高知新聞 2000年1月17日より転載

NPOの可能性は?

高知市

フォーラムに200人


竹中さんの講演も行われたNPOフォーラム(高知市旭町3丁目、こうち女性総合センター「ソーレ」)

高知市NPOフォーラムが16日、同市旭町3丁目のこうち女性総合センター「ソーレ」で開かれ、約200人が講演や交流会を通じてNPO(非営利団体)の可能性を考えた。

NPO高知市民会議と同市が主催。NPOへの理解を深め、ネットワークを広げることを目的に昨年から開いている。

フォーラムでは社会福祉法人「プロップステーション」(本部・神戸市)の竹中ナミ理事長が講演。障害を持つ人を「チャレンジド」(挑戦という使命を与えられた人という意味)と呼び、パソコンを利用した就労を支援する同法人の活動を基に、NPO活動の進め方を紹介した。

竹中さんは「活動を進めるこつは、人の賛同をいかにして得るかにかかっている。いろいろな立場の人が分かる言葉、納得できる言葉を使い、夢や目標をアピールすること」とアドバイス。

「これからは知恵や企画力がものをいう時代。資金や機材がないNPOにも大きなチャンスがある」と激励した。

また、介護や国際交流をテーマにした分科会も開かれ、参加者は積極的に意見を交換した。

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