朝日新聞 2001年2月18日 より転載

障害者援護のIT語る集い

久居で座談会

情報技術(IT)を使って、障害者が活躍できる社会を目指すイベント「第7回チャレンジド・ジャパン・フォーラム(CJF)」が十一月に磯部町の志摩スペイン村で開かれる。開催に向けて十七日、久居市で「全ての人が誇りを持って生きられるIT社会を語る」と題して座談会が開かれた。

参加したのは、神戸市と大阪市で、障害者にパソコンの操作を指導する社会福祉法人「プロップ・ステーション」を運営する竹中ナミさん、坂口力・厚生労働相、北川正恭知事、マイコロソフト顧問の成毛真氏の四人。久居市に住む重度障害者で、会社を経営している谷井亨さんが市会を務めた。

過去六回のCJFを中心になって開いてきた竹中さんが講演し、プロップ・ステーションの取り組みや「神に試練と挑戦する機会を与えられた人」という意味を込め、障害者を「チャレンジド」と呼ぶことなどを話した。

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