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ノーマライゼーション 障害者の福祉 2000年8月号より転載 |
1000字提言 |
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皆さん、こんにちは。プロップ・ステーションのナミねぇです。 プロップが大阪府下養護学校情報教育推進プロジェクトを担当することになり、ハード、ソフト、回線などの提供を、日頃プロップの活動の主旨に賛同してくださる企業に呼びかけている、というお話を前回書きましたが、お蔭様で多くの企業のご支援が集まり、二学期から正式にこのプロジェクトが動き出すことになりました。 このプロジェクトで行う予定になっているのは、まず、プロップに大容量のサーバを置き、各学校をインターネット常時接続回線で結びます。このネットワークを使って、養護学校の情報教育や進路に必要な情報を提供する、さまざまな障害のある児童生徒に適した教材を、先生方と意見交換しながら開発する、サーバに各学校用のセキュリティのかかる領域を確保し、学校単位の打ち合わせなどができるようにする、先生や父母を対象としたインターネットのモデル授業を行う、家庭からもアクセスできるような場を設け、進路や自立に関する家族からの相談に応じる、チャレンジドやサポートする人たち、家族にとって必要な製品情報などを、いち早く企業の協力を得て提供する、その他、プロジェクトに必要と思われることは、なんでもやっちゃう! という、実にNPO的な「タブーなきプロジェクト」です。 今、支援企業からのハード、ソフトが続々プロップに送られてきており、すべてのハード、ソフトを技術ボランティアの手でインストールした後、各学校に無償貸与するために送り出します。このプロジェクトで必要とされるピアカウンセリング、教材製作、ネットワークのメンテナンス、モデル授業講師、情報検索などの仕事は、在宅のチャレンジドが中心になって行います。すでに、このプロジェクトのために検索チームが作り上げた情報提供のページが、プロップのホームページの中にできていますので、ぜひご覧ください。「はあと」というタイトルのリンク集です。(http://www.prop.or.jp/heart/index.html)。 最後にこのプロジェクトにご支援くださった企業名を揚げ、心から感謝を込めて、プロップからのレポートを終わりたいと思います。
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(たけなかなみ 社会福祉法人プロップ・ステーション理事長) |