NKCredar 2015年9月号より転載

INFOMATION

「神戸スウィーツ・コンソーシアム」を共催

〜菓子とパンの講習会「チャレンジド・プログラムVol.8」

 神戸スウィーツ・コンソーシアムは、今年8年目を迎えます。2015年度は、「チャレンジドの就労支援」について、今までの取り組みから一歩踏み込んで、実際に販売できる製品の講習と販売までの支援を行います。そのオリジナル製品として「祈りのプレッツェル」を開発しました。そして来年3月11日を目標に商品化を進め、全国で製造・販売を目指し、全国4会場で講習会を開催します。

「祈りのプレッツェル」

 ブレッツェルは、両腕を胸の前で交差してお祈りをしている形を現しているといわれています。そこで、福島県産のエゴマ入りとブルーベリー入りの2種類のブレンツェルを開発し、「祈りのプレッツェル」と名付けました。エゴマ入りは塩味でさっぱりしたタイブ。ブルーベリー入りは、甘く食べやすいタイプです。

 東京会場は7月3日(金)に、初めての開催となる福島会場は7月24日(全)に講習が行われました。社会福祉法人ブロッブ・ステーション竹中理事長の挨拶の後、早速、ハ木淳司講師による実技講習が始まりました。ハ木講師の丁寧なデモンストレーションの後、受講生のチャレンジドの皆さんは少し苦労しながら、ハ木講師に教わり、真剣に実技に取り組んでいました。全国で同じ製品を販売することから、大きさを統一する為に生地の厚みを同じにしたり、同じ型を使いました。また、焼きあがった製品は―つ一つ丁寧に包装まで行いました。

 今後、仙台会場(9月18日)、神戸会場(10月16日)での講習会を予定しています。

 日清製粉鰍ヘ社会福祉法人プロップ・ステーションが中心となって2008年に発足した、パティシエを目指すチャレンジドを支援するプロジェクト「神戸スウィーツ・コンソーシアム」を今年も共催します。

※チャレンジド:挑戦する使命を与えられた人の意。米国などで障がい者に対する新しい呼称として用いられる。

KSCはチャレンジドの自立を支援します

KSCは、チャレンジドの就労支援の促進や雇用の創出を目指し活動するプロップ・ステーションが、洋菓子発祥の街といわれる神戸から障がい者の菓子職人を育てようと企画した日本で初めての試みです。有名なパティシエによる菓子作りの技術だけでなく、経営のノウハウも学ぶことができ、障がい者パティシエの自立を支援します。

ページの先頭へ戻る