[up] [next] [previous] |
NEW MEDIA 2002年11月号より転載 |
The Challenged とメディアサポート59 | ||
「第8回チャレンジド・ジャパン・フォーラム 2002 in いわて」報告 | ||
チャレンジドの手で
イーハトーブを! |
||
![]() 「イーハトーブ by チャレンジド」というキャッチフレーズは、ITという自立のための道具を手に入れた今こそ、チャレンジド(障害を持つ人)自らが宮沢賢治の理想郷建設の主体になろう、という意気込みを示したもの。「自立」を一つの大きなキーワードとして、さまざまな議論が展開された。
(報告:中和正彦=ジャーナリスト、
|
|||||||||
チャレンジドも自治体も自立が大事
「家族と暮らしたい。仕事をしたい。豊かになりたい。そんな当たり前の願いを持てないとしたら、それは個人の問題ではなく、社会の問題です。イーハトーブ実現のために、私たちチャレンジドも問題に立ち向かっていかなければなりません。なぜなら、それは私たちのイーハトーブだからです」 人が誇りを持てるとき
基調講演は、CJFの副座長で東京工科大学メディア学部長の清原慶子教授の「ITを活用した、誇りある生活」。その要旨をまとめると――。
2日目は、6月に東証一部上場を果たしたフューチャーシステムコンサルティング社長の金丸恭文さんが司会のセッションに、須藤修(東大教授)、岸本周平(財務省課長)、池田茂(情報通信ネットワーク産業協会専務理事)、西野弘(スエーデン王国サムハル社会福祉事業団日本代表)の各氏が登場した。
|
|||||||||
|
|||||||||
改革派知事たちの挑戦 今回参加したのは、ホスト役の増田知事と、浅野史郎宮城県知事、北川正恭三重県知事、太田房江大阪府知事、木村良樹和歌山県知事の5人。 |
|||||||||
|
|||||||||
チャレンジドたちの発言
しかし、四百数十名にも上った来場者を引きつけたのは、知事らのそうそうたる顔ぶれだけではない。CJFの創始者である社会福祉法人プロップステーションの竹中ナミ理事長は、今回も出ずっぱりでメッセージを発信していたが、彼女だけでもない。やはり、チャレンジドあってのCJF。聴衆がその理想に真に説得力を感じるのは、地元岩手で活躍するチャレンジドたちの発言を聴いたときだろう。 |
|||||||||
|
|||||||||
イーハトーブのイメージ
会場には中高生の姿も見られた。パネラーの話を熱心に聴くだけでなく、案内係などのボランティアもしていた清々しい姿が、従来のCJFにない雰囲気を醸し出していた。彼ら彼女らの多くは、村田さんの講演を聴いて感動し、慕って交流を続けてきた生徒たちだという。 |