毎日新聞 2009年9月24日より転載
音楽で神戸に活力を
プロ・アマ共演「元気スパーク・サウンドフェス」
六甲アイランド
関西で活動するプロとアマチュアのミュージシャンによる音楽イベント「六甲アイランド元気スパーク・サウンドフェス2009」が23日、神戸市東灘区の神戸ファッション美術館で行われた。力強い演奏に、訪れた人たちは心を躍らせていた。
社会福祉法人「プロップ・ステーション」(竹中ナミ理事長)主催。今年5月に流行した新型インフルエンザの影響で経済的、精神的に大きな打撃を受けた神戸を、地元の力で元気づけようと企画された。
この日のステージイベントでは、同区の市立向洋中学校吹奏楽部や関西で活躍する音楽グループ「ザ☆☆コマッタメンツ」など6団体が迫力ある音楽を披露、観客からは大きな拍手が送られた。
竹中さんは「音楽は年齢や性別を問わず、元気や楽しさを与えてくれる。音楽の力で神戸を活気づけたい」と話した。会場ではほかに、歌詞が点字で打ち出されるカラオケ体験ブースや、プロのパティシエ(洋菓子職人)を目指す障害者が作ったお菓子の販売なども行われた。
「太陽の子」の絵画ワークショップも
また同区の絵画造形教室「アトリエ太陽の子」によるワークショップもあり、幼稚園から高校生までの55人が参加し、思い思いのヒマワリを描いていた。【高山梓】
迫力ある演奏を披露する神戸市立向洋中学校と同市立六甲アイランド高校の両吹奏楽部 =神戸市東灘区の神戸ファッション美術館で