聖教新聞 10月27日より転載

魂の歌声聴き決意を新たに

神戸市東灘区 福島 進一 (会社員 36歳)

 神戸芸術センターで開かれた「愛と勇気」レーナ・マリアコンサートを鑑賞(かんしょう)してきました。本紙の「情報プラザ」に紹介されていましたが、スウェーデン歌手の彼女は、両腕がなく、片足が未発達の状態で生まれ育ちました。

 聴(き)くのは初めてでしたが、魂(たましい)の底からあふれ出る美しい歌声に、至福(しふく)のひとときを過ごしました。さまざまな困難に打ち勝ってきた彼女の輝(かがや)く笑顔が、誰(だれ)もが皆幸(しあわ)せになるために生まれてきたのだ、と語りかけてきます。

 両親の深い愛情と、誰もが平等(びょうどう)に生きていけるスウェーデンへの感謝を語る姿を見て、私もこの日の感動を胸に、誰もが輝いていける社会づくりに貢献(こうけん)できるよう、決意を新たにしました。

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