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特別メッセージ
全国5知事からのチャレンジド・ジャパン・フォーラム
2000日米会議期待と参加の決意
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プロップの主旨に賛同した岩手、宮城、静岡、三重、高知県知事参加によるセッション が、8月31日14時よりCJF会場内で行われる。
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CJF2000開催を前に、各県知事よりメッセージをいただいた。
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岩手県知事 増田寛也
地域システム構築が社会全体の豊かさに
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チャレンジド・ジャパン・フォーラムは、情報技術を活用したチャレンジド(障害者)の経済的・社会的自立を議論するきわめて今日的な試みであり、また、ノーマライゼーションとリハビリテーションの理念の具体化を目指す新しい実験でもあります。
私は、チャレンジドが存分に能力を発揮し、自在に生きていくことのできる地域システムを構築していくことこそが、社会全体の真の豊かさにつながるものと考えています。
本県には北海道に次ぐ広大な面積や寒冷な気候、中央との時間・距離の制約などさまざまな壁がありますが、県民の英知と新しい情報技術によってこの壁を乗り越え、国際社会へ参加し、情報を発信していくことが21世紀へ向けた岩手のチャレンジドであると考えており、この度の会議の成果に大いに期待します。
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宮城県知事 浅野史郎
ITが道を開いたチャレンジドの就労
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CJFを知ってから、私の前の水平線がどんどん広がっていくのを感じています。チャレンジドとは神様から挑戦を受けている人、ITを使ってのチャレンジドの就労、そして今回は、国防とチャレンジドの就労との関係が聞けるらしい。
人間の尊厳ということを考えます。障害福祉の仕事は、決して「あわれでかわいそうな障害者に、何かいいことをしてあげること」ではないということはわかっていたつもりです。でも、どうやって障害者に尊厳を保証するのかの道筋については、無知に近い私でした。
方法はあるのです。ITが道を開きました。チャレンジドを世の中の中心に置こうという強い意志と、人と人とのつながりが道を大きく広げました。CJFの果たした役割もきわめて大きいと思います。
前回の開催地から、新しい展開を求めて、再び参加します。CJFに栄光あれ。 |
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静岡県知事 石川嘉延
ユニバーサルデザインの考え方を県政に
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コンピュータネットワークを活用して障害を持つ人の情報通信に関する技術、技能を開発し、就労の機会を拡大する活動を続けているプロップ・ステーションが、全国に向けてそのメッセージを発信するフォーラムが近づいてきましたが、今年はどのような話が交わされるのか楽しみにしているところです。
静岡県では、ユニバーサルデザインの考え方を県政のあらゆる分野に取り入れ、年齢、性別、障害の有無などを越えて、すべての人が自由に活動し、いきいきと生活できる、「快適空間しずおか」の創造を進めています。
今後、情報化がますます進展する中で、障害を持つ人にとって、コンピュータを始めとするITは社会参加や自立を図る上で非常に有効な手段になることは確実です。
本県でも昨年、「障害者マルチメディア情報センター」を開設するなど、障害を持つ人のマルチメディア活用支援を一歩ずつ進めているところであり、プロップ・ステーションの成果はこの上ない刺激になるものと期待しております。
今後のプロップ・ステーションの先進的な取り組みのより一層の拡大と、本フォーラムの成功をお祈りします。 |
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三重県知事 北川正恭
CJFが生み出すネットワークに期待
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「第6回チャレンジド・ジャパン・フォーラム(CJF)2000日米会議」東京大会開催おめでとうございます。
今まさに工業社会から情報社会へと転換していく中で、CJFは、1996年からスタートし、チャレンジドの自立を支援するため、全国の産・学・官・民・チャレンジド等さまざまな人々が情報通信のインフラ整備、ITを活用した就労などについても議論する場として活用されてまいりました。年々増えつつある参加者の方々がこの場の情報等を共有し、支援し合うことにより、効果的なネットワークとして、さらに発展していくことを期待しています。
本県においても、高齢者、障害者の就業機会の拡大にもつながる「志摩サイバーベース・プロジェクト」などを進めることを通じて、チャレンジドの自立に寄与したいと考えています。
東京大会の開催にあたり、関係者のご努力に深く敬意を表するとともに、本大会の成功をお祈りします。 |
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高知県知事 橋本大二郎
プロップ・ステーションの理念を継承した事業展開
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今日の社会のキーワードであるITは、連日マスコミにも取り上げられ、この言葉を耳にしない日はありません。ITの発展が産業構造や社会のしくみに劇的な変化をもたらし、私たちの生活をも変えていきます。それは、これまでの固定観念や価値観を覆し、新たな可能性を創造します。
このことにいち早く気づき、IT社会のパイオニアとして実践してこられたのがプロップ・ステーションのチャレンジドの皆様です。このプロップ・ステーションの目指す新たな社会システムづくりの理念は、高知県の情報化プロジェクト「こうち
2001 プラン」で取り組んでおりますチャレンジドの社会参加実験「マイセルフネットワーク」事業にも継承されています。
意欲を持つチャレンジドの方々が活躍できる場の確保、例えば雇用制度の整備などを国レベルで行うことが、今後の課題です。本フォーラムが、その課題解決の第一歩となることに大いに期待しています。
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