食料醸界新聞 12月18日より転載
日清製粉など
パティシエ目指す障害者を支援
日清製粉などが協力している障害者(チャレンジド)のためのパティシエ養成講座「チャレンジド・プログラム」のボリューム1がこのほど修了、12月7日に神戸市のベーカリーカフェ「フロインドリーブ」で修了式・成果発表会を開催した。
東灘工場で養成講座を開講
あいさつする日清製粉の花房取締役
修了生らが自作のスイーツを披露した
日清製粉は、社会福祉法人プロップ・ステーションの呼びかけに応じ、パティシエ志望の障害者(チャレンジド)を支援するプロジェクト「神戸スウィーツ・コンソーシアム」(KSC)を製菓・製パン関連企業、行政とともに推進。「チャレンジド・プログラム」はこうしたプロジェクトの一環。今年はボリューム1として、同社東灘工場で6月から11月にかけ計4回開講した。
修了式ではプロップ・ステーション、神戸市、兵庫県などに続き、同社取締役営業副本部長の花房宏昌氏があいさつ。「受講生の皆様が全プログラムを滞りなく修了されたことを大変喜ばしく思います。リニューアル直後の東灘工場での講習会ということで不都合があってはと心配もしていましたが、無事、今日を迎えることができ、安心しています。プログラムを通じて学んだ知識、技術をこれから大いに生かしていって下さい」と話した。
なお「チャレンジド・プログラム」は来年、東京でも開催する。