神戸新聞 2008年10月9日より転載

感動の歌声 神戸に

腕などに障害 レーナ・マリアさん 18日に公演 幅広い楽曲披露

レーナ・マリアさんの写真
神戸でコンサートを開く
レーナ・マリア・クリングヴァルさん

 生まれつき両腕がなく、左足も未発達という障害がありながら、世界各国で歌声を披露しているスウェーデンの歌手レーナ・マリア・クリングヴァルさんが18日、新神戸駅前の神戸芸術センターでコンサートを開く。

 5歳の時に協会の聖歌隊に加わり、高校、大学で音楽を専攻。これまでに国内外で計14枚のCDを発表してきた。また水泳選手としてソウルパラリンピックにも出場したほか、足で筆を持ち絵画制作にも取り組む。

 主催する社会福祉法人「プロップ・ステーション」(東灘区)の竹中ナミ理事長は「彼女の歌声と生き方に触れ、障害の有無や年齢、性別に関係なく、すべての人が活躍できる社会のあり方について考えてほしい」と話している。

 午後1時開演。ミニ・コンサートなどに続き、レーナ・マリアさんは同2時過ぎに登場する。「翼をください」などを日本語で歌うほか、ポップスからゴスペルまで、幅広い楽曲を披露する予定。

 前売り3500円(当日は500円増)。同法人TEL845・2263

(藤嶋 享)

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