米麦日報 2008年12月11日より転載

日清製粉らが協力、
神戸スウィーツ・コンソーシアム
修了式と成果発表会

 【大阪発】7日、兵庫県神戸市の「フロインドリーブ」で、神戸スウィーツ・コンソーシアム(以下KSC)「チャレンジド・プログラムvo1.1」の修了式と成果発表会が行われた。同プロジェクトは、パティシエを目指す障がい者を支援するプロジェクトで、モロゾフの八木淳司マイスターやブーランジェリー・コム・シノワの西川功晃シェフを講師に招き、6月28日から合計4回の講習会を開催、12月に修了した。社会福祉法人プロップ・ステーション(竹中ナミ理事長)が中心となり、日清製粉や日東商会が協力・支援した。第1回目となる今回は8人の受講生が修了証書を受け取り、プログラムで学んだ成果を発表した。

 プロップ・ステーションの竹中理事長は「障がいがあってもその人の出来ることを引き出していくのが木当の福祉ではないかと思う。 KSC には修了式の後に2つの方向がある。ひとつは修了生がパティシエとして技術をいかし、稼いでいくこと、もうひとつは神戸だけなく全国各地で開催すること。全国でチャレンジド(障がい者に対する新しい呼称)の皆ざんが活躍していけるようにしたい」とあいさつした。

 日清製粉営業本部花房宏昌副本部長は「受講生は1人も欠けることなく、1日も休まず熱心に受講された。夢を実現するために努力することの大切さがわかった。今後に活かしていってほしい。 KSCは来年、東京で開催される。1人でも多くのチャレンジドがプロとして働けるようになってほしい」とあいさつした。

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