<ユニバーサル社会の実現をめざすシンポジウム>

太田昭宏 公明党代表 ご挨拶

ナミねぇ 続きまして、公明党代表、太田昭宏さんがお見えになりました。お手元のプログラムでは浜四津敏子さんからご挨拶いただくことになっておりましたが、太田代表が自らご登場いただくということで、太田代表にご挨拶をいただきたいと思います。お願いいたします(拍手)。

太田 「ユニバーサル社会の実現をめざすシンポジウム」がコーエン理事長をお迎えし、またシーファー大使にもご出席いただき、参議院の山東副議長にもご出席をいただき、多くの方のご臨席をいただいて盛大に行われまして、心からお祝いを申し上げたいと思っております。

[写真]太田昭宏 公明党代表

 浜四津さんがわが党というよりは、日本を代表して活躍をされているわけですが、実は数年前から「ユニバーサル社会」というものをつくっていこうということで、プロジェクトチームをスタートいたしました。その中の一員が私ですが、一番出席率が悪いのが私ではないかということをおわび申し上げたいと思っております。しかし、心の中では、本当にそういう時代をつくっていかなくてはならないという強い意志を持っているつもりでございます。

 20世紀を考えれば、最初の50年は常に領土を争うような、テリトリー争いの時代であったと思います。そして、富の獲得ということで争う時代が、20世紀後半の50年であったと思います。私どもは、わが党の支持者が熱烈に思っておりますことは、21世紀は人道の世紀にしていかなくてはならない、その人道の競争というものが一番大事なことであり、そして、人権というものが大事であるのが21世紀だと、心の深さというものが、より幅が、奥行きがなくてはならないと私たちは思っています。

 ヴィクトル・ユーゴーが「海よりも広いものがある。それは大空である。大空よりも広いものがある。それは人間の心である」と。私は人間の心、すなわち生命の中には、平等であるとともに、無限の可能性というものが、この社会の中に大きく開花していかなくてはならないと強く思っています。人権というと、私は弁護士でも何でもありませんから難しいことは分かりませんが、私の解釈では人権というのは何も難しいことではない。「ああ、生きてきて良かったな」と、一人一人の方が思うのが、人権を大事にするということだと思っています。

 この数年、私たちはそうした角度から障害者のバックアップをしようということの中で、バリアフリーのまちづくりを推進したり、あるいはまた「ハートビル法」を作り、建物はそうした差別のない、誰人も参画できる社会をつくりたいと思っておりましたが、単なる差別ということを超えて、私はいろいろな方とお会いする機会があって、障害を持っている方ともお会いします。親御さんはそれがお子さんのときには大変悩んでいらっしゃると思いますが、その人生の深さというものを知りながら、苦難の中で獲得してきた言葉だと思いますが、「この子らに光をと言うけれども、私たちは今そうではありません。この子らが光なのだと自分は思って、この子らがいればこそと思っています」という衝撃的な言葉を私は聞いたことがございます。単に差別ということを超えて、あらゆる人が生き生きと、伸び伸びと、そして竹中ナミさんのように元気で、社会に参画していく時代をつくることが、今最も大事ではないかと思っております。

[写真]

力強いエールを送ってくださった大田代表

 今日は画期的なシンポジウムになったと思っておりますし、浜四津さんがこれからシンポジウムでお話をされると思いますが、私が出てくることはなかったのですが、あまりにも今日は大事な、そしてうれしかったものですから、若干お話をさせていただいた次第です。今日はこうした機会が得られましたことに心からお祝いを申し上げますとともに、次の時代の一番大事なシンポジウムであるということにつきまして、心より敬意を表させていただきまして、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございます(拍手)。

ナミねぇ 太田さん、ありがとうございました。心から感謝いたします。力強いエールを送っていただきました。

 

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太田昭宏公明党代表 ご挨拶 (05:04)

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