プロ
ップ・システム」の構築と運営をここにご提言申し上げますとともに、
この夢が叶いますよう、衷心より願ってやみません。

 

社会福祉法人プロップ・ステーション
理事長 竹中 ナミ(ナミねぇ)
nami@prop.or.jp
社会福祉法人プロップ・ステーション公式サイト
http://www.prop.or.jp
竹中ナミ 公式ブログ
http://ameblo.jp/takenakanami/

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◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
http://www.prop.or.jp/news/topics/2015/20151119_01.html

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■□◇◆活動報告◆◇□■

○10月22日(木)
・セミナー見学と面談者、来訪 / 場所:プロップ神戸オフィス
・メディア関係者との会合 / 場所:大阪市内

○10月23日(金)
・ミキティ(安藤美紀さん)、聴導犬レオン、
日本補助犬センター:橋爪さん、来訪 /
場所:プロップ神戸オフィス

○10月26日(月)
・来訪者 / 場所:(新)プロップ東京オフィス
・来訪者 / 場所:プロップ東京オフィス
・財政制度等審議会に出席 / 場所:財務省
・メディア関係者との会合 / 場所:都内

○10月27日(火)
・KSC打合せ / 場所:(新)プロップ東京オフィス
・財務省より来訪 / 場所:(新)プロップ東京オフィス

○10月28日(水)
・経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選委員会」 /
場所:経済産業省
・ランスタッド(株)より来訪 / 場所:(新)プロップ東京オフィス

○10月29日(木)
・補助犬理解促進に関する会議 / 場所:(新)プロップ東京オフィス

○10月30日(金)
・財政制度等審議会に出席 / 場所:財務省

○11月2日(月)
・膝関節診察 / 場所:り整形外科

○11月4日(水)
・財政制度等審議会に出席 / 場所:財務省
・財政審「女性公聴会」打合せ / 場所:財務省

○11月5日(木)
・ライブ打合せ / 場所:大阪梅田「AZUL(アズール)」

○11月6日(金)
・三重県北勢5町議会議員研修会
「現代社会の課題等の研究会」にて講演 / 場所:三重県菰野町議会

○11月9日(月)
・カラリストなかがわやすこさん、来訪 /
場所:プロップ神戸オフィス
・「第3回神戸創生懇話会」打合せ
(総合計画課 ビジョン担当課長 藤岡さんと) /
場所:新神戸駅構内→その後、東京に移動

○11月10日(火)
・財政制度等審議会に出席 / 場所:財務省
・チャレンジド在宅ワーク打合せ / 場所:ハピリィ本社(日比谷)

○11月11日(水)
・「ユニバーサル社会を創造する事務次官PJ(勉強会)」主宰 /
場所:国土交通省 徳山日出男次官室

○11月13日(金)
・兵庫県障害者支援課より来訪 / 場所:プロップ神戸オフィス

○11月16日(月)
・(兵庫県)福祉のまちづくり検討小委員会に出席 /
場所:神戸市教育会館

○11月17日(火)
・一億総活躍社会国民会議 意見交換会に出席 /
場所:霞が関合同庁舎4号館
・「フォーク酒場で歌わせて」ライブ リハ / 場所:新神戸アコーズ

○11月18日(水)
・TKC経営支援セミナー(税理士法人未来財務主催)にて、講演 /
場所:AP大阪梅田茶屋町

その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
http://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi

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■□◇◆今後の講演など予定◆◇□■

○11月20日(金)
・財政制度等審議会に出席 / 場所:財務省

○11月23日(月)
・「フォーク酒場で歌わせて」ライブ / 場所:神戸岡本シティライツ

○11月24日(火)
・千葉県市原市 市長・議会・幹部職員研修会にて講演 /
場所:(千葉県)サンプラザ市原

○11月26日(木)
・国土交通省「ICTを活用した歩行者移動支援の普及促進検討委員会」
に出席 / 場所:国土交通省
・「神戸市創生懇話会」に出席 / 場所:神戸オリエンタルホテル

○11月27日(金)
・シティライツ19周年記念ライブ(「ナカ・ヒラ・ナミとして出演) /
場所:神戸岡本シティライツ

○12月1日(火)
・会議 / 場所:梅田

○12月2日(水)
・残間里江子さんたちとの懇親会 / 場所:都内(未定)

○12月4日(金)
・来春の「第8回東京ボーイズコレクション」における、
自衛官の皆さんの出演に関する打合せ / 場所:都内(未定)

○12月6日(日)
・「ヒューマンフェスタ2015ひろしま」にて基調講演 /
場所:広島県民文化センター

○12月8日(火)
・太友会 / 場所:パレスホテル東京 2F「萩」

○12月10日(木)
・会議 / 場所:三宮研修センター

○12月11日(金)
・マキ病棟(西二)クリスマス会 /
場所:国立病院機構 兵庫あおの病院

○12月14日(月)
・会合 / 場所:丸ノ内

○12月15日(火)
・神戸市立医療センター中央市民病院 倫理委員会に出席 /
場所:神戸市立医療センター中央市民病院

○12月19日(土)
・西村一輝 ディナーショー / 場所:ホテルニューオータニ東京

その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
http://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi

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☆メール de ナミねぇ 【第230号】
平成27年11月20日発行
☆発行元:社会福祉法人プロップ・ステーション
URL http://www.prop.or.jp/
☆お問合せ先:  〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中6−9
神戸ファッションマート6E−13
社会福祉法人プロップ・ステーション広報
メールアドレス:kouho@prop.or.jp
☆発行:原則として毎月1〜2回
☆『メール de ナミねぇ』は『まぐまぐ!』
http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
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