メール de ナミねぇ 【第121号】 by Prop Station

2010年10月19日

◇◆◇           (平成22年10月19日発行)◆◇◇
◇◆◇  メール de ナミねぇ 【第121号 臨時号】 ◇◆◇
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◇◆◇           プロップ・ステーション理事長 ◇◆◇
◇◆◇               竹中ナミ(ナミねぇ) ◆◇◆
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さいね!

■□◇◆ 第121号 臨時号 目次 ◆◇□■

【1】村木厚子さんから、
          ご支援下さった皆さんへのお礼状が届きました。

   感謝の言葉だけでなく、管理職としてのご自身の責任、公務への
   信頼を取り戻す真摯な努力などについても書かれています。
   ぜひご高覧下さい。 <by ナミねぇ>

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■□◇◆村木厚子さんから、
      ご支援下さった皆さんへのお礼状が届きました。◆◇□■

感謝の言葉だけでなく、管理職としてのご自身の責任、公務への信頼を
取り戻す真摯な努力などについても書かれています。
ぜひご高覧下さい。 <by ナミねぇ>

◇◇以下お手紙本文◇◇

みなさま

やっと無実が証明されました。

9月10日に大阪地裁で無罪判決の言い渡しがあり、21日に大阪地検か
ら上訴権放棄の申し立てがあり、無罪が確定しました。

無罪判決は確信していましたが、9月10日、判決の言い渡しを聞くた
めに証言台に立った時も、自分が無罪判決を聞いてどういう気持ちにな
るのか予想がつきませんでした。裁判長が「被告人は無罪」と言われた
その瞬間、心臓が大きく一つ鼓動を打ちました。本当に不思議な感覚で
した。

弁護士さんに伺うと、「もっとも控訴しにくい冷静で緻密な判決」とい
うことでしたが、「控訴があることが普通」という世界、この時は「最
後まで闘うぞ」と自分に一生懸命言い聞かせていました。
そして、21日の夜、主任弁護人の弘中弁護士から「今、大阪地検から、
上訴権を放棄するという連絡がありました。おめでとう。」という電話
がありました。電話を切った次の瞬間、「やっと検察との闘いが終わっ
たんだ」という思いがこみ上げ、涙がこぼれました。娘がギュッと抱き
しめてくれました。

この間、最後まで闘うことができたのは、皆様がずっと応援して下さっ
たおかげです。被告人、特に拘置所に勾留された人の心理として、「み
んな自分から離れていく」という強い孤独感があるのだそうです。私は、
この1年3カ月余りの間、一度もそうした孤独感を感じずに過ごすこと
ができました。家族も一度も疎外感を味わうことなく過ごすことができ
ました。
改めて、皆様に心から感謝申し上げます。

皆様と家族の支えがあったこと、気力・体力がなえなかったこと、皆様
の援助のおかげで超優秀な弁護団をお願いできたこと、すべてのことに
感謝をしております。

判決確定の日、細川厚生労働大臣から電話をいただき、起訴休職が解け、
復職しました。そして、9月27日付で、内閣府政策統括官(共生社会
担当)を拝命しました。1年3カ月のブランクがあり、若干の不安はあ
りますが、もう一度公務員として働けることの喜びをかみしめつつ、ま
た、初心に戻って頑張ろうと思っています。

証明書の偽造をした上村さんの裁判はまだ継続中です。その結果を見守
り、組織として、管理職としての自分の責任もきちんと総括していきた
いと思っています。また、「議員案件」であれば何でもやるという検察
ストーリーがマスコミで流された時、多くの人がそれを信じたという現
実を真摯に受け止め、公務の信用をどう高めるかも考えていきたいと思
っています。

また、私の事件を担当した主任検事、さらには特捜部長や副部長の逮捕
という事実も踏まえ、今回の「検察」の捜査のあり方に対する検証にど
うかかわるかという問題も残されました。

そういった意味では、事件がすべて終わったわけではありませんが、ず
っと待ち焦がれた「普通に暮らし普通に働く」という生活を大切にして
いきたいと思っています。(早くTVや新聞で自分の顔や名前を見なく
て済むようになりたいというのが実感です。「村木被告」から「村木さ
ん」に呼び名が変わったのはいいのですが、どうしてこうもマスコミは
極端に振れるのでしょうか。)

皆様にお目にかかって御礼を申し上げるべきところ、まずは書面にて
御礼を申し上げます。

   村木 厚子
     内閣府 政策統括官(共生社会政策担当)

          ◇     ◇     ◇

自筆署名のお手紙はプロップ・ステーションのサイトでもご紹介して
います。
http://www.prop.or.jp/news/topics/2010/20101018_01.html
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☆メール de ナミねぇ!【第121号 臨時号】
                   平成22年10月19日発行
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