[up] [next] [previous]
  

朝日新聞 2002年8月29日より転載

     
 
改革派5知事 福祉行政語る
 
 
盛岡でフォーラム
 
     



「カジノよりごみ」増田知事 石原都知事を批判


 増田寛也知事は28日、東京都の石原慎太郎都知事の「カジノ構想」について「カジノより、自分たちが出したごみを自分たちで処理する施設の方が必要だ」と批判した。

 この日、盛岡市であった第8回チャレンジド・ジャパン・フォーラムの知事対談で発言した。

 青森県境に国内最大規模の産廃が不法投棄された問題に触れ、「投棄された産廃のほとんどは東京から来ている。自治体は自立することが必要だ」とも述べた。

 県は数百億円とみられる現場の原状回復費用をひねり出すため、産廃の排出者である首都圏の企業などの責任を追及する準備を進め、行政責任として「協力金」を求める考えも示している。

 これまでの県の調査で、東京都立病院も不法投棄した業者に医療廃棄物を委託していた事実が確認されている。

 


改革派5知事 福祉行政語る
盛岡でフォーラム


 障害者が納税者になれる社会づくりをテーマにした第8回チャレンジド・ジャパン・フォーラムが28日までの2日間、盛岡市で開かれた。

 最終日の知事対談には増田寛也知事をはじめ、改革派とされる北川正恭・三重県知事、浅野史郎・宮城県知事、太田房江・大阪府知事、木村良樹・和歌山県知事が参加。「日本を地域から変える」をテーマに語り合った。

 北川知事は「行政はプレーヤーでなくアンパイアに徹するべきだ。意思形成過程も含めてすべて情報公開し、県民と情報共鳴できれば職員も予算も半分にでき、仕事は何倍もできる」。浅野知事は「障害者の立場にいかに気づけるかが重要だ」。増田知事は「物事は現場の視点から見ることが一番重要だ」などと持論を披露し合った。

 


 



プロップのトップページへ

TOPページへ