日経ネット 11月8日より転載

スイーツの世界で活躍できる障害者育成・神戸の福祉法人など

 社会福祉法人プロップ・ステーション(神戸市、竹中ナミ理事長)は日清製粉などと協力して、焼き菓子などスイーツの世界で活躍できる障害者を育てる「神戸スウィーツ・コンソーシアム」を来年4月に設立する。パティシエ(菓子職人)を目指す障害者を対象にした講習会の開催や一流職人によるレシピの紹介などで人材を育成し、開業も支援する。

 コンソーシアムには材料提供などで協力する日清製粉や製菓・製パン原材料卸の日東商会(大阪府東大阪市、川口淳太郎社長)が参加する。来春に向けて参加を希望する企業やパティシエ、障害者作業所・施設を募る。優れたスイーツを製造・販売したいと望む障害者施設も支援する。

 まずMOF(フランス国家最高職人)の称号を持つ仏スイーツ界の巨匠イブ・チュリエスさんが8日に兵庫県三田市で開く講演・講習会に、障害者作業所・施設の関係者30人も招待する。

 プロップ・ステーションは16年前から「チャレンジド(障害者)を納税者にできる日本」をスローガンに、障害者の雇用促進活動を続けている。

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