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建設産業新聞 2005年6月9日より転載

 

小泉首相が視察

愛・地球博でモニター開始 ─自律移動支援プロジェクト─


国土交通省が取り組んでいる「自律移動支援プロジェクト」の一般モニターによる実証実験が、開催中の愛・地球博瀬戸会場で始まったが、実証実験に先立って小泉首相が視察し、携帯通信端末(ユビキタス・コミュニケーター)による情報提供、誘導用ブロックによる場所情報の提供、視覚障害者に対する経路案内・障害情報、車いす利用者に対する情報提供・現在地案内など実証実験の内容の説明を受けた。

「自律移動支援プロジェクト」は、誰もが安心して快適に移動できる環境を目指すもので、その実現にあたってはユニバーサルデザインの考えに立ち、様々な人に様々なサービスで役立つ汎用情報基盤の構築を目指している。

愛・地球博での実証実験モニターは、瀬戸会場内に設置されたコースを回ってもらい、ガイドや目的地へのナビゲーションなど「場所が話しかけてくる」環境を、場所から読み出した情報より体験してもらう。今月7日から19日は視覚障害者や車椅子を飼養するなど障害を持っている人を対象に、7月25日から8月7日は視覚障害者や車椅子を使用するなど障害を持っている人および福祉団体等に従事している人を対象に実施、8月26日から9月9日はすべての人を対象に実施する。なお、モニター参加者(要事前登録)は万博入場料が無料となる。


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