GATEAUX(ガトー)誌 2010年7月号より転載

神戸スウィーツ・コンソーシアム in 東京「チャレンジド・プログラムVol.3」が開幕

 社会福祉法人プロップ・ステーションと日清製粉鰍フ主催による「神戸スウィーツ・コンソーシアム チャレンジド・プログラム」が今年も開講されるにあたり、さる5月15日に東京都中央区にある日清製粉小網町加工技術センターにおいて、開講式ならびに第1回講習が実施された。


永井氏に指導を受ける受講生

 このプロジェクトは、各地の作業所や施設で菓子作りに従事する精神・知的障がいのチャレンジド(障がいのある人)を対象とし、スキルを磨き生産性を向上させたい、製菓業界で就労したい、製造販売業に携わりたいという熱意を持った人たちに、プロのパティシエが直接指導を行なうというもの。パティシエやメーカーなど、各分野で活躍する人々と菓子作りを通じて交流する中で、チャレンジドの働く力を引き出すことを目的としている。3度目となる今回は、モロゾフ潟eクニカル・ディレクターの八木淳司氏、永井紀之氏(ノリエット)、西川功晃氏(ブーランジェリー・コム・シノワ)、野澤孝彦氏(コンディトライノイエス)の4名に加え、さらに近藤冬子氏(ラ・シュエット)、白岩忠志氏(ラ・ピエール・ブランシュ)を含めた総勢6名がボランティア講師を務める。

 間講式終了後は永井氏による第1回講習が実施され、「フィナンシェ」の実習が行なわれた。8名の受講生は、材料の計量方法から生地の混ぜ方などを講師から直接教わりながら、熱心な様子で各々の作業に取り組んでいた。今後は約半年間にわたり、全7回の講習が行なわれる予定だ。


写真は来賓の原口一博総務大臣とナミねぇを中心として、参加者全員での記念撮影(プロップ・注)

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