メール de ナミねぇ 【第242号】 by Prop Station

2016年8月10日

 

◇◆◇            (平成28年8月10日発行)◆◇◇
◇◆◇  メール de ナミねぇ 【第242号】     ◇◆◇
◆◆◆                          ◆◇◆
◇◆◇           プロップ・ステーション理事長 ◇◆◇
◇◆◇               竹中ナミ(ナミねぇ) ◆◇◆
◇◆◇                          ◇◆◇
◆◇◇           by Prop Station◇◇◆
http://www.prop.or.jp/

■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇

『メール de ナミねぇ』は、MSゴシックなどの等幅フォントで
ご覧下さいね!

================================

【プロップ・ステーションからのお願い】

皆様意外とご存じないかもしれませんが、プロップ・ステーションは
お仕事のコーディネートもエキスパートです。
プロップで学んだ多くのチャレンジドが、皆さんからのお仕事を
心からお待ち致しております。
もし皆様の中で「お仕事を頼んでみよう」とか「こんな仕事できるかな?」
ということがございましたら、是非お気軽にご連絡下さい。
どうぞよろしくお願い致します。

データ入力や文書のデジタル化(PDF化やワード・エクセル化)
各種映像への字幕の付与もおこなっています。
こうした業務があれば是非お声がけ下さい。

<プロップ・ステーション事務局長 竹中宏晃>

prop@prop.or.jp

================================

■□◇◆ 第242号 目次 ◆◇□■

【1】神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)
「チャレンジド・プログラムvol.9」 in 東京を開催
【2】「津久井やまゆり園」の事件に想う
〜決して許してはならない、
身勝手でおぞましい犯罪が起きてしまった
○本日の読売オンラインに「津久井やまゆり園 事件」に関する
ナミねぇの寄稿が掲載されました
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160809-OYT8T50005.html
【3】プロップ東京オフィスに猛暑の中の見学会、
本当にお疲れさまでした!
【4】「手話は言語」「手話は文化」。石狩市の先駆的な取り組みを
霞が関の勉強会で発表していただきました!
【5】最新メディア情報

☆ナミねぇからの速報はフェイスブックとブログで!
フェイスブック http://www.facebook.com/nami.takenaka
ブログ http://ameblo.jp/takenakanami/
詳報はメルマガで!
☆プロップ東京の情報はこちらで
http://www.prop.or.jp/challenged/seminar/tokyo-seminar.html

================================

■□◇◆7神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)
「チャレンジド・プログラムvol.9」in 東京を開催◆◇□■

ナミねぇです! 7月25日、神戸スウィーツ・コンソーシアム(KS
C)の「チャレンジド・プログラム」の開講式と第1回講習が、東京小
網町の日清製粉技術加工センターを会場に開催されました。

本年で9年目を迎えたこの催しは、社会福祉法人プロップ・ステーショ
ンと、製粉業界最大手日清製粉株式会社の共催により、多数の企業と行
政のご協力を頂いて、「スウィーツの世界で活躍するチャレンジド(障
がいのある人)を生みだそう!」というミッションを掲げて運営されて
います。

チャレンジド・プログラムでは、毎回超一流プロのパティシエやブーラ
ンジェを講師に迎え、その技術を教授する講習会を実施していますが、
今回は世田谷のフランス菓子のお店「ノリエット」のオーナーシェフ、
永井紀之さんによる「洋梨のタルト」を課題に、東京およびその近郊の
作業所や施設でお菓子作りに従事する知的障がいのチャレンジドと職員
の方々が参加して、熱い指導が行われました。

また特別ゲストとして、分身ロボットOriHime(岩手県盛岡市の自宅の
ベッド上から番田雄太くんが遠隔操作)と、開発者のオリィさん(吉藤
健太郎さん)をお迎えしました

OriHimeとオリィさんについては、こちら をご参照くださいね
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/20160701_01.html

当日の模様はユーストリームを通じてネット中継しましたが、その映像
を現在再放映中ですので是非ご覧ください。本年度のチャレンジド・プ
ログラムは9月16日(火)に仙台にて第2回開催、10月27日(木)
に第3回を神戸にて開催、11月19日(土)に第4回を岡山にて開催
されますので、これからも応援してくださいね!!

<by ナミねぇ>

◎ユーストリーム中継と写真報告

ユーストリームその1.
http://www.ustream.tv/recorded/89950311

ユーストリームその2.
http://www.ustream.tv/recorded/90072915

ナミねぇご挨拶
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_09.jpg

OriHimeとオリィさん
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_12.jpg

永井シェフの実演を真剣に見つめる受講生たち
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_13.jpg

受講生の実習風景
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_14.jpg

永井シェフによるタルトポワール完成品
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_10.jpg

講習終了後全員で記念撮影
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_11.jpg

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ゲストおよび取材された方々のご報告

◎平岩理緒さんのフェイスブック記事より転載させて頂きました

今年も、お菓子やパン作りの技術向上支援を通じてチャレンジドの就労
支援を続ける「神戸スウィーツ・コンソーシアム」の第9期の活動が始
まりました。

初回の講師はノリエット永井シェフ。テーマはタルト・ポワール。
八木シェフ、川内先生も助手として参加されています。
神戸スウィーツ・コンソーシアムのホームページで動画中継が配信され
ます。
http://www.kobesweets.org

今回は特別ゲストとして、分身ロボット「OriHime」を開発した株式会
社オリィの吉藤さんと番田さんもいらしています。番田さんは、4歳の
時に交通事故による頸髄損傷で肢体不自由となり、呼吸器を装着されて
以来23年間、岩手県盛岡の病院にいらっしゃいますが、「OriHime」を
遠隔操作することで、現在は株式会社オリィの社員として一緒にお仕事
をされているのです。

テレビでは見たことがありましたが、実物に会うのは初めて。
色々な可能性が膨らみますね。
http://www.orylab.net/banda.html

[写真]
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_01.jpg
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_02.jpg
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_03.jpg
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_04.jpg
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_05.jpg

◎吉藤オリィさんのフェイスブック記事より転載させて頂きました

本日は竹中ナミさんに招かれ、神戸スウィーツコンソーシアムイベント
に番田と参加。

お菓子作りを見学した事がないという番田、皆が作ってる姿に興味津々。
あとで完成したお菓子は送って貰えるとの事で、美味しくいただけそう
です。いつか料理ができるOriHimeを作らないとな。

[写真]
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_06.jpg
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_07.jpg
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160806_08.jpg

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

チャレンジド・プログラムVol.9」講習プログラム(東京会場)

日時:7月25日月曜日 13:00〜17:00 開催
内容:開講式と講習会
講師:永井紀之シェフ(フランス菓子ノリエット・オーナーシェフ)
課題:タルトポワール(洋梨のタルト)

レシピはこちらからダウンロードいただけます
http://www.prop.or.jp/ksc/recipe_20160725.pdf

<永井紀之シェフのご紹介>
 1961年生まれ。辻調理師学校フランス校卒。「オー・ボン・ヴュ
ー・タン」のオープニングスタッフとして入社、2年後渡仏。ヴァラン
ス「ダニエル・ジロー」 、グルノーブル「ドゥ・ヴェルバル」、パリ
「ミッシェル・ロスタン」、ボンドイゼール「ミッシェル・シャブラン」、
スイス・ジュネーブ「ホテル・インターコンチネンタル」、ルクセンブ
ルグ「オーバーワイズ」など、ヨーロッパで6年間過ごしたのち、帰国。
1993年より「ノリエット」。 著作に「シェフのフランス地方菓子」
(PARCO出版) 、「フランス菓子職人の仕事パティシエ」(PHP研究所)、
「永井紀之 ノリエットのお菓子」(PARCO出版) などがある。

☆フランス菓子「ノリエット」のホームページ
http://www.noliette.jp/

      ◇        ◇        ◇

神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC)

主催:社会福祉法人プロップ・ステーション、日清製粉株式会社
後援:農林水産省、総務省、東京都、兵庫県、神戸市、日本セルプセン
ター、関東社会就労センター協議会、近畿社会就労センター協議会

公式サイト:
http://www.kobesweets.org/

◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/20160806_01.html

================================

■□◇◆「津久井やまゆり園」の事件に想う
〜決して許してはならない、
身勝手でおぞましい犯罪が起きてしまった◆◇□■

あまりにも理不尽で許し難い犯罪に、怒りと恐怖でいっぱいです。もし
マキの病院で起きたことなら…と、想像するだけで身体が硬直するよう
な思いがします。

*娘マキ(43歳)。病院から自宅に帰省する車中にて
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160727_01.png

*移転前の病院正面にて
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160727_02.png

マキは、温かい看護と療育を下さる病院スタッフの皆さんに護られ、穏
やかに暮らしていますが、障害のある人に対するジェノサイド思想を持
つ人間が、一時期とはいえ施設職員として働き、卑劣な犯行計画を醸成
し、一厘のためらいもなく実行したことに、背筋が凍る思いです。

*指を握り合うことができるようになった時の、喜びのショット
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160727_03.png

亡くなられた方々のご冥福と、傷つかれた方々のご回復を、心からお祈
りするとともに、このような犯罪が二度と起きることがないよう、福祉
関係者だけでなく、社会全体で対策を考える必要があるとともに、障害
のある人や家族の多くが「ポジティブに生きていること」を、発信し続
けなければと、改めて強く思います。

*娘マキと、取材を受けた女性誌のグラビアページ
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160727_04.png

障害がある人も、無い人も、

人として同等の尊厳と

しあわせを希求しながら生きる権利があることを

私自身、これからも

伝え、行動して行きたいと思います。

<by ナミねぇ>

◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/20160727_01.html

○本日の読売オンラインに「津久井やまゆり園 事件」に関する
ナミねぇの寄稿が掲載されました
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160809-OYT8T50005.html

================================

■□◇◆プロップ東京オフィスに猛暑の中の見学会、
本当にお疲れさまでした!◆◇□■

8月4日、プロップ東京オフィスに東京都立城南特別支援校の高等部3
年生の生徒の皆さんとお母さん、進路コーディネイタの齋藤さん、東京
都教育庁就労支援員の明石さん、若杉さんという皆さんが、見学にいら
っしゃいました。

プロップのサイトプログラマーであり、重度の脳性マヒで電動車いすユ
ーザーでもある加藤高明くん(前列左端)の仕事ぶりを見ていただいた
り、パソコンを使った在宅ワークなどについて学んでいただきました。

若いチャレンジドの皆さんと、これからもご一緒に学んだり働いたりで
きることを、プロップ・ステーションのスタッフ一同、心から楽しみに
しているとともに、皆さんのご活躍を大いに期待しています。

猛暑の中の見学会、本当にお疲れさまでした!!!!(^_^)/~

<by ナミねぇ>

見学者の皆さんとナミねぇ、プロップ東京スタッフ記念撮影
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160805_01.jpg

◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/20160805_01.html

================================

■□◇◆「手話は言語」「手話は文化」。石狩市の先駆的な取り組みを
霞が関の勉強会で発表していただきました!◆◇□■

全国各地の自治体に広がりつつある「手話条例」。
初めての条例は、北海道石狩市で誕生しました。
田岡市長の情熱と行動力、
それを支え、サポートする職員たち。

石狩市の取り組みを、ナミねぇが主宰する霞が関の勉強会で
田岡市長、松森果林さん、石狩市立翔陽高等学校で手話教育を推進する
教務部長と生徒の皆さん(TV会議で出演)に、発表いただきました。

果林ちゃん、田岡市長
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/img/20160718_01.jpg

果林ちゃんが、当日の模様をブログで発表下さったので、
ご紹介させていただきます。

当日は、手話だけでなく、最新の「通訳システム」である
「UDトーク」を
開発者青木さんに操作していただきながら、
ICTを駆使した勉強会となりました。

発表者である田岡市長、果林ちゃん、翔陽高校の皆さん、
青木さん、石狩市幹部の皆さん、
ホスト役を担って下さった文科省の平川次官、
出席下さった勉強会メンバー次官の皆さん、

本当に、ありがとうございました!!!!!

☆by ナミねぇ☆

★果林ちゃんの元ブログ
「文科省と石狩市をテレビ電話とUDトークでつなぐ!」はこちらです。
http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20160718

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

◎文科省と石狩市をテレビ電話とUDトークでつなぐ!

「松森果林UD劇場〜聞こえない世界に移住して〜」より転載

文科省と石狩市をテレビ電話とUDトークでつなぐ!

霞が関の文部科学省と、北海道石狩市の翔陽高等学校を
テレビ電話でつなぎ、
更にそれをUDトークでリアルタイム字幕表示!
という面白い試みをしました。

トライしたのは、ナミねぇこと竹中ナミさんが開催する
「ユニバーサル社会を創造する事務次官勉強会」。

月に一回、各省庁の事務次官たちが集い、
昼休みにおにぎりを食べながら
様々な分野の講師を招いて情報交換する場です。

ナント今年で10年目だとか!!

ナミねぇ曰く
「組織のトップだから知識が誰よりもある!というわけではなく、
知らないこともあれば知りたいこともある。
そのために続けてきた」と。

今月は「石狩市の手話基本条例と、
同市の翔陽高等学校の手話科目導入」がテーマ。

会場となる文科省には、各省庁の事務次官と関係者、
石狩市の田岡市長をはじめとする石狩市の方々。
テレビ電話でつなぐのは、翔陽高校の生徒さん(ひとりはろう者)と
30年も手話に関わってこられた生田先生の三名。

石狩市は、市町村で初めて制定した市。
翔陽高校では、「ボランティア局」
という部活動で手話に力をいれており
全国高校生手話パフォーマンス甲子園は2大会連続出場、
高校生手話スピーチコンテストにも挑戦されています。

石狩市が手話基本条例を制定した動きの中で
「なぜ手話の授業がないの?」
という疑問が生徒から出たのがきっかけで、
手話科目の導入に至ったとか。

手話は長い歴史の中で、
言語であることを理解されず抑圧された時代もありました。

しかし
石狩市長の田岡さんは、
「言語は文化を創り、言語を失うと、人は文化も失う」といいます。
大学生の時に言語学を学んでいたと聞き、納得。

 「手話は言語であり、手話を通して社会変革モデルを試みる。」

 「言葉っていうのは誰でも持ってる。
自然な言葉を自然なまま使える社会をつくろうと思う。」

 「同じ日本に一緒に暮らす仲間なんだから、日本語と、
そして手話も使おうよ!と、そんな国にしたい。」
「手話の授業は全国どこでも取り入れているけど、
コミュニケーション手段としての手話だけでなく
手話の背景にあるものや、言語学的な発想で授業をしたい。」

こんな話を聞きながら
手話を言語として石狩市から広めていく市長と
手話の授業がないという疑問を持つ生徒の、素直な感性と
生徒の疑問に正面から向き合い、実現させた先生方の柔軟性、
この見事なバランスの三角関係が、
周囲を巻き込んで大きな円に広がるのを感じました。

手話を言語として認知し、普及させ、
手話ができる環境を整えていくことは
「ろう者」として生きることを受け入れる
寛容な社会に変わることです。
また、地域ので素晴らしい取り組みが進めば進むほど
四月に施行された障害者差別解消法のなかで、
足りない部分が明らかになり、
三年後の見直しにもつながります。

ちなみに、テレビ電話とUDトークを使う最低限のルールは
・マイクを通して話す
・一人ずつ話す

マイクが一本だけだったので、ホスト役の文科省の次官が
自らマイクをもって反対側の田岡市長のところへ駆け寄ったり
フツウのオジサン、というか、
男子のように楽しんでいらっしゃる感じが
とっても良い雰囲気でした。

そして実は、翔陽高校の生徒さんが
2011年の全国高校生手話スピーチコンテストに
出場されていたときの、記念講演を私がしていたという不思議なご縁も。

 http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20110822

石狩市の手話基本条例はこちらから。
子ども向けリーフレットがとても分かりやすいのです。

 http://www.city.ishikari.hokkaido.jp/soshiki/syougais/3541.html

◎この記事はプロップのホームページでもご覧いただけます
http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/20160718_01.html

================================

■□◇◆最新メディア情報◆◇□■

■横浜ゴム、障害者の就労を後押し 社会福祉法人と連携
2016年8月9日 日本経済新聞 朝刊 掲載

 横浜ゴムは社会福祉法人プロップ・ステーション(神戸市)と組み、
障害者の自立や社会参画を支援する活動を始めた。ウェブ広告の作成な
どを同法人に発注し、働く意欲を持つ障害者の就労促進につなげる。

 第1弾として社員向けのデジタル掲示板の情報入力や、インターネッ
トに発信するウェブ広告の字幕などの作成を発注した。「健常者と同等
のIT(情報技術)スキルを持つ障害者は多い。障害者雇用の新しい形
を作りたい」(南雲忠信会長)としている。

 国の障害者雇用促進法は労働者の2%に相当する障害者の雇用を企業
に義務付けており、同社は達成済み。今回の取り組みは雇用率の対象外
だが、企業の社会貢献活動の一環として取り組む。

 http://www.prop.or.jp/news/topics/2016/pdf/20160809_01.pdf

■横浜ゴム、障がい者の自立と社会参画、
就労の促進や雇用の創出に貢献する取組みを開始
2016年8月9日 横浜ゴム ニュースリリースより転載

横浜ゴム(株)は、社会福祉法人プロップ・ステーションと業務契約を
締結し、重い障がいのある方にも在宅で働いていただくことで、障がい
者の自立と社会参画、就労の促進や雇用の創出に貢献する取組みを開始
した。「人材の能力を発揮させるのが私たちの役割」という双方の共通
認識のもと、障がい者の支援を行なっていく。

横浜ゴムは2012年に特例子会社ヨコハマピアサポート(株)を設立し、
知的障がい者を中心に障がい者雇用を促進している。また、「社会から
ゆるぎない信頼を得ている地球貢献企業になる」というCSR経営ビジョン
を掲げ、2014年から「地球環境」「地域社会」「お客さま」「株主・投
資家」「取引先」「従業員」という6つのステークホルダーごとに「横浜
ゴムの重要課題」を設定し、解決に向けた活動に取り組んでいる。「従
業員」の解決課題には「人を大切にし、人を磨き、人が活躍する場をつ
くります」を掲げ、障がい者の雇用の課題についても積極的に解決に向
けて取り組んでいく考え。

プロップ・ステーションは、理事長の竹中ナミ氏が「チャレンジド(障
がいを持つ人)」の可能性に着目し、自立と社会参画、就労促進の支援
に取り組む草の根グループとして1991年に発足。1998年に厚生相認可の
社会福祉法人格を取得した。コンピュータネットワークを活用した在宅
ワークを含む広範なチャレンジドの就労の場の創出に向け、ICT教育の
実施や、仕事を発注しようと考える企業との連携を行っている。

横浜ゴム南雲忠信代表取締役会長(左)と
プロップ・ステーション竹中ナミ理事長
http://www.y-yokohama.com/release/thumb/2016080916mg001_2.jpg

横浜ゴム・ニュースリリースURL
http://www.y-yokohama.com/release/?id=2681&lang=ja

================================

☆メール de ナミねぇ 【第242号】
平成28年8月10日発行
☆発行元:社会福祉法人プロップ・ステーション
URL http://www.prop.or.jp/
☆お問合せ先:  〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中6−9
神戸ファッションマート6E−13
社会福祉法人プロップ・ステーション広報
メールアドレス:kouho@prop.or.jp
☆発行:原則として毎月1〜2回
☆『メール de ナミねぇ』は『まぐまぐ!』
http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
☆ご意見・ご感想をお待ちしております。
kouho@prop.or.jp こちらまで。
☆バックナンバーはこちらでご覧いただけます。
http://archive.mag2.com/0000216194/index.html
☆配信中止をご希望になる場合はこちらでお手続きください。
http://www.mag2.com/m/0000216194.html

☆『メール de ナミねぇ』は、株式会社まぐまぐのメール配信サー
ビスを利用して発行しています。読者登録をされますと「まぐまぐ」
のオフィシャルメールマガジンも届くことになりますので、ご不要の
場合はお手数ですがそれぞれのメルマガの配信停止ページからお手続
きいただきますよう、お願いいたします。

■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇■□◆◇

ページの先頭へ戻る