いよいよ神戸スウィーツ・コンソーシアム in 東京「チャレンジド・プログラムVol.2」が開講します

講師のお一人、野澤孝彦シェフにお目にかかりました!

2009年6月15日

昨年神戸で開催された神戸スウィーツ・コンソーシアムの「チャレンジド・プログラムVol.1」は、おかげさまでたくさんの実りある成果を得ることが出来、たいへん嬉しく思っています。そしていよいよ6月20日には、東京日本橋の日清製粉小網町加工技術センターを会場として、「神戸スウィーツ・コンソーシアム in 東京 チャレンジド・プログラムVol.2」が開講します(主催:社会福祉法人プロップ・ステーション、日清製粉株式会社、株式会社日東商会)。

5月1日の受講生募集開始以来、たくさんのチャレンジドの受講ご応募をいただきました。応募地域も広範囲からで、今回のプログラムの反響の大きさがうかがえました。そして厳正なる選考の結果、8名の受講者が決定し、選に入らなかった方も見学という形で参加していただくことになりました。

東京での初の開催ということで、関係機関からの後援も幅広くいただくことが出来ました。国からは農林水産省と厚生労働省、そして開催地の東京都、もちろん私たちの地元兵庫県と神戸市、そして障害者就労支援の立場から日本セルプセンターと関東地区社会就労センター協議会からも後援をいただきました。また、神戸に続き、東京講習会においても多くの企業のご協賛を頂戴し、ここにあらためて各位に心より御礼申し上げます。

このように多くのみなさんのご協力を仰ぎ、受講生も決定し、日本のトップパティシエである講師の先生方も気合十分で講習の準備に当たっていただいています。ナミねぇはその中のお一人、野澤孝彦シェフに先日お目にかかってきました。

東急田園都市線青葉台駅から閑静な住宅地を抜けた場所に野澤さんのお店「コンディトライノイエスはありました。日本を代表するウィーン菓子の専門店です。お店に入るとすぐにショーウィンドウに見た目にも鮮やかなスウィーツの数々が目に飛び込んできて、すぐに食べたいっ!という衝動をおさえつつ、店の奥にあるカフェコーナーにご案内いいただきました。

[写真]「コンディトライノイエス」のエントランスにて野澤シェフとナミねぇ

ウィーンの情緒があふれるインテリアに囲まれてテーブルにつき、野澤シェフとお話をさせていただきました。オーストリーでの王室御用達の洋菓子店「L.ハイナー」での修行のことやドイツでのパン製作修行、そして人生観についてまで、豊富な話題を魅力ある語り口でお聞かせいただきました。お菓子作りについては求道的ともいえるこだわりをお持ちで、仕事でのそうした緊張感をプライベートではアフリカの子供達を支援する活動に関わられるなどしてバランスをとっておられるそうです。

野澤シェフもまた低学年のお子さんがチャレンジドでいらして、でものびのびと自由に育ててあげたいと、特別なことをせずに奥様と二人で見守っておられるそうです。これまでにもチャレンジドの菓子やパンの製作にボランタリーに関わられたことがあったそうで、その際にも良い材料を使って、美味しいものなら必ず売れるから原価計算をしっかりとして販売するようアドバイスされていたそうです。

お話のあとナミねぇ待望のスウィーツをいただきました。注文したのはウィーン菓子の王様「ザッハトルテ」です。テンパリングされたチョコレートの結晶質に覆われた生地に、アプリコットジャムが挟まれて、口の中でビターなチョコの香りとジャムの甘みが程よく広がる絶品スウィーツでした!!

帰りには、野澤シェフ自慢の一品「バウムクーヘン」を母のお土産に購入して、講習会初日での再会をお約束し、お店を後にしました。

[写真]野澤シェフと奥様の2ショット

このように、神戸スウィーツ・コンソーシアムの「チャレンジド・プログラム」では、日本のスウィーツの世界を代表するパティシエの皆さんがボランタリーに講師を引き受けてくださっています。ナミねぇは皆さんに心からの感謝をお伝えするとともに、そのお気持ちに答えられるよう、このプログラムを通じてスウィーツの世界でのチャレンジドの就労を全力で支援してゆきたいと決意を新たにしています。

最後にあらためて講師の先生方をご紹介したいと思います。

昨年度のプログラムでも講師を務めていただいたモロゾフ株式会社テクニカル・ディレクターで、オーストリア国家公認マイスターの八木淳司さん

同じく昨年度に引き続き講師を引き受けてくださった神戸「ブーランジェリー・コム・シノワ」シェフの西川功晃さん

本年度、フランス菓子のパティシエとして新しくご参加くださる、東京「ノリエット」シェフの永井紀之さん

そして今回ご紹介したウィーン菓子店「コンディトライノイエス」シェフの野澤孝彦さん

最高の講師陣を迎え、日清製粉の本社工場という恵まれた環境で開催される神戸スウィーツ・コンソーシアム in 東京「チャレンジド・プログラムVol.2」にどうかご期待ください!

by ナミねぇ

野澤孝彦シェフの著作のご紹介
いま新しい伝統の味 「ウィーン菓子」(旭屋出版MOOK)
定価 2,650円(税込)
お求めはこちらから。

 

神戸スウィーツ・コンソーシアム in 東京「チャレンジド・プログラムVol.2」

第1回講習 プログラム

開講日  2009年6月20日(土曜日)
開催場所 日清製粉(株)小網町ビル8階加工技術センター

<次第>

12:00 記者会見開始
13:00 開会の挨拶と主旨説明
      プロップ・ステーション理事長 竹中ナミ
13:15 ご挨拶 日清製粉 佐々木明久 取締役社長
13:25 来賓ご挨拶 石破茂 農林水産大臣(ビデオメッセージ)
               坂井眞樹 大臣官房参事官(兼経営局)
13:35 来賓ご挨拶 厚生労働省 木倉敬之 障害保健福祉部長
13:45 来賓ご挨拶 東京都
13:55 兵庫県知事、神戸市長よりのメッセージ紹介
14:05 講師紹介(八木講師→西川講師→永井講師→野澤講師)
14:10 受講生のお名前と所属の紹介
14:15 八木マイスターからチャレンジド・プログラムVol.2の説明 心得
14:20 休憩 10分
14:30 八木マイスター 実技講習(第1回マドレーヌ)→2時間
16:30 受講生より個別の質問受付や取材など。
17:30 来賓ご挨拶 日本セルプセンター
17:35 日東商会 川口淳太郎代表取締役社長 挨拶
17:40 次回のプログラムの確認
17:50 閉会の辞 プロップ・ステーション理事長:竹中ナミ
18:00 閉会
(進行 プロップ・ステーション事務局長:竹中宏晃)

 

関連リンク

神戸スウィーツ・コンソーシアムのホームページ

ページの先頭へ戻る