メール de ナミねぇ 【第１０号】 by Prop Station
2007年4月2日
◇◆◇ （平成１９年４月２日発行）◆◇◇
◇◆◇ メール ｄｅ ナミねぇ 【第１０号】 ◇◆◇
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◇◆◇ プロップ・ステーション理事長 ◇◆◇
◇◆◇ 竹中ナミ（ナミねぇ） ◆◇◆
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◆◇◇ ｂｙ Ｎａｍｉ’ｓ Ｒｏｏｍ◇◇◆
http://www.prop.or.jp/kouho/namis_room/index.html
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『メール de ナミねぇ！』はＭＳゴシックなどの等幅フォントでご覧下
さいね！
■□◇◆ 目次 ◆◇□■
【１】ナミねぇの「つづれおり」第１０回
「“野獣”ナミねぇ 官邸で吠える（？！）」
【２】活動報告
【３】新刊書のご案内
【４】今後の講演など予定
【５】最新メディア情報
【６】編集後記
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■□◇◆ナミねぇの「つづれおり」第１０回◆◇□■
「“野獣”ナミねぇ、官邸で吠える（？！）」
ナミねぇは３月に、政府が設置する2つの会のメンバーに就任しました。
現内閣の重要課題である「再チャレンジ支援」と「成長力底上げ戦略」
に関する会で、前者は「再チャレンジ支援功労者表彰選考委員」、後者
は「成長力底上げ戦略推進円卓会議」です。
５〜６年前からナミねぇは、財務省、総務省、厚生労働省、内閣府、国
土交通省などいくつかの省庁の審議会等に所属していますが、今回の特
に円卓会議は、プロップが推進してきた「チャレンジドの就労促進」や
「ユニバーサル社会の実現」に繋がるテーマの会議だけに、ナミねぇと
しても積極的に意見を述べなアカン、と思っています。
しかし、いずれの会も蒼々たる委員メンバーの中にあって、一人「野獣」
のようなナミねぇが参画するということは「もう、何でもありの時代に
なったんやね！」と思わせるに充分なものがありますね（笑）。でも、
「時代の変わり目は大いなるチャンスの時でもある」というのがナミね
ぇの持論ですし、チャンスの前髪をキチンと掴むのが私に与えられた役
割なので、ガムバッテ発言して行きたいと思います。
「障害者は気の毒な人」「社会のメインストリームで活躍することの難
しい人」という既成概念を破壊し「チャレンジドに期待しよう！」とい
う時代を生み出すには、人の意識と法律の改革が必要です。
そのためには、血の滲む努力と研鑽を続けてきた多くのチャレンジドの
存在と成果を社会にきちんと伝えていかなアカン、その伝達者になりた
い！と私は思っており、政府委員の就任依頼を出来るだけ断ることなく
お受けして、神戸−東京間を走り回っています。
だってナミねぇは「つなぎのメリケン粉」やもんね！
「なんで東京一極集中やねん」とか「国に言うても、どもならん」など
という後ろ向きの気持ちを排し、社会の様々な場所で影響力を持つ人た
ちに、チャレンジドの可能性に気づいてもらい、応援団になって戴く努
力を続けることが必要やとナミねぇは思っています。
その最大のコンセプトは、
「for the challenged」ではなく「by the challenged」。
つまり「障害者のために」ではなく「障害者（と言われる人たち）が、
社会のために様々な貢献ができる」時代の創造です。
私は講演の時のタイトルに「すべての人が誇りを持って生きられる社会
に！」と付けさせて戴くことが多いんですが、誇りってやっぱり「誰か
に期待されている」「求められている」時に感じるものやないでしょう
か。
第１回「成長力底上げ戦略推進円卓会議」（３／２２官邸にて開催）で
は、時間切れで危うく発言の機会を逸するところやったんですが、塩崎
官房長官ととりまとめ役である太田弘子大臣が「ナミねぇから発言を」
と議長に声をかけて下さり、一言吠えさせて（！？）戴きました。議事
録がまもなく官邸のホームページに掲載されるそうなので、プロップか
らもリンクし、発表しますね(^_^)
残念やったのは、翌日の新聞では「労使対立がはっきりしている最低賃
金の議論」だけしか発表されなかったこと。勿論、最低賃金に関する議
論は重要ですが、マスコミの関心がそこだけにならないよう、次回から
発言の仕方なども工夫せねば、って思いました。
（太田）弘子さんからは「ナミねぇの発言はインパクトのある内容だっ
たので、私も記者発表でお話ししたんだけど・・・。これからの長丁場、
頑張りましょう」というメールを戴きました。
そう「ユニバーサル社会の実現」は、「長丁場」という腹括りが必要な
テーマです！
プロップは活動を始めて１６年になりますが、「障害者」と呼ばれる人
たちの社会的な位置づけは、まだまだ根本的には変わっていません。あ
と何年かかってもやり遂げるで！と改めて決意を固めているナミねぇで
す。
＜by ナミねぇ＞
・首相官邸ホームページ
http://www.kantei.go.jp/
・成長力底上げ戦略推進円卓会議ホームページ
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/seichou2/index.html
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■□◇◆３月後半の活動報告◆◇□■
○３月２２日（木）
・「成長力底上げ戦略推進円卓会議」に出席 / 場所：首相官邸
詳細はこちらでご覧くださいね。
http://www.prop.or.jp/kouho/namis_room/index.html#entaku
○３月２３日（金）
・企業と福祉のネットワーク（仮）発起人会に出席/
場所：都市センターホテル（千代田区永田町）
○３月２５日（日）
プロップ・アメリカ・チーフ、ビリー市田＆スタッフの会 /
場所：プロップ東京オフィス
○３月２６日（月）
・こうべＩＣＴ推進計画推進協議会に出席 /
場所：神戸市役所
○３月２８日（水）
・大阪市政改革本部 本部員会議に出席（関市長、委員ほか）/
場所：大阪市役所
○３月２９日（木）
・TV字幕制作会社（スピードワープロ研究所）見学
・総務省情報通信審議会より、地デジIP再送信実証実験視察 /
場所：ＮＴＴ大手町ショールーム
○３月３０日（金）
・国土交通省「自律移動支援プロジェクト」会議 /
場所：ホテルニューオータニ東京
・「ユニバーサル社会を実現する事務次官プロジェクト」出席 /
場所：文部科学省事務次官室
○３月３１日（土）
・「世直し塾」にて講演
場所：NOW新大阪ビル
・プロップ・アメリカ・チーフ、ビリー市田＆スタッフ懇親会/
場所：飛騨高山料理の店「花里」
その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
http://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi
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■□◇◆新刊書のご案内◆◇□■
プロップでパソコンを学ばれて、現在はプロの漫画家として活躍されて
いるミキティこと安藤美紀さんの最新作「天使からの贈り物−ゆんみの
聴導犬サミー」が、美紀さんの主宰するＭＡＭＩＥ（マミー）より発売
になりました。重度聴覚障害を乗り越え、一児の母として仕事に家庭に
頑張っている美紀さんの新作は、やはり聴覚障害のチャレンジドである
「ゆんみ」こと谷口由美さんが、アメリカ留学で出会った子犬サミーを、
自ら聴導犬として育て、共に生きる姿を実話に基づいて描いています。
Ｂ５版５６ページ・定価６５０円の限定出版で、売り上げの一部は聴導
犬普及協会に寄付されます。とても優しいタッチで表現されたこの作品
は、日本での聴導犬の理解、啓蒙にきっと貢献することでしょう。
ナミねぇ一押しのミキティ新刊漫画は、以下の要領でご購入いただけま
す。よろしくねっ！
＜by ナミねぇ＞
「天使からの贈り物−ゆんみの聴導犬サミー」（企画・漫画／安藤美紀、
原案／ゆんみ）のお問い合わせ＆お申し込みは、
mamie@mamie.jp
までメールにて、件名「小冊子」とご記入ください。
ＦＡＸ ０６−６８８５−４１４１ でも受け付けています。
詳しくはＭＡＭＩＥホームページ
http://www.mamie.jp
をご覧下さい。
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■□◇◆４月前半の講演など予定◆◇□■
○４月３日（火）１２：００〜
・宮城まり子さんと、ねむの木学園ホームページ打合せ(都内）
１９：００〜
・ＴＶ字幕制作現場：日本テレビ見学 / 場所：日本テレビ放送（麹町）
○４月５日（木）
・麻紀面会日 / 場所：兵庫青野原病院
○４月６日（金）
・ＴＶ字幕制作会社「IMAGICA」「カンバス」見学
○４月８日（日）
・兵庫青野原病院親の会１８年度総会 /
場所：兵庫青野原病院「あおのホール」
○４月９日（月）１７：００〜
・W2C（Web協会）森川さんと打合せ（アクセシビリティ） /
場所：プロップ東京オフィス
○４月１０日（火）１４：００〜１６：００
・「介護保険制度の被保険者・受給者範囲に関する有識者会議」に出席
/ 場所：厚生労働省
○４月１１日（水）１９：３０〜２２：００
・未来会100回記念会にて講演 /
場所：ホテルホップインアミング（JR尼崎）
○４月１２日（木）１８：００
・毎日新聞コラムニストの集い / 場所：神戸市内(未定）
その他のスケジュールはこちらをご参照ください。
http://www.prop.or.jp/webcal/webcal.cgi
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■□◇◆最新メディア情報◆◇□■
●成長力底上げ戦略政労使で円卓会議
毎日新聞 2006年3月15日
働く意欲のあるチャレンジドや高齢者、女性たちの力がしっかり活か
される社会〜すべての人が持てる力を発揮し、支え合うユニバーサル
社会〜の実現に向け、ナミねぇはプロップの実践で得た具体例を基に
発言していきたいと思っています。
http://www.prop.or.jp/clip/2007_1/070315mainichi.htm
●弟と食べた卵かけご飯が"原点"
神戸新聞 2006年3月9日
チャレンジドが、障害があるからこそ得られた経験や与えられた力を
社会のために発揮して、自分の稼ぎで「食べていける」ことを目指す。
そんなナミねぇの活動の根っこには、子どものころ弟たちと分け合っ
て食べた熱々の「卵かけご飯」の記憶があった！
http://www.prop.or.jp/clip/2007_1/070309kobe.htm
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■□◇◆編集後記◆◇□■
出張で上京すると、東京都庁周辺の桜がほぼ満開なのでビックリしまし
た。この日曜日はきっとお花見の人たちで賑わったでしょうねっ！大き
な桜の樹を下から見上げると、真っ青な快晴の空がひときわ美しく目に
染みて「これぞ日本の春！！」と叫んでしまいそうなナミねぇでした。
以前ワシントンDCで桜を見上げた時も「ここに日本有り！」と叫んでし
まったんやけど、う〜む桜って、日本人の心を高揚させる不思議な魔力
を持ってますよね。しかも、満開の夜桜は、じ〜っと見てるとすっごく
怖いし・・・人間の胸に棲む何かが、ざわざわと蠢く春です。
＜by ナミねぇ＞
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☆メール de ナミねぇ！【第１０号】
平成１９年４月２日発行
☆発行元：Nami's Room ＜ナミねぇの部屋＞
ＵＲＬ http://www.prop.or.jp/kouho/namis_room/index.html
☆お問合せ先： 〒658−0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中６−９
神戸ファッションマート６Ｅ１３
社会福祉法人プロップ・ステーション広報部
メールアドレス：kouho@prop.or.jp
☆発行：原則として毎月１日と１５日
☆メール de ナミねぇ！は『まぐまぐ！』
http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
☆ご意見・ご感想をお待ちしております。
kouho@prop.or.jp こちらまで。
☆バックナンバーはこちらでご覧いただけます。
http://blog.mag2.com/m/log/0000216194/
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