三重県バリアフリー観光推進大会が開催されました!

2015年9月17日

乙武洋匡さん、鈴木英敬三重県知事、ナミねぇが出演し、中村元さんがアンカーマンをつとめる「三重県バリアフリー観光推進大会」が、9月4日に開催されました。

ナミねぇのフェイスブック・ページに掲載された記事のなかから、出演者の皆さんの投稿をご紹介して当日のご報告とさせていただきますね。どうぞご覧ください。

<by ナミねぇ>

 

三重県バリアフリー観光推進大会が開催!

ナミねぇのfacebookより抜粋

<中村元さんの投稿>

三重県バリアフリー観光推進大会、大盛り上り&熱いトークにて終了。鈴木知事の熱のこもった挨拶、乙武さんの解りやすく軽妙な基調講演、その二人に尊敬するナミねぇも加わってのトークセッション。ボクは、パーソナルバリアフリー基準と、三重のバリアフリー観光の今これからについて説明させもらったんやけど、やっぱり最後のトークセッションでいつものアンカーマンしたんが楽しかった。主張も知識も話力もはんぱやない3人を相手に、自分で言うんもなんやけど、けっこうよう頑張ったよ。出演の皆さま、参加のみなさまありがとございました。おかげで三重のバリアフリー観光の未来への道筋が、ここにはっきりと示されるいい大会なりました。

投稿写真

<ナミねぇの投稿>

元ちゃん、今日はホンマにお疲れさんでした!予想通り、元ちゃんのアンカーマンは素晴らしかったよ〜!乙武くんのプロフェッショナルな喋り、英敬ちゃんの熱いノリ! すぐ仕切りたがる暴走ナミねぇなどを、荒馬を乗りこなすカウボーイのように(笑)コーディネートする様は、かっこえぇ!!の一言やったです。出演させてもうて、ありがとうございました。サミット開催の決まった三重の今後が、めちゃ楽しみです!観光バリアフリーの先駆者として、これからも頑張ってや!!!

<乙武洋匡さんの投稿>

【三重県バリアフリー観光】伊勢志摩サミットの誘致が決まり、波に乗る三重県。鈴木英敬知事のかけごえで「観光バリアフリー日本一」を目指すとあっては、応援しないわけにいきません。三重県津市で開催された「バリアフリー観光推進大会」にて、基調講演&パネリストを務めさせていただきました。

これから、ますます少子高齢化が進む日本においては、福祉的観点からというより、「もっと儲かるぞ」というビジネス的観点から、観光地のバリアフリー化を進めていくことが肝要ではないかと思っています。

また、同日夕刻には、三重県若手・中堅職員研修会にて講師を務めさせていただきました。勤務後のお疲れのところ、多くの方にご参加いただき、心より感謝申し上げます!

投稿写真

<ナミねぇの投稿>

ナミねぇです。乙武くん、先日の三重の大会では、素晴らしいお話をありがとうございました!また、パネルディスカッションではご一緒できて、とても嬉しかったです!!乙武パワーの深さと凄みを体感させていただきました!! これからも、ますますご活躍下さい。そして、いつかまたご一緒出来ることを、楽しみにしています!!!ありがとうございました。m(__)m

<伊勢新聞の記事より>

来年の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせてバリアフリーの環境を整える参考にしようと、県は四日、津市一身田上津部田の県総合文化センターで「バリアフリー観光推進大会」を初開催した。「五体不満足」などの著書で知られる作家の乙武洋匡さんや鈴木英敬知事らによるトークセッションがあり、「障害者だけを特別扱いせず、全員を特別扱いできてこそバリアフリーだ」とする考えで一致した。

県の障害者向け観光ガイドブック「みえバリ」の編集に協力したNPO「伊勢志摩バリアフリーツアーセンター」理事長の中村元氏が司会を務めた。

乙武氏はトークセッションで「部屋では車いすを使わずに歩いているので、宿にある段差はどうでも良いぐらい。仮に段差があったとしても海が見える宿を選びたい」と自身の考えを紹介。障害者の希望に応じた観光プランを提案する必要性を強調した。

鈴木知事は「一人一人の観光客を特別に扱うということは外国人誘客では当たり前になっているが、バリアフリーの世界ではまだできていないと思う」と指摘。乙武氏も「一般の観光ガイドブックでも、車いすの利用に関する記載などはない」と同調した。

県の政策アドバイザーでバリアフリーに詳しい竹中ナミ氏も同席。「間違いなく観光客が増えるきっかけになる伊勢志摩サミットに、バリアフリーを結び付けたのは良いアイデア。三重がバリアフリー観光の発祥地になれば良いと思う」と語った。

また、乙武さんはトークセッションに先立ち、訪れた約三百人を前に「本当のおもてなしとは」と題して講演。「四十カ国を旅したが、北欧の居心地が最も良かった。東京のバリアフリーは物理的な点でトップクラスだが、居心地の良さとは別だ」と述べた。

その上で「日本人にとって問題なのは、障害者への差別や偏見よりも自分と違う人に慣れていないことだ」と指摘。「差別や偏見をなくすことは重要なメッセージだと思うが、障害や人種、宗教など、さまざまな人が一緒に暮らせる環境が大切」と訴えた。

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