メール de ナミねぇ 【第29号】 by Prop Station

2008年1月15日

◇◆◇            (平成20年1月15日発行)◆◇◇
◇◆◇  メール de ナミねぇ 【第29号】      ◇◆◇
◆◆◆                          ◆◇◆
◇◆◇           プロップ・ステーション理事長 ◇◆◇
◇◆◇               竹中ナミ(ナミねぇ) ◆◇◆
◇◆◇                          ◇◆◇
◆◇◇            by Nami’s Room◇◇◆
     http://www.prop.or.jp/namis_room/index.html

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『メール de ナミねぇ!』はMSゴシックなどの等幅フォントでご覧下
さいね!

■□◇◆ 第29号 目次 ◆◇□■ 

【1】ナミねぇの「つづれおり」第29回
   「ICTを学んで夢を叶えるチャレンジド〜京都からの報告」
【2】活動報告
【3】弟のビリーが、バンドを引き連れて米国から里帰りします!!
【4】今後の講演など予定
【5】ナミねぇの「そして神戸!〜あの日から13年」
【6】最新メディア情報
【7】編集後記

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■□◇◆ナミねぇの「つづれおり」第29回◆◇□■

「ICTを学んで夢を叶えるチャレンジド〜京都からの報告」

プロップは、多くの自治体と連携してチャレンジドの就労促進に取り組
んでいますが、その一つに京都府との連携があります。

3年前に「ICTを活用して、府内のチャレンジドの就労支援に取り組みた
い」というご相談を山田知事から受けたことを契機に、府庁職員の皆さ
んと一緒に企画を進め、京都府庁西館内にパソコンルームを開設して、
プロップのチャレンジド・スタッフたちが講師を務める「京都府ITスキ
ルアップ研修」を開始して2年目になります。

メイン講師は「足でパソコンを操作する岡本敏己さん」、サブ講師は
「(このメルマガでも何度かご紹介した)京都府内の療護施設のベッド
の上で起業した”わびすけ”こと、川本浩之さん」です。

このセミナーの受講生の一人、上田和功さん(19)は進行性筋ジストロフ
ィーのチャレンジドですが、「いつかパソコンを使って仕事をしたい!」
と、ホームページ作成のコースに、サポートボランティアの男性と一緒
に、熱心に通っておられます。上田和功さんのICTへのチャレンジが京都
新聞に取り上げられましたので、ぜひ皆さん、読んで下さい!

http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007122700093&genre=K1&area=K1K

このセミナーの講師である岡本・川本両氏も、プロップのパソコンセミナ
ーのOBですが、「京都府ITスキルアップ研修」卒業生からも、地域の
就労支援センターを通じて働く人や、ボランティア講師としてデビューし
た人がおられます。
「働きたい!」という意欲と情熱を持つチャレンジドたちが、全国各地で
夢に向かって前進しています。
皆さん、応援よろしくお願いしますね〜!!!

「京都府ITスキルアップ研修」について
http://www.pref.kyoto.jp/koho/press/press200607/press060714/060714-02/060714-02.html

プロップのパソコンセミナーについて
http://www.prop.or.jp/works/seminar.html

<by ナミねぇ>

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■□◇◆1月前半の活動報告◆◇□■

○1月1日(火)
・1月中旬まで、海外研修等の予定あり(不確定) / 会議、講演などに
 出席できませんので、よろしくお願いします。

その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
 http://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi

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■□◇◆弟のビリーがバンドを引き連れて
                米国から里帰りします!!◆◇□■


わたしの弟ビリー(これは愛称で本名は望―のぞむ)は19歳の時にア
メリカに渡って、以来40年近くプロのギタリストとしてカントリー・
ミュージックを演奏し続けてます。現在はアリゾナに居を構え、ミュー
ジシャン稼業のかたわら音楽スタジオや教室を運営し忙しい毎日をすご
してるんですが、本年4月に自分のバンド「ジャンクション’87」を
引き連れて来日し、地元神戸を中心に初のライブツアーを行うことが決
定しました!

ビリーはプロップアメリカ・チーフとして、プロップの海外関係ミッシ
ョンやチャレンジド・ジャパン・フォーラムなど、ボランタリーにプロ
ップの海外活動を応援してくれているので、ご存知な方も多いと思いま
す。

そんな愛する弟のため、親バカならぬ姉バカを発揮してナミねぇは彼の
ツアーを全面的にバックアップしちゃいます。ナミねぇのホームページ
『ナミねぇの部屋』でライブスケジュールを随時発表していきますので、
音楽好きの方もそうでない方も、是非ご都合の良い日に遊びに来てくだ
さいね〜 (^O^)/

そうそう、ナミねぇは歌が大好きで、ビリーのライブに乱入して一緒に
唄う予定なんかも有り?ますので、ボーカリスト(を目指す!)ナミねぇ
のファンの皆様(勝手にファンを作るか?!)、どうぞお楽しみにね。

P.S. ここだけの話 ・・・ 。このメルマガを読んでくださってい
る方にお知らせです。昨年4月にビリーが里帰りしたとき、神戸三宮の
ライブハウスに乱入したナミねぇは、ビリーの伴奏で、内藤やす子さん
の名曲「六本木ララバイ」を熱唱(!?)しました!! 

その時の映像を下記リンクでご覧いただけますので、怖いものしらずの
方は、ぜひ見て・聴いて下さいませ!!

<by ナミねぇ>

ナミねぇ&ビリーの秘蔵ライブ映像 in 神戸アートフラワー (4分50秒)
http://www.prop.or.jp/movie/roppongi.wmv

おまけっ! 幻のDVDジャケット ???
http://www.prop.or.jp/secret/dvd.jpg

ビリーのバンド「ジャンクション’87」のホームページ
http://www.junction87.com/

静先生退官記念コンサート(ビリーがゲスト出演します).jpg(692KB)
http://www.prop.or.jp/news/topics/2008/img/sizuka.jpg

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■□◇◆1月後半の講演など予定◆◇□■

○1月15日(火)
・海外出張終了 / 夜、帰国

○1月16日(水)
・トヨタ自動車名誉会長:豊田章一郎氏と面談 /
 場所:トヨタ自動車本社

○1月17日(木)10時30分から
・東洋経済編集部より、取材ため来訪 /
 場所:プロップ東京オフィス

○1月18日(金)10時から
・字幕プロジェクト、チャレンジドアート展打合せ /
 場所:吉本興業東京本部
15時30分から
・ダイナー・コーエンさん、シンポジウム打合せ /
 場所:ホテルニューオータニ東京

○1月28日(月)16時から
・総務省情報通信審議会(地デジ検討委員会)に出席 /
 場所:総務省 8F特別会議室

その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
 http://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi

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■□◇◆ナミねぇの「そして神戸!〜あの日から13年から」◆◇□■


まもなく13年目のその日〜1月17日〜を迎えようとしています。
多くの尊い命が失われ、私の愛する神戸の街並みも壊滅的な被害を受け
た阪神淡路大震災。今ではすっかり復興しその傷跡を見ることも少なく
なりました。震災後生まれた子供がすでに小・中学生に育ち、他府県か
らの若い世代の流入も多く、すでに震災の記憶は地元神戸でさえ薄れよ
うとしています。

あの時、多くの人が共有した災害へ立ち向かう勇気と助け合いのこころ。
ボランティア元年とも言われ、「人と人の支え合いの素晴らしさ」をお
しえてくれた出来事でもありました。そうした貴重な経験を私たちは決
して風化させてはならないと思います。身をもって体験したからこそ伝
えることの出来る知恵や記憶を、情報として後世に残すことが、とても
大切やとナミねぇは思います。

阪神淡路大震災は、実はパソコンボランティア元年でもあります。プロ
ップでスキルを磨いたチャレンジドたちは、震災時、在宅スタッフとし
てパソコン通信を使って活動していました。震災が起き、自宅が全焼し
たナミねぇをはじめ、仲間全員が被災者という状態になった時、電気と
電話回線が復旧すると直ちに皆は「私は生きてます」「僕は無事やで!」
と、各自の安否情報を発信し始めました。

そうするうちに「誰それさんはどうした?」「どこそこの避難所に入れ
たみたい」「どこで今日は水やお弁当をもらえるの?」「車椅子でも、
お湯を使わせてくれるお風呂屋さんはないかなぁ?」などと安否だけで
なく生活情報の受発信が始まりました。そして「避難所になってる○○
養護学校で、おむつがなくなってしもたらしいで」と誰かが書き込んだ
時には、そのメールがバトンリレーみたいに各地に送られて、東京の企
業から千箱くらい「紙おむつ」が届いた! ということもありました。

今では「パソコンボランティア」は立派に(?!)ボランティアの一分
野として定着してるけど、実は、ベッドの上で被災したチャレンジドが、
日本におけるパソコンボランティア第1号、と言うても過言じゃありま
せん。そしてプロップにとっては、ICTの「人と人、人と社会を繋ぐ
パワー」を腹の底から実感した出来事になりました。

そうした経験をプロップでは、当時の機関紙フランカーで発表していま
す。13年目を迎える今、あらためてその記録を読み返していただけれ
ばと、ここに掲載させていただきました。リンクからご覧いただければ
幸いです。

<by ナミねぇ>

郵政省委員会レポート 「阪神・淡路大震災と情報通信」 by 竹中ナミ
http://www.prop.or.jp/flanker/13/13-yuusei.html

阪神大震災「復興期」に想う
プロップ・ステーション代表 竹中ナミ
http://www.prop.or.jp/flanker-new/12/p_04-05.html

フランカー12号より
私の阪神大震災ほか
http://www.prop.or.jp/flanker-new/12/index.html

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■□◇◆最新メディア情報◆◇□■

●はるちゃんゆっくり生きる幸せをありがとう
 シリーズ人間 No.1881 女性自身 新春号
 http://www.prop.or.jp/news/clip/2007/20080100_04.html

※女性自身(新年号)で紹介された、ナミねぇの親友みっちゃん(弁護
士:大平光代さん)と、ダウン症の愛娘:悠(はるか)ちゃんのお話し
です。「悠ちゃん、立っちとアンヨ」の素敵な写真とともに掲載されて
いますよ!

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■□◇◆編集後記◆◇□■

「そして神戸」にも書いたように、阪神淡路大震災の起きた13年前は、
「すべての人が持てる力を発揮し支え合う、ユニバーサル社会」の実現
を目指すプロップ・ステーションにとって「パソコンボランティア元年」
でもありました。

ICTを駆使して、性別も年齢も障害の有無をも超えて、人と人が繋が
り、支え合うことのできる社会を創造したい! という思いで、プロッ
プは活動を続けてきましたが、パソコンやインターネット、携帯電話な
どが多くの国民の日常生活機器となった今、残念ながらまだ「ユニバー
サル社会」は実現していません。

ICTも便利さゆえにそれを悪意で使う人や組織も増えてきました。
でもそれは機器の責任ではなく、使う側の意識の問題やと私は思います。
包丁だって、美味しい料理を作ることに使うか、人を殺傷するために使
うか、包丁に責任が有るわけじゃないように、ICTをどのように使っ
て行くのかは、まさに「人間の英知が試されている」わけです。

機器や技術に魂を吹き込むのは、私たち人類全てに課された責任やとい
うことを自覚しながら、今年も多くの人たちと連携しながら、プロップ
の活動を愚直に進めて行きたいと思います。

このメルマガへも、皆さんの率直なご意見を、ぜひお寄せ下さい。
心からお待ちしています!!

<by ナミねぇ>

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☆メール de ナミねぇ!【第29号】
                    平成20年1月15日発行
☆発行元:Nami's Room <ナミねぇの部屋>
     URL  http://www.prop.or.jp/namis_room/index.html
☆お問合せ先:  〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中6−9
                 神戸ファッションマート6E13
            社会福祉法人プロップ・ステーション広報部
                メールアドレス:kouho@prop.or.jp
☆発行:原則として毎月1日と15日
☆メール de ナミねぇ!は『まぐまぐ!』
 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
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