メール de ナミねぇ 【第159号】 by Prop Station

2012年5月16日

◇◆◇            (平成24年5月16日発行)◆◇◇
◇◆◇  メール de ナミねぇ 【第159号】     ◇◆◇
◆◆◆                          ◆◇◆
◇◆◇           プロップ・ステーション理事長 ◇◆◇
◇◆◇               竹中ナミ(ナミねぇ) ◆◇◆
◇◆◇                          ◇◆◇
◆◇◇           by Prop Station◇◇◆
           http://www.prop.or.jp/

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『メール de ナミねぇ!』はMSゴシックなどの等幅フォントでご覧下
さいね!

■□◇◆ 第159号 目次 ◆◇□■

【1】6月に開講する「神戸スウィーツ・コンソーシアム in 仙台」
    の取り組みが朝日新聞で紹介されました!
【2】震災復興支援 ナミねぇ(唄) & せきこ〜ぢ(ギター)
    ジョイント・チャリティライブのお知らせ
【3】活動報告
【4】ある退役軍人が受け入れた「新しい"普通"の暮らしと仕事」
    〜イラクからの帰還兵、ジェフの体験〜
【5】今後の講演など予定
【6】最新メディア情報

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■□◇◆6月に開講する「神戸スウィーツ・コンソーシアム in 仙台」
         の取り組みが朝日新聞で紹介されました!◆◇□■

■プロ直伝 洋菓子教室 仙台 無償で障害者に
 モロゾフなど人気店、来月から
                朝日新聞 2012年5月10日より転載

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<支援通信>

被災他の障害者に、人気洋菓子店の職人が手ほどき。そんな講習会が6
月から仙台市で始まる。プロのレシピを伝え、厳しい状況に置かれてい
る障害者の仕事をサポートする。

プロジェクト名は「神戸スウィーツ・コンソーシアム・ in 仙台」。障
害者の就労を支援している社会福祉法人「プロップ・ステーション」
(神戸市)と、日清製粉(東京)が主催し、6月から11月まで月に1回
開く。

全国に約1干店を展開する洋菓子店「モロゾフ」(神戸市)や、フラン
ス菓子「ノリエット」(東京都世田谷区)など人気店の職人が無償で講
師を務める。材料や調理器具は日清製粉のほか約10社が提供する。

知的、精神障害の人が対象で、お菓子づくりをしている宮城県内の6事
業所から計13人が参加する。2008年以降、東京や神戸でも講習を開
き、タルトやスコーン、フィナンシェなどのレシピを伝授してきた。

知的障害者の事業所「まどか荒浜」(仙台市太白区)は、和菓子や蒸し
パンを作る工場が津波で全壊。工場を新設して再出発を図っており、2
人が参加する。施設長の中村正利さん(78)は「高付加価値の商品づく
りを目指す。一流の職人に教えてもらえるまたとない機会」と期待する。

約100種のパンを作る知的障害者の事業所「くるみの木」(仙台市青
葉区)は大きな被害を免れたが、月の賃金は最高でも1人2万円に満た
ない。パンの原材料を量る仕事などを任されている渡辺亮太さん(22)
は「ケーキ作りにチャレンジしたい」とやる気満々だ。

http://www.prop.or.jp/news/clip/2012/img/20120510_01_watanabe.jpg
くるみの木でお菓子を作る渡辺亮太さん。講習会に期待を寄せている
=仙台市青葉区

プロップ・ステーションの竹中ナミ理事長は「誇りを持って働ける環境
づくりをしたい」と話す。

(高橋健次郎)

◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
 http://www.prop.or.jp/news/clip/2012/20120510_01.html

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■□◇◆震災復興支援 ナミねぇ(唄) & せきこ〜ぢ(ギター)
         ジョイント・チャリティライブのお知らせ◆◇□■

5月27日(日)20:00から神戸岡本「シティライツ」で、「せきこ〜ぢ&
ナミねぇ」震災復興支援ジョイント・チャリティライブ開催です。

出演 ナミねぇ&せきこ〜ぢ
お代¥2000(1ドリンク付き)

シティライツはJR摂津本山駅から北へ1分。阪急岡本駅から南へ1分。
住所と地図はこちらです。
http://www.prop.or.jp/citylights/

チラシはこちら
http://www.prop.or.jp/citylights/citylights_1205s.jpg

一人でも多くの皆さまのご来場を心からお待ちしています!!!

<by ナミねぇ>

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■□◇◆活動報告◆◇□■

○5月3日(木)
・GWをマキと過ごす(^_^)/~ / 場所:自宅など

○5月8日(火)
・NHK経営委員会 / 場所:NHK(渋谷区神南)

○5月9日(水)
・「ユニバーサル社会を創造する次官PJ(勉強会)」に出席 /
 場所:内閣府 松元次官室

○5月12日(土)
・「日本政策学校」にて講義 / 場所:日本経済大学渋谷キャンパス

○5月14日(月)
・メディア関係者との会合 / 場所:大阪市内

○5月15日(火)
・内閣府雇用戦略対話WGに出席 / 場所:合同庁舎4号1208会議室

その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
http://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi

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■□◇◆ある退役軍人が受け入れた「新しい"普通"の暮らしと仕事」
          〜イラクからの帰還兵、ジェフの体験〜◆◇□■


プロップ・ステーションのカウンターパートである米国防総省(ペンタ
ゴン)CAP(Computer/Electronic Accommodations Program)から送ら
れてきた新しい情報をご紹介します。

イラクから重度の障害を負って帰還したある退役軍人の、負傷したその
日から国防総省で就労するまでの彼の長い道のりを綴った体験談です。

同時に、障害者となった退役軍人の就労を支援する国防総省内にある機
関の取り組みや障害者雇用に対する見解も紹介されています。お読みい
ただければ嬉しいです!

<by ナミねぇ>

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■ある退役軍人が受け入れた「新しい"普通"の暮らしと仕事」
  〜イラクからの帰還兵、ジェフの体験〜

                 訳文:池田尚子(プロップ神戸)

        ◇     ◇     ◇

☆Part 1 家族の生活が変わった日 (妻、クリスティのブログより)

夫のジェフが負傷する前は、私たちは、軍人の夫を持つ家族として、ま
ったく普通の暮らしをしていたと思う。夫は家を空けることが多く、軍
務で学校その他いろいろな場所と家を往復していた。夫が留守の間、私
と子どもたちは普段どおりの生活をし、夫がいない状況の中でベストを
尽くしていた。夫かいないことを不安に思わなかったわけでないが、そ
ういった中で自分たちの暮らしに精一杯対応してきた。夫が軍務で家を
空けているからといって、生活が止まっているわけではないから。

2005年7月7日、この「普通の暮らし」が一変した。ロンドン同時爆破テ
ロが起こった日として、この日を覚えておられる方も多いと思う。私が
国防総省から夫が重傷を負い、特に顔面と右手に手を付けられないほど
の外傷を負ったという知らせを受けた時、夫は4度目の前線勤務でイラク
に駐留していた。その時点では詳しいことは分からず、情報が入り次第
連絡すると言われただけだった。

この電話を受けた時、私は当時8歳と2歳の娘を連れてインディアナ州に
住む両親を訪ねていた。小さな子ども二人を座らせ、父親が戦争で大怪
我をしたと伝えねばならなかった。戦争の事など、子どもたちには理解
できるはずもない。そんなわけで、その後の12時間、家族が周りに集ま
り、夫の状態についての詳しい情報を待ちながらずっと座っていた。よ
うやく電話があり、夫はドイツへ搬送されている途中だと知らされた。
診断後、医師から連絡を受けることになった。

翌日、医師から電話があった。電話で話している間、夫の怪我のこと全
てをメモに取るように言われた。その怪我の深刻さを私が理解している
かを確認するためだ。また、夫がワシントンD.C.にあるウォルター・リ
ード軍人医療センターに転院することも教えてもらった。2日後、子ど
もたちを両親にあずけ、ウォルター・リードにいる夫のもとへ行く準備
をしている時、夫の状態について新しい報告を受けた。

2005年7月11日の夕方、私はウォルター・リード軍人医療センターに到着
した。あたりを見回すと、手や足を切断している人、包帯だらけの人、
車椅子の人、杖をついている人を見かけた。そしてこれが、自分にとっ
ての「新しい普通のこと」になるのだと思い知らされた。私はまっすぐ
外科集中治療室へ向かった。看護師から夫のいる病室の外で待つように
言われた。看護師は、夫の怪我の深刻さを分かっているか、これから目
にするものに対して覚悟ができているかどうかを私に確認した。予期し
ていたにも関らず、病室に入り、夫を見た時はショックだった。夫は鼻
も唇もなく、血まみれで包帯だらけになり、人工呼吸器をつけられてベ
ッドの上に横たわっていた。その後3時間にわたって、看護師から、夫の
状態から予測されるあらゆる事柄について大まかな説明を受けた。

それから1ヶ月間、朝早くから夫の病室に行き、夜まで付き添い、ホテル
へ戻るといった生活だった。毎日ベッドの横に座り、きちんととケアさ
れているかを確かめるといった、同じことの繰り返しだった。夫のケア
のエキスパートになり、IVチューブの交換や包帯の取替えをするように
なった。

夫が重傷を負って1ヶ月後、医師は、夫を医療行為によって陥っている
昏睡状態から覚醒させ始めた。覚醒すると暴れ、病室にいる人誰彼構わ
ず暴力を振るおうとする可能性があるため、最初は苦心した。だが、夫
はゆっくり昏睡状態から覚醒し、意識を取り戻していった。

目を覚ました時の夫の混乱を想像できるだろう。夫は何も見えず、話せ
ず、歩けない状態でベッドに縛られていた。夫が理路整然としてきた時、
彼の身に何が起こったのかを説明しなければならなかった。足から始め
て、負傷した箇所をゆっくり、懸命に説明した。大変だったのは、説明
の度に夫は眠ってしまい、目を覚ますと自分の身に起こったことを忘れ、
何度も繰り返し同じことを説明しなければならないことだった。夫の意
識がはっきりするまで、この状態が2,3日続いた。夫は重傷を負ってから
最初の7週間をこの病院で過ごし、その後5年半、およそ40回にわたる鼻、
唇、歯、腕の再建手術に耐えた。

今になっても、あの時のことを思うと打ちのめされそうになる。この話
をすると、今でも泣いてしまう。夫が負傷したことが、どれだけ私たち
家族の生活を変えてしまったか、どれだけ子どもたちに影響を与えてし
まったかを考える。現に、下の子は負傷する前の父親の記憶がないし、
上の子もまた、負傷前の父親に対する記憶は薄れている。夫の怪我は娘
たちの幼少時代を支配してしまっている。軍人の子供たちが、自分たち
の生活を国に貢献し始めているということや、そういった子供たちが払
う犠牲がどんなものか、私たち家族はじかに知っているのだと時折考え
る。

このような出来事があったにも関らず、私たち家族は幸運に恵まれてい
る。今やまったく普通の暮らしに向かって歩んでいる。夫は2つ目の修士
号に向けて大学院で勉学に励み、毎日仕事に行っている。一方、私は家
事をし、車で夫や子どもたちの送り迎えをしている。

重傷を負い、視力のほとんどを失ったが、夫は乗り越えた。こんな幸運
に恵まれている家族は他にいない。

        ◇     ◇     ◇

☆Part 2 重傷を負っての帰還、そして国防総省で就労するまでの道の
     り

4回もの前線勤務を含め、ジェフリー・ミッツマンは陸軍に22年いた。
彼は陸軍にいた中で、悪い日はたったの1日だけだったというのが好き
だ。

その「悪い日」が2005年7月7日だった。

8人の勧告チ−ムのひとりとしてイラクに配備され、ジェフと5人のチー
ムメンバーがイラク側の同胞と会うために移動していた。その日は、ジ
ェフが装甲ハンヴィーを運転する日だった。道端に仕掛けられた爆弾が
爆発し、その爆風が運転席側の窓を突き抜け、ジェフは最悪の事態に見
舞われた。爆風はハンヴィーの側面に穴を開けるほど強いもので、その
穴の大きさは男性の握りこぶしほどだった。ジェフの鼻、唇、歯はちぎ
り取られ、片目の周辺視力だけが残っていた。右腕と手のひらは回復が
不可能な程の損傷を受けていた。

「あの日から1ヵ月後、ウォルター・リードで、妻が自分に話しかける声
で目が覚めた。」

ジェフは退院しインディアナポリスにある自宅に戻るまでの2ヶ月半を、
ウォルター・リード軍人医療センターで過ごした。しかしながら、損傷
箇所の再建手術は40回にも及び、回復に5年半かかった。その歳月は軍
人としてのキャリアの長さの4分の1に相当した。

陸軍での軍人生活が終わったことに、あまり疑問も持たなかった。「目
も見えず、銃の引き金も引けない奴はいらないからね。」と皮肉を言っ
た。かといって、何もしないでいるというのもジェフの選択肢にはなか
った。

娘が2人いるジェフは言う。「自分には家族を養う責任がある。じっとし
ているわけにはいかなかった。」 

そんなわけでジェフは働きに出た。身体の回復期間中、軍人から一般市
民へという移行期に修士号を取り、さらに別の分野の修士号取得に向け
て勉強し始めた。また講演会や連邦議会で自分の経験を語り、人と共有
し始めた。とある講演会でジェフの体験談を聞いたNational
Industries for the Blind が彼に仕事をオファーした。今年の1月、
ジェフはDefense Finance and Accounting Services (DFAS)(※1) のcorporate communications departmentという部署で新しいポジション
についた。 

 (※1) 国防総省内にある機関

ジェフは自分が回復したのは、神からの恵み、爆風を受けた直後の時点
で、彼の体を安定させた軍医の技術をはじめ軍人への高度な医療、妻の
クリスティと、現在 14歳と9歳になる娘たち、そして最後に社会と
の繋がりのおかげだと思っている。

「そういった社会との繋がりがなかったら成功しなかったチャンスをた
くさんもらった。」

しかし、それは負傷し障害を負った退役軍人にとって、一般市民生活や
地域社会に戻り、民間の仕事をすることは相当大変なことではないと言
っているわけではない。雇用市場において、「誤解」というものが最大
の壁になることもある。

「みんな思うんだよ。障害者にこんな仕事は絶対出来ないってね。でも
自分の仕事を例えると、俺は仕事をするのに特別なソフトがいる。たっ
たそれだけのことだよ。たとえアンタが俺と電話で話している、あるい
はEメールでコミュニケーションしていても、俺が障害者だってことす
ら分からないよ。」 

障害者となった退役軍人の多くが不機嫌で、情緒不安定で、危険人物だ
という社会的汚名にも直面していると、彼は言う。

「俺みたいな奴らが職を探す際、こういった誤解が本当にバリアーにな
る。民間の仕事に戻る時、奴らが持っているリーダーシップスキルを仕
事に活かせない理由なんてそういった社会的偏見以外他にないと、マジ
で思う。」

ジェフは自身の体験から、ユーモアや前向きな気持ちは、こういった誤
解と闘うのに役立つと、また退役軍人は率先して世の中に出て行き、人
々にそういった認識は間違っていると証明すべきである、と語った。


「暗い部屋の中で丸くなって、隅っこで座ってばかりで外へ出て行かな
いって非常に楽かもしれない。だけど、外へ出て行くべきだ。俺みたい
な退役軍人は外へ出て、体の回復の積極的管理をする責任があると思う。」

企業側もまた、障害者となった退役軍人が就くポジションを考える際は、
偏見の無い広い心を持つべきだ。退役軍人はそのリーダーシップスキル
や誠実さというものを仕事に活かすことができるからと、彼は言う。

「家族から離れ、米軍組織のために世界中いたるところに配備された人
間がここにいる。企業側が、退役軍人は任務を成し遂げるために残業し
ない、休日出勤しないと考えるのはどういうことなのか?」

ジェフは再度、退役軍人はコミュニティーの中へ入り、進んで自分を売
り込んでいく必要があると力説している。自分のことより、軍隊のこと
を優先した軍人生活を送ってきた者には大変なことだと認めている。だ
が、こうすることが一般市民生活を送る上で成功のカギであるとも主張
している。 

「ただ単に"俺は退役軍人だ。雇ってくれ。"って言えばいいってもんじ
ゃない。そんな風にうまくはいかない。だけど自分から進んで闘い続け
ていくなら、常に結果は出てくる。軍隊で経験した色々なことと同じよ
うなものさ。」

        ◇     ◇     ◇

☆Part 3 国防総省内機関、DFASの障害を負った退役軍人への求人開拓

今年1月、ジェフはDefense Finance and Accounting Services (DFAS) の"Hire a Hero Program"という採用プログラムを通して雇用された。
このプログラムは退役軍人の求人に力を入れている特殊チームによって
管理されており、採用プロセスの迅速な処理や適切な支援技術調整が確
実に受けられる。

「ジェフのような退役軍人は、我々が職員に求めているリーダーシップ
性、チームワーク力、任務に対する尽力といったスキルを持ち込んでく
る。」とDFASの組織経営管理室のスペシャリスト、ジェームス・チャー
ルソン氏は言う。「DFASと退役軍人の双方にメリットのある状況といえ
る。」
この採用プログラムの特殊チームは、DFASの12以上の部局、インディア
ナポリス、オハイオ州コロンバス、クリーブランド、ニューヨーク州ロ
ーム、メイン州ライムスト−ン、ヨーロッパ、そして日本の7ヵ所にある
DFAS の「擁護者」と緊密に協力し合い、また国防総省、各軍隊、非営
利団体とのパートナーシップを維持している。DFASは一般市民生活へと
移行していく軍人にとって、「選択の雇用者」となるよう尽力している。

チャールソン氏はまた、「このチームは、退役軍人の採用に全力を尽く
している。彼らには職探しをする上でバリアーとなるものがあることを
我々は熟知している。USA Jobs(※2) 以上のことをやり、退役軍人の
雇用支援や促進のために、我々の求人活動を特殊なものにしている。」
と述べている。

 (※2) アメリカ政府の公式就労プログラム。連邦政府の求人、雇
      用情報を提供している。

DFASは、求人を公開、あるいは広告として出すことも、雇用証明発行の
過程を通過する必要もなく、障害者となった退役軍人を雇用することが
できるふたつの連邦政府の非競争の雇用権限を利用している。ひとつは
'Schedule A'で、これは障害者雇用に使用される直接雇用権限である
(退役軍人だけに限られず、一般の障害者雇用にも通用する)。 もう
一方は'The 30 Percent or More Disabled Veteran authority'という
もので、これは見事に使命を果たし、軍務で30%以上の障害を負ったこ
とにより兵役から退いた退役軍人を雇用するのに使用される権限である。

「彼らは、我々米国民のために犠牲となった。我々が出来ることといっ
たら、せめて職探しを支援し、退役軍人の失業率を下げるために自分た
ちの役割を果たすことくらいだ。」

DFASの雇用均等機会局は、障害のある職員に支援技術調整を提供するに
あたり、CAP(※3) とも連携している。例えば、負傷により、手指の
運動機能障害、失明、聴力障害、認知障害を負ってしまった軍人は、リ
ソースや支援装置の確保のために、CAPからの支援技術調整が受けられる。

 (※3) CAPは国に貢献した退役軍人のみならず、連邦政府機関で働
      く一般の障害者にも支援技術調整、及び提供を行っている。

「退役軍人の求人だけにとどまるわけにはいかない。彼らの仕事が順調
に進み、また楽しく働くために、支援技術調整がなされているかを確認
している。」

今年2月、DFASの求人開拓の取り組みで、ジェフとチャールソン氏はバ
ージニア州で行われたで「退役軍人雇用会議」に出席し、雇用ネットワ
ークイベントに参加した。

「ジェフは新たな人材としてチームに貢献している。職員として、人と
しても優れた人物だ。ジェフの採用がDFASにとって正しい方向への一歩
である。彼のような人間は、その経歴や実力でどこへ行ってもポジティ
ブな影響を与えるだろう。」

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原文リンク
Wounded warrior embraces new normal, new employment - Part One
http://warriorcare.dodlive.mil/2012/03/27/wounded-warrior-embraces-new-normal-new-employment-part-one/
(訳はご家族で写っている写真の右隣の文から)

Wounded warrior embraces new normal, new employment - Part Two http://warriorcare.dodlive.mil/2012/03/28/wounded-warrior-embraces-new-normal-new-employment-part-two/
(訳はふたつ目のパラグラフから)

Wounded warrior embraces new normal, new employment - Part Three
http://warriorcare.dodlive.mil/2012/03/29/wounded-warrior-embraces-new-normal-new-employment-%e2%80%93-part-three/
(訳はご本人の写真の右隣の文から)

◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
 http://www.prop.or.jp/news/challenged/2012/20120514_01.html

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■□◇◆今後の講演など予定◆◇□■

○5月16日(水)
・KDDI携帯チャレンジド対応打合せ / 場所:プロップ東京オフィス
○5月17日(木)
・マキ面会&病院・親の会連絡会 / 場所:青野原病院

○5月18日(金)
・KSC in 仙台打合せ / 場所:三ノ宮、八木マイスターのお店

○5月19日(土)
・浅野史郎さんの出版を祝う会 /
 場所:内幸町プレスセンター 10Fホール

○5月20日(日)
・せきやんとライブ・リハ / 場所:プロップ神戸オフィス

○5月22日(火)
・「NHK経営委員会」(技研公開視察と委員会) /
 場所:NHK放送技術研究所(東京都世田谷区砧1丁目)

○5月24日(木)
・関大経済学部長と打合せ / 場所:関西大学 学部長室
・関西大学経済学部 客員教授としての講演会 /
 場所:関西大学経済学部

○5月25日(金)
・残間里江子さん、大石久和さんと懇親会 / 場所:都内(未定)

○5月27日(日)
・「なかひらナミ・ライブ」リハ / 場所:神戸岡本シティライツ ・ナミねぇ&せきこ〜ぢ ジョイントライブ
 たくさんのお運びよろしゅうに!! / 場所:神戸岡本シティライツ
 http://www.prop.or.jp/citylights/

○5月28日(月)
・先端医療センター研究開発部門 見学と意見交換 /
 場所:神戸ポートアイランド 先端医療振興財団

○5月29日(火)
・母の介護プラン会議 / 場所:自宅

その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
http://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi

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■□◇◆最新メディア情報◆◇□■

■プロ直伝 洋菓子教室 仙台 無償で障害者に
 モロゾフなど人気店、来月から
 朝日新聞 2012年5月10日より転載
 http://www.prop.or.jp/news/clip/2012/20120510_01_i.html

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☆メール de ナミねぇ!【第159号】
                    平成24年5月16日発行
☆発行元:社会福祉法人プロップ・ステーション
                 URL http://www.prop.or.jp/
☆お問合せ先:  〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中6−9
                神戸ファッションマート6E−13
             社会福祉法人プロップ・ステーション広報
                メールアドレス:kouho@prop.or.jp
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