阪神淡路大震災から21年・・・
私は大好きな神戸で活動を続けています

2016年1月17日

2016年1月17日
阪神淡路大震災から今日で21年となりました。


慰霊と復興のモニュメント・1.17希望の灯り


焼失した自宅

神戸っ子の私は
震災によって自宅を焼失するという出来事にみまわれたけれど
被災体験は決して悔しく、悲しいだけではなく
(アメリカの支援者から)「チャレンジド(Challenged)」
という言葉を教わり
大震災の5年前に草の根ボランティア・グループとして発足した
プロップ・ステーションの活動の方向性を
しっかり確立する事に繋がった出来事でもありました。

Challenged(チャレンジド)というのは
「障がいを持つ人」を表す新しい米語
「the challenged (挑戦という使命や課題、
挑戦するチャンスや資格を与えられた人)」
を語源とし、障がいをマイナスとのみ捉えるのでなく、
障がいを持つゆえに体験する
様々な事象を自分自身のため、
あるいは社会のためポジティブに生かして行こう、
という想いを込めた呼称です。

それは決して障がいのある人だけをテーマにした言葉ではなく
震災復興に立ち向かう人たちをも含め
「人は、課題に向き合う力を与えられている」という
力強い哲学から生まれた言葉やというのです。

6400余名の方が亡くなられた大震災を目の当たりにしつつ
家族や仲間たちと生活の再建に取り組む中で
この言葉がどれだけ私自身に勇気をくれたことでしょう。

その日から21年。
プロップ・ステーションは
「チャレンジド」という呼称を提唱しながら
障がいのある人が
ネガティブな存在から脱却できる社会の創造をめざすとともに
全ての人が持てる力を発揮し、支え合って構築する
「ユニバーサル社会の実現」に向けて、活動を続けてきました。

でも超少子高齢化の進展や、不安定で不確実な世界の状況の中にある今
日本に暮らす全ての人が、ある意味
「課題に向き合うチャレンジドやないかしらん・・・」
と、感じずにいられません。

阪神淡路大震災を契機に、日本にインターネットの時代が訪れ
プロップ・ステーションはICTを駆使して
ネットワーク型の活動を推進してきました。

プロップ・ステーション発足からの目標だった
「介助・介護を受けながら、在宅でも誇りを持って働ける時代」
が、加速的に進展しています。

阪神淡路大震災の年に生まれた方々が
20歳(はたち)の成人を迎えられたように
プロップ・ステーションも
新しいステージに入ったといえる活動を展開して行きたいと思います。

大好きな神戸の街の人たち
全国の人たち
世界中の人たちと
力を合わせて・・・

そして
間もなく43歳になるベイビィ・タイプの娘マキ
わらべ返りしてベイビィのようになった89歳の母という
愛しい家族を原動力に・・・

マキ&ナミねぇ


母&ナミねぇ


復興のシンボルとして市民の力で建設された鉄人28号とナミねぇ
(建設途上の2009年に撮影)

☆ by ナミねぇ ☆

ページの先頭へ戻る