【速報】「神戸スウィーツ・コンソーシアム」開講式・第1回講習会ご報告&報道記事ご紹介です!!
2014年6月8日
6月7日(土)、プロップ・ステーションと日清製粉は「神戸スウィーツ・コンソーシアム in KOBE・TOKYO」7年目の開講式と第1回講習会を、ブロードバンド回線を使って神戸・東京 二元中継という形式で開催し、無事終了することができました。
神戸は曇天、東京は激しい雨にもかかわらずチャレンジド受講生の皆さんや支援者の皆さんがご参集下さり、「これから半年間の講習会を成功させよう!」という熱い想いを共有することが、できました。
報道各社の皆さまも熱心にご取材くださり記事として報道もされましたので、その一部を含め速報として、ブログてご報告させていただきます。
長文やけど、読んでいただけたら嬉しいです!
ご協力下さった皆さん、本当にありがとうございました!!
受講生の皆さん、これから半年間頑張って下さいね!!!!
以下、ナミねぇより速報です!!
<by ナミねぇ>
記者会見
6月7日(土)12:00より、神戸・東京をブロードバンド回線で繋いでの記者会見を行いました。
出席者は、神戸会場=八木統括講師、西川講師、ナミねぇ、東京会場=山田貴夫:日清製粉 常務取締役営業本部長が、記者の皆さんからのご質問にお応えしました。
ナミねぇからは、活動のミッションとともに今年受講生が着用する「エプロンと三角巾」についてご説明しました。
「神戸スウィーツ・コンソーシアム」のロゴマークは難病の絵本作家でありイラストレータである「くぼりえさん」からプレゼントされたデザインであること。
エプロンに描かれた様々な「パンのイラスト」は、東日本大震災の津波被災から復興され、一昨年と昨年にKSC講習会に参加された作業所に所属する青年が描かれたものであること・・・
多くのチャレンジドやサポーターの、今年の受講生への期待とエール込めたエプロンと三角巾なのです、とお話ししました。
開講式
13:00から開講式を開催しました。
まず、ナミねぇから主催者よりの開会ご挨拶。日清製粉からは主催者を代表して山田貴夫常務よりご挨拶をさせていただきました。山田常務は、東京会場からのご挨拶です。
ナミねぇ
山田常務
続いて、ご来賓からの祝辞をいただきました。
最初に、神戸会場に駆けつけて下さった兵庫県知事 井戸敏三さんと、神戸市長 久元喜造さんからご祝辞をいただきました。
井戸知事は、ご祝辞の最後に「受講生たちに贈る短歌」を披露して下さいました。
『パティシエを めざすチャレンジド 集い来て 学ぶ楽しさ 心に留めよ』
久元市長からは、「スウィーツの聖地である神戸から、素晴らしいチャレンジド・パティシエたちが誕生して欲しい!」とエールを贈っていただきました。
その後、東京会場に駆けつけて下さった支援各省、東京都、支援組織の方々から心のこもった、メッセージをいただきました。
厚生労働事務次官の村木厚子さんからは、ナミねぇが「突撃インタビュー」形式(笑)で次官室を訪問し「ビデオ・メッセージ」を、いただきました。
厚子さん、お忙しい中ありがとうございました!!
多くの方々からご祝辞をいただいた後に、受講生、講師、支援者の皆さんと記念撮影を行いました。
その後、統括講師である八木シェフから、第1回講習会の講師をつとめて下さる神戸北野「サ・マーシュ」のオーナーシェフである西川功晃氏と、ボランティア・サポーターである「神戸製菓専門学校」の生徒の皆さんのご紹介がありました。
八木 淳司統括講師
西川 功晃シェフ
神戸製菓専門学校の皆さん
こうして、開講式が無事終了しました。ご参集下さった皆さん、本当にありがとうございました!!!
チャレンジド受講生の皆さん、半年間、体調を整え、頑張って下さいね!!!!
第1回 講習会
14:00よりは、西川 功晃シェフによる「第1回 講習会」が開催されました。
予定されたメニューは「米粉と全粒粉のコメコンンプレ」なんやけど、西川シェフのはからいで「チーズ チーズ」「ノア レザン」「プチパン コンプレ40」という追加メニューの講習も行われ、厳しい中にもユーモアを交えた指導を受け、受講生たちは瞳をキラキラさせて、パン造りに取り組んでいました。
「神戸スウィーツ・コンソーシアム」の受講生たちは知的、精神等のチャレンジドであり、日頃作業所や福祉施設で、
・スウィーツやパン造りの経験を積んでおり
・基礎がしっかりできてる事
・自分の技術のクオリティアップを目指している事
・所属組織からの推薦
などが応募条件となっています。
「神戸スウィーツ・コンソーシアム」はいわば「チャレンジド・パティシエの、リーダー養成講座」なのです。
ですので、受講生一人一人の真剣さが講師にも支援者にもひしひしと伝わる熱い講習会となっています。
取材下さった記者の皆さんも、レベルの高い講習内容に驚かれながらも最後の「試食タイム」まで、取材を続けて下さいました。
翌6月8日(日)には、朝刊各紙に「神戸スウィーツ・コンソーシアム」の開講が報道されましたので
速報として、感謝をこめて転載させていただきます。
ご取材・ご報道、ありがとうございました!!
☆6月8日(日)の朝刊各紙(神戸版)報道
毎日新聞
【毎日新聞】
一流のパティシエが伝授
障害者15人腕磨く
神戸・東京 ネット中継で講習会
〇写真:西川シェフ(右)のアドバイスに耳を傾ける受講生ら=神戸市東灘区で
障害のある人を対象に、一流のパティシエが洋菓子業界で活躍する人材を育てる「神戸スィーツ・コンソーシアム」(KSC)の今年度の講習会が7日、神戸市、東京都の2会場で始まった。2会場をインターネット中継で結び、作業所などで菓子作りに取り組む計15人の障害者が腕を磨いた。
障害者の就労を支援する社会福祉法人「プロップ・ステーション」(竹中ナミ理事長)と日清製粉が2008年から続けている取り組み。講習は11月まで系6回開かれ、7人の講師が菓子やパンの作り方を指導する。
この日、同市東灘区の日清製粉東灘工場ではパンの名店「サ・マーシュ」(同市中央区)の西川巧晃シェフが受講生と5種類のパンを実作し、素材の風味を生かす材料の混ぜ方や生計のこつなどを伝授。「きれいなものではなく、お客さんがおいしそうだと思うものを作ることが大事」とアドバイスした。参加した神戸市北区、太田栞さん(20)は「パティシエになり自分のケーキ店を持つのが夢。どんどん技術を上達させていきたい」と話していた。【宮嶋梓帆】
神戸新聞
【神戸新聞】
神戸、東京で菓子作り講習会
障害者が一流の職人に学ぶ
〇写真:西川功晃さん(中央)からパン作りを教わる受講生=日清製粉東灘工場
知的障害や精神障害のある人が一流の職人からパン作りを本年度の講習会「神戸スィーツ・コンソーシアム」が7日、神戸市東灘区の日清製粉東灘工場と、東京の同社施設で始まった。
7年目の取り組み。両解消をインターネット回線でつないで6回の「遠隔講習」を開き、15人が学ぶ。
「洋菓子のまち・神戸」から業界で活躍する障害者を育てようと社会福祉法人「プロップ・ステーション」(神戸市東灘区)と製菓業界が協力し、2008年に開始。これまでに100人が巣立った。
開講式に続いて第1回講習会があり、米粉入りパンを作った。神戸・北野のパン店「サ・マージュ」の西川功晃(たかあき)さん(50)が「ちょっとしたことがおいしさを左右する」と指導。受講生は熱心にメモをとり、質問もした後、実際に生地をこねて形作りなどを学んだ。
参加した神戸市須磨区の上原重夫さん(39)は「洋菓子店で働いていたので興味があった。お客さんが喜んでくれるようなおいしい菓子を作りたい」と話す。プロップ・ステーションの竹中ナミ理事長(65)は「まいとし、受講生の熱意がすごい。素晴らしい技術を身に付けて」と語った。(藤村有希子)
産経新聞
【産経新聞】
一流のパティシエ
障害者にプロの技
〇写真:西川巧晃シェフ(右)からパン作りを学ぶ受講生ら=神戸市東灘区
一流のパティシエが障害者を指導し、育てる講習会「神戸スィーツ・コンソーシアム」が7日、神戸市東灘区の日清製粉東灘工場で開講した。今年で7年目。年末までに毎月1回、国内を代表する6人パティシエが交代でプロの技を伝授する。社会福祉法人「プロップ・ステーション」と日清製粉の共催。初回のこの日は、神戸にある有名ベーカリー「サ・マージュ」の西川功晃(たかあき)シェフが米粉と全粒粉を使って7人の受講生にパン作りを指導した。
読売新聞
【読売新聞】
パン作り プロから学ぶ
障害者ら東灘の工場で
〇写真:西川シェフ(中央)の指導を受けながらパン作りに挑戦する受講生ら(神戸市東灘区で)
障害者がパティシエ(菓子職人)らから菓子作りのノウハウなどを学ぶ「神戸スィーツ・コンソーシアム」が7日、神戸市東灘区の日清製粉東灘工場で開かれた。講習は東京の会場とインターネット回線で映像をつないで行われ、障害者授産施設などで菓子作りなどに携わっている計15人が参加した。
障害者の就労支援に取り組む社会福祉法人「プロップ・ステーション」(神戸市)が同社の協力を受けて2008年から開催している。これまでに約100人が受講し、今年は11月までに月1回のペースで計6回の講習が行われる。初回のこの日は、神戸・北野のパン店「サ・マージュ」の西川功晃(たかあき)シェフが講師を務め、米粉が入ったパンの作り方を指導。受講生らは生地のこね方や具材の混ぜ方などを教えてもらいながら、サツマイモの入ったパンなどを作った。
同市北区の内梅友人さん(39)は「分かりやすく教えてもらった。おいしくてたくさん売れるパンを作りたい」と話していた。
以上、6月8日(日)朝刊各紙(神戸版)の、報道記事でした。
記者の皆さん、ありがとうございました!!
◇ ◇ ◇
開講式、第1回講習会の、ユーストリーム記録動画をこちらで観ていただくことができます。
長時間の記録映像やけど、お時間のあるときに早送りしながら(笑)ご視聴いただけたら幸いです。
2014年度 「チャレンジド・プログラムVol.7」 in KOBE・TOKYO
開講式・第1回講習会 次第
神戸スウィーツ・コンソーシアム(KSC) チャレンジド・プログラム vol.7
in KOBE・TOKYO
< 開講式 式次第 >
開講日時: 2014年6月7日(土) 13:00〜
開催場所: 日清製粉株式会社 東灘工場加工技術センター(神戸会場)
日清製粉株式会社 小網町加工技術センター(東京会場)
12:00〜12:30
記者会見
<開講式>
13:00 主催者 開会の挨拶 社会福祉法人プロップ・ステーション 理事長 竹中 ナミ
主催者挨拶 日清製粉株式会社 常務取締役 営業本部長 山田 貴夫
後援組織および支援組織ご挨拶
兵庫県 知事 井戸 敏三 様
神戸市 市長 久元 喜造 様
総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 高度通信網振興課長 宮地 敏明 様
( ※ 厚生労働事務次官 村木 厚子 様 ビデオメッセージ披露予定 )
厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 障害福祉課長 辺見 聡 様
農林水産省 経営局 就農・女性課 課長補佐 佐藤 正康 様
東京都 福祉保健局 障害者施策推進部長 山岸 徳男 様
特定非営利活動法人日本セルプセンター 会長 川俣 宗則 様
関東社会就労センター協議会 会長 小池 邦子 様
兵庫県社会就労センター協議会 会長 東馬場 良文 様
(記念撮影)
各支援企業ご紹介(神戸・東京)
講師紹介
受講生紹介
八木講師からチャレンジド・プログラムvol.7の説明 心得
13:50 開講式 閉会
14:00 第1回講習会 開始
■KSC「チャレンジドプログラム」第1回講習プログラム
日清製粉株式会社 東灘工場加工技術センターより生中継
14:00〜17:30 チャレンジドプログラム講習
担当:西川功晃シェフ(神戸会場より)
課題:米粉と全粒粉のコメコンプレ・・・別紙レシピ参照のこと
当日のレシピはこちらからダウンロードいただけます
https://www.prop.or.jp/ksc/recipe_20140607.pdf
<西川功晃シェフのご紹介>
1963年生まれ。広島アンデルセンパン部門を経て青山アンデルセンの菓子部門へ。その後オーボンヴュータン、ドゥース・フランス銀座店、ビゴの店芦屋店、ベーカリー パン・ランドなどに勤務の後フランス遊学。1996年ブランジェリーコムシノワをオープン。1999年ブランジェリーコムシノワ・アンド・オネストカフェをオープン。2010年9月に満を持して神戸北野に自店「サ・マーシュ」をオープンし現在に至る。新しい料理パンの世界、パンの教科書、バラエティパンの教科書、みんなのパン!、米粉のパン(いずれも旭屋出版)などの著書がある。
○西川シェフのお店「サ・マーシュ」のご紹介
http://mblog.kobe-marche.com/?eid=1399261
<神戸会場>
○講師
西川功晃シェフ(神戸「サ・マーシュ」オーナーシェフ)
八木淳司マイスター(オーストリア国家公認マイスター)ほか
於:日清製粉株式会社 東灘工場加工技術センター
<東京会場>
○講師
永井紀之シェフ(フランス菓子「ノリエット」オーナーシェフ)
野澤孝彦シェフ(オーストリー菓子「ノイエス」オーナーシェフ)ほか
於:日清製粉株式会社 小網町加工技術センター
◇ ◇ ◇
主催:社会福祉法人プロップ・ステーション、日清製粉株式会社
後援:農林水産省、厚生労働省、総務省、東京都、兵庫県、神戸市、
日本セルプセンター、関東社会就労センター協議会
<開催場所>
神戸会場 日清製粉株式会社 東灘工場加工技術センター
住所 〒658-0024 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町14
東京会場 日清製粉株式会社 小網町加工技術センター
住所 〒103-8544 東京都中央区日本橋小網町19−12
*全てのプログラムは、ブロードバンド回線を利用し、神戸−東京会場の相互通信を実施します。プログラムは、インターネットで世界に向けて同時発信されます。