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NEW MEDIA 2003年1月号より転載

     
 
チャレンジド
 CJF初の中学生参加者・長内昭宗君のレポート
 
     
 
 
 
 

2002年8月27、28の両日、岩手県盛岡市においてチャレンジド(障害者)の自立を考える「第8回チャレンジド・ジャパン・フォーラム(CJF)」が開かれ、延べ1,000人を超える参加者が全国から集まりました。その中に、CJFでは初めての中学生の姿がありました。盛岡市立下小路中学校3年の長内昭宗君です。彼はその後、自分が体験したCJFを文化祭で発表しました。全校生徒と父兄で満員の体育館の喧騒も水を打ったように静まり返り、彼の映像と次々と現れるメッセージに注目しました。その長内君にCJFに参加した感想を寄せてもらいました。

(第8回チャレンジド・ジャパン・フォーラム実行委員長・村田知己)


 僕の学校の総合学習、3学年のテーマは「あの人に会いたい〜現在に生きる人から見出す課題発見学習」でした。僕はそのテーマの下「ボランティア」を課題に掲げ、CJFの実行委員長である、村田知己さんを採り上げました。
 僕は今迄、ボランティアとは、障害者が楽に暮らすために、物資や労働、金銭面で援助することだと思っていました。しかし、CJFに参加し、障害者が自立し、社会貢献していると感じられるようにする、精神面での援助活動もあることを知り、衝撃を受けました。
 僕のレポートは、文化祭の際に学年代表として体育館で発表することになりました。発表をより解りやすく、又、CJFのテーマに沿ったものにするため、僕はパソコンを使い、スクリーンに写真や発表の要旨の投影をしようと考えました。
 原稿作りと併行して、学校の先生にも協力してもらい、聞く人に自分の感じた思いが、できるだけ伝わるような構成を心掛けました。
 当日の発表は、聴覚、視覚、両方に訴える、新鮮な発表にすることができ、聴衆の反応も上々でした。
 企業などではポピュラーなのでしょうが、僕にとっては初の試みでした。
 これからも、ボランティア活動を始めとする色々な場面でのITの活用を目指していきたいと思っています。

盛岡市立下小路中学校 3年
長内昭宗

平成14年10月
※原文をそのまま掲載


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