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NEW MEDIA 2001年10月号より転載 |
The Challenged とメディアサポート |
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CJFに官民連携で動き始めた三重県 | ||
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1990年代は 充実の10年だった! |
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参加いただいたのは、CJFの生みの親である社会福祉法人プロップ・ステーション理事長の竹中ナミさん、三重県生活部長・佐々木史郎さんを代表とする県側スタッフ5名、そして今回の三重会議の実行委員長を務める障害当事者の谷井亨さん。 ―― まず谷井さん。非常に重い障害を負ったわけですが、それでも働こうと思ったのは、どういう気持ちからでしたか。 ―― 竹中さん、谷井さんの動きを見て来られて、どんな感想をお持ちですか。 |
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行政意識改革の トップランナー |
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―― 三重県では、北川知事になって、「行政の意識も変えて行こう」という動きが進んでいますね。 ―― 谷井さん、竹中さん。県の職員の方々とおつきあいしていて、どう感じていますか。 |
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行政とNPOの連携は情報から | |||||||||||
―― 「縦割り発想ではダメだ」というお話がありましたが、チャレンジドの世界も一般的には障害別、つまり縦割りです。プロップ・ステーションやペプコムは、そういう縦割りをスッとなくした組織ですね。 谷井 ペプコムには、視覚障害、肢体不自由、精神障害と、いろいろな障害を持った人が集まっています。でも、一般にはそういう横のつながりが全然無いんです。ペプコムを中心にそういう人との出会いが生まれて、雰囲気が変わって来ています。 障害の違いによっても考え方が違うんだなということに気づいて、助け合えるところも見えて来ました。それを上手く使えば、社会の中でのあり方も全然違ってくるのではないかと思います。 佐々木 いま私たちは、先ほど申し上げた発想の転換で、「どうやったら生活者のニーズを把握できるか」と考えるようになっていますが、本当のニーズをつかむのは難しいんです。そんな中、谷井さんたちは障害者の方々の横のつながりを持っていて、そのニーズを把握できる状態になっている。私たちとしては、そこに行っていろいろ話を聞けばニーズをつかみやすいわけで、施策を組む上でとてもありがたい。 竹中 それは、気づいている、いないに関わらず、まさに「NPOとの連携」のことをおっしゃっています。自治体の職員の方々が「ここのNPOと組んだら、こういう情報が入るな」といった感覚で動くことが、実はこれからの行政の大きなテーマである「NPOとの連携」につながるんですが、それが自然に進んでいる感じがしますね。 これは大きな変化です。何しろ、いわゆる”お上”の方から出向いて行って話を聞くなんてことは、これまでほとんどなかったわけですから。 |
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三重から日本が変わる! | |||||||||||
―― 県のスタッフの方々に、一言ずついまの思いをうかがいましょう。 ―― 最後に谷井さん、竹中さん、CJF三重大会へのメッセージを。 |
第6回CJF日米会議のゲスト、 |
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昨年のCJFでゲストに迎えたCAP理事長のダイナー・コーエン女史から、プロップステーションに次のようなメールが届いた。 ● 去る6月19日に私のCAPセンターにブッシュ大統領がお見えになりました。 |