朝日新聞 2009年9月24日より転載

打撃の街 元気にと演奏

東灘でフェス

吹奏楽部の写真

 新型インフルエンザで大きな打撃を受けた神戸に元気を取り戻そうと、神戸市東灘区の神戸ファッション美術館で23日、音楽イベント「六甲アイランド元気スパーク・サウンドフェス2009」が開かれた。約600人が訪れ、地元中学の吹奏楽部やプロのミュージシャンらの演奏を楽しんだ。

 障害者の自立や就労支援に取り組む社会福祉法人「プロップ・ステーション」(同市東灘区)が主催し、約160人が出演した。最初に演奏した市立向洋中=写真=の佐野景子さん(15)=3年=は「新型インフルエンザで練習できなかった時期もあったけど、楽しんで演奏できました。これで皆さんに元気になってもらえたら、とてもうれしい」と笑顔で話していた。

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