食料醸界新聞 2010年6月3日より転載
「チャレンジド・プログラム」に協力
パティシエ目指す障がいある人を支援
日清製粉
日清製粉グループ本社の日清製粉は、パティシエを目指す障がいのある人を支援するプロジェクト「神戸スウィーツ・コンソーシアム」(KSC)に今年も協力、パティシエ養成スクール「チャレンジド・プログラムVol3」の「開講式」「第1回講習会」を5月15日、東京・中央区の同社小網町加工技術センターで開催、受講生や講師、来賓ら約120人が参加した。
開講式では、開催趣旨説明のあと、講師6人を紹介。農水省、厚労省、兵庫県、神戸市や協力企業からの来賓あいさつに続き、受講生(チャレンジド)8人を紹介した。
引き続き、第1回講習会を実施。フランス菓子店「ノリエット」の永井紀之シェフの担当で、フィナンシエ作りを実習した。同社の佐々木明久社長はあいさつのなかで、「チャレンジド・プログラムも3年目を迎え、年々盛んになっている。一つの目的のため、業域を超えたメンバーがパートナーシップを組み、各人が協力しあい、世界的なパティシエの皆さまにも支えられながら、素晴らしい取り組みになっている。当社として今後も側面から協力したい」と話した。
あいさつする佐々木社長
(左から3人目)
講習会の模様が今年からインターネットを通じ同時動画配信されることから、関係省庁を代表して原口一博総務大臣も来場。「皆さまの活動がライブ中継され、この場に来られない人たちにも見てもらえるようになった。大変、素晴らしいことで、総務省としても、15年までに一層、多くの皆さまに映像が届くよう、インフラを整えていきたい」と話した。
講習会は今年、計8回の開催を予定している。