讀賣新聞 2012年6月17日より転載

目指せパティシエ 障害者支援の講習会


永井さん(中央)にプリン作りを教わる参加者

パティシエ(菓子職人)を目指す障害者を対象とした講習会「神戸スウィーツ・コンソーシアム」が16日、仙台市若林区で開かれた。

この企画は、障害者を支援しようと、神戸市の社会福祉法人などが4年前から同市などで開催。今回は、被災地支援で、初めて県内で開かれ、県内の20〜40歳代の男女8人が、東京のフランス菓子店のシェフを務める永井紀之さん(51)の指導で、プリン作りに挑戦した。

被災地でのボランティア経験もあるという永井さんは、「少しでも被災地の力になりたかった。娘が障害を抱えていることもあり、今後も支援を続けたい」と話していた。参加した仙台市青葉区の海保幸江さん(28)は「食材を大切にする姿勢を教わった。普段のクッキー作りに役立てたい」と笑顔だった。

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