神戸新聞 2009年9月24日より転載

六アイでフェス

音楽で笑顔と元気を

六アイ高吹奏楽部などが演奏

 音楽で地域を元気づけようと、「六甲アイランド元気スパーク・サウンドフェス2009」が23日、神戸市東灘区向洋町中の神戸ファッション美術館で開かれた。親子連れや障害者などが集まり、会場は手拍子などで活気に包まれた。

(井川朋宏)

六甲アイランド高校吹奏楽部の写真
活気ある演奏で会場を盛り上げた六甲アイランド高校吹奏楽部=神戸ファッション美術館

 障害者の就労を支援する「社会福祉法人プロップ・ステーション」(同区)などが初めて開いた。同区内の向洋中学校、六甲アイランド高校の吹奏楽部や、プロのバンドが生き生きと演奏した。 車いすバスケットボールでプロ選手として海外で活躍し、現在は車いすバスケット女子日本代表チームのコーチを務める岩野博さん(45)=西宮市=がゲストとして登場。「元気は出るものではなく、出すもの。自分の心の持ちよう次第」と語った。

 また、東灘区の絵画教室「アトリエ太陽の子」が、ステージに1000本のひまわりを描いた絵画を飾った。子ども向けのワークショップも開いた。

 演奏した六甲アイランド高校2年吹奏楽部部長の川本穂香さん(17)=神戸市灘区=は「イベントでわたしたちもエネルギーをもらった。これからも音楽で地域を盛り上げたい」と話していた。

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